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2020年4月30日

【山口県の滝データ】柳井市・中山の滝(鳩子の滝)

柳井市日積中山
落差 10M



銭壺山を源にする鳩子川にかかる滝。 

以前から「中山の滝」の存在は知って居たんだが なかなか位置がつかめず諦めかけていたところ、このサイトのお客さんであるawさんが掲示板に寄せてくれた情報と その情報を元に現地確認をしてくれたじんじんさんのレポで ようやく確認することが出来たぞ。

国道437号を中山方面に進み、「あそか園」という老人ホームが第一のチェックポイントとなる。 100Mほど北上したあたりのT字路から右折してコンクリート舗装されたクソ細い道をトコトコと1キロほど進むと右手に橋の掛かった小川が現われる。ちなみにこの道は一応セメントで舗装はされているが 路肩は無いし 対向車が来ればアウトだし 傾斜もきつく戻るときには狭い道での方向転換を求められるんで 軽自動車の4輪駆動車を推奨。

ここにある最後の民家で道が分かれているが 左の急勾配の坂を登り小橋を渡ると車道は終わり ここから50Mほど歩いていくと大師さまが祀られた祠と「やないの名木」という看板の掛かったタラヨウの巨木群があって 滝はこの下に流れている。



上段が4M、下段が6M、その下に斜瀑と渓流瀑が続き 全体では3~5段、20M程度の規模か。 形は整っていてなかなかカッコ良いし 存在感もある。

周囲の状況からみると何かしらの集落との関わりというか 山岳仏教の匂いと言うか、滝に宗教っぽい痕跡が感じられる。想像でしかないけど ココは昔の峠道、もしくは遍路っぽい習慣があったのかもしれないな。

2020年4月29日

MAVIC MINI 初フライト!

さて、例年なら今日から本格的にGW、ということなんだが 今年は・・・まあ仕方あるまいなあ。

特にお出かけの予定も考えてなかったが 朝から素晴らしく晴れ渡り なおかつ風もほとんどなかったんで、先のわしの生誕祭に定額給付金にあてこんで購入した例のブツの試験飛行を行ってきたぞッ!その物体とは・・・



( ゚Д゚)クワッ!!

DJI社の小型ドローン、「MAVIC MINI」じゃ!

ドローンそのものは正直言って前々から興味がなかったわけでもないが 今一つ買う勇気がなかったのは まず わしが昔からラジコンとかゲームとか楽器とか 指さきでチマチマと操作する類のものが苦手だという不器用な点が一番大きいかな・・・

あと 友人TARO先生が既に何機もドローンを所有しているんで 仲間内で何機も持ってても仕方ないということもあったし・・・それとTARO先生が一番最初に購入したトイドローン初号機が試運転の数分のフライトで風に流されて墜落して あっと言う間に還らぬ人(?)となった事件を間近に見た、というトラウマもあったしなあ。



これが今回購入したMAVIC MINI。

わしの用途としてはキャンプはともかく、やはりザックに入れて山に持っていくことが前提だったし いちいち航空法を気にしてまでメンドクサイ事はしたくなかったんで 航空法に引っかかる200グラムを切ったいわゆる「トイドローン」を所望していたのだ。

ただ トイドローンはその軽さ故、標高の高い山に持って行った場合 風に流されて使い物にならないんじゃないか?という葛藤もあったわけだが、



ドローンそのものの進化も凄いが トイドローンの進化もすごくて このMAVIC MINIはGPSが付いていてちょっとくらいの風なら自分の位置を見失わないらしいし 自動帰還とか自動モーション撮影とか便利な機能が付いているらしい。

GPS機能付きのトイドローンなら他にもあるんだが、折りたためて登山にも持っていけそう、そしてやっぱりDJIというブランドの安心感がこの機種を選んだ理由じゃ。

機種的にはそうなんだが、購入をためらっていたのを急に覆したのは やっぱり「GWにどこにも出歩けない」というのと「定額給付金」という2大要因があったから。これが無かったら やっぱり買わなかったんじゃないかなあ・・・



室内では何度か起動させたんだが 結局 狭い室内ではゆっくり上下に動かして向きを変えるくらいしかできなかったんで 今日は団地の裏の田圃地帯で思いっきり飛行させてみたぞ。

ここなら障害物もない平野が数百メートル先まで広がっているから トンビに襲われでもしない限り事故は起きまい(´▽`)



とりあえず静止画やクイックショットの4パターンの動画撮影などをしてみたが、初めての飛行でやたら動きがカクカクしているのは仕方ないか・・・高度もトイドローンなら30Mくらい上昇すれば御の字と思っていたから 目視で見えなくなるくらいの高度まで上がれば満足じゃ。

ホントはここで撮影した画像と動画を載せても良かったんだが 正直わしは自分がインスタ映えする容姿とは思ってないし 「団地の裏の田圃」というキーワードで画像を組み合わせれば個人情報がほとんど晒されてしまうから上の写真だけで勘弁していただこう。

これだけでも判る人が見れば何処の場所なのかはバレバレなんだけどな・・・

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と、いうわけで とりあえず素人でもムリさえしなければ墜落する危険性もかなり低そうなんで おいおい実践投入していく予定だが、、、
なにぶん齢55ともなると視力が落ちてくるからトイドローンだとすぐに見失ってしまうし 指先の反射神経も鈍っているからスピードを出すと何にぶつけるかわかんないし 余程慣れるまではダイナミックな作品はできないと思ってくだされ(つД`)

滝とか山の中とか とりあえず撮りたい対象として考えているスポットはいくつかあるんだが やっぱり山の中とか沢の上とか 車で行けるような場所は考えてないから コロナ騒ぎが落ち着くまでは田圃エリアでの飛行訓練しかすることがないかなあ・・・

【山口県の滝データ】柳井市・岩尾の滝(観音滝)

柳井市(旧大畠町)大字神代
落差 15M



大畠町の国道188号から437号に入り、小道を降りたところにある岩尾山光明寺にある滝。33の観音様が周囲に祭られていることから「観音の滝」という別名もあるんだそうな。左の写真はそのひとつ。



ここにはメインの「雄滝」のほかに「雌滝」「白糸の滝」「住吉の滝」という3つの滝があるらしいが、我々が訪れたときは他の滝に行くルートが通行止めになっていて しかも雨も降っていたんで諦めてしまった。雌滝はなんとなく上から見えたような記憶もあるんだが たぶんアングルが良くなかったからだと思うが 画像は撮っていない。

※文章は公開当時の原文ママ。
後日 何度か訪問して鑑賞しているが その際撮影した画像の保存場所がわからないので追加記事はありません・・・

2020年4月28日

【山口県の滝データ】柳井市・黒崎の滝

柳井市阿月
落差 20M

この滝は掲示板に書き込まれたじんじんさんの情報を元に探り出すことに成功した一品だ。



室津半島の柳井と上関の境、柳井から行くと相浦集落の少し手前の「黒崎」と呼ばれる岬手前のカーブにこの滝が落ちている。路肩に2,3台の駐車が可能。

落差は20Mほどらしいが 雑草に隠れていて道路から見えるのは中段の一部のみ。 草を掻き分けて近づくと下段の半分は見ることが出来るが やっぱり全体は見るのは無理っぽいな。



この滝に関しては ほとんど文献も無くて 現地でも説明も解説も無いから ほんとにこれが「黒崎の滝」なのかは若干怪しい部分もあるが、水量は少ないものの 想像以上に滝っぽかったし 他にそれっぽい場所もなさそうなんで たぶん間違いないと思う。たぶん。

せっかく周囲に広い空間があるんだから もう少し草刈などをして憩いの場所にできたら良い様な気もするんだが 今の状態では(特に夏は)マムシの危険度が高そうなんで ちょっと近づくには勇気がいるかもしれないな。

【滝アーカイブ】山口県・東部(岩国市)の滝

平成21年4月現在、資料等で存在を確認している滝の一覧。
赤の項目は清水秀登先生著「防長四十八滝」リストの滝。
リンクのない滝は未訪問
※印は特に名称のない滝

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2020年4月27日

【山口県の滝データ】岩国市・ウオキリ滝

岩国市錦町大野
落差 15M


旧・六日市との境に近い大野川上流に流れる滝。 これも今まで存在すら知らなかったんだが、教えてくれたじんじんさんに感謝じゃ。

国道187号の大野集落、落合のバス停付近から小橋を渡って そのまままっすぐ進めば中津川に沿った形で林道が延びている。だいたい1キロ半くらい進んで2つ目の小橋の右下、杉の植林地帯の奥に二又に分かれて優雅に流れ落ちている滝が見える。これがウオキリ滝だ。落差は目視でだいたい15Mくらいか。(ちなみに この上流にも5mくらいの小滝があり)

「防長四十八滝」には「中津川F1」という表記で中津川の滝のことが書かれているが、それには落差10Mとなっている。この滝も厳密に計測すればそのくらいの落差かもしれないが 本で紹介されているF1がこの「ウオキリ滝」と同一のものかどうかはイマイチ不明だ。

錦町は山に囲まれている環境もあって あちこちにこのような無名に近い知られざる滝が隠されている。この滝の源流は平家ヶ岳にあたるようだが、一般的な登山ルートとは全く逆の方向に流れているんで 一部のハイカーや土地の人だけが知っているような存在だったらしい。その割に林道が滝のすぐ傍まで延びていて アプローチは場所さえ知ってれば比較的簡単だと思う。
ただし観光ナイズは全くされてないから知っている人も少ないと思われるが・・・

あと周囲が植林地帯で林道からでは木立に邪魔されて趣きが半減するし、ヘビや虫に怯えながら滝つぼに近づいても弁当広げてくつろげるようなスペースも余り無いから 女性や家族連れには不向き。これが思いっきり秘境に流れていれば 見つけるだけでもそれなりに価値を見出せるが そういう意味では中途半端な感じがして少し可哀想な存在かな?

・・・せめて わしのような偏った滝ファンがたまにやってくるのが救いだろうな・・・と、でも言っておこう。

【山口県の滝データ】岩国市・真琴の滝 / 無名滝

【真琴の滝】

岩国市錦町大字宇佐
落差 11M


宇佐、高根地区の住宅地の路地を入ったところにある滝。民家と民家の間に落ちているんだが 上部に何やらタンクみたいなものが見えるし 正面にはコンクリの人工物もあったりして趣は皆無。

良い名前が付いているんで 昔はそれなりに人との関わりがあったと思うんだが、時代とともに埋もれていく滝もある、ってことだろうな・・・

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【大原の無名滝(仮称)】

岩国市錦町大原
落差 10M



Yさんご夫婦に教えてもらった 大原地区の無名滝。

これは「霧降の滝」にむかう途中の崖の下に流れているんだが、道路から川まではかなりの落差があるんで 音でも気付かないと思うし、やっぱり知ってないと拝むことは出来ないと思うぞ。



霧降の滝に向う途中の この看板とミラーのあるところから雑木に覆われた斜面をずるずると降りていくと この滝は現れる。段々に水が流れ落ちているが 落差は10M程度か。ただ 岩の形が面白いんで水の流れも変化に富んでいる。

その複雑な岩の形が災いして 滝の全景を見ようと思えば真正面ではなく 少し崖を登ったところから見下ろすようにして眺める必要がある。

この日は水量はまあまあだったが、なぜか豪快に電柱なんかが滝の横に流れ落ちていたな・・・・倒木が滝の景観を邪魔するパターンは多々あったんだが、さすがに電柱が流れているパターンは初めてみたな・・・

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【宇佐の無名滝(仮称)】

岩国市錦町宇佐
落差 15M



 寂地峡に向う国道434号、宇佐の集落から少し上流の宇佐川に流れ落ちている支流の沢の滝。
これは道路からは死角になるんで 寂地峡から宇佐郷に向うルートでないと発見は難しいと思う。 川の反対側にあるんで間近に拝もうと思えば 「畑原建設」の資材置き場裏にある会社所有と思われるロッヂまで(コッソリ)行かなくてはならないが・・・

この滝は山口県の滝好きにとっては 割と「知る人ぞ知る」という存在で、滝そのものもなかなか形はいいんだが、それよりその正面にあるギザギザの岩のインパクトが強い一品だ。

このギザギザ岩のせいで滝つぼが見えない、という意見もあるだろうし、この岩があるから個性が光る、という見方もあろう。どちらにしても存在感はなかなかで 名前の一つもあってしかるべきだ、という気がしないでもないな・・・。

2020年4月26日

【山口県の滝データ】岩国市・木谷峡の滝

岩国市錦町広瀬

別名もみじ峡といい、源平合戦の哀史を秘めた木谷川沿いに広がる峡谷です。
 秋の紅葉はひときわ美しく、鹿落の滝をはじめ、平家落人伝説の平家屋敷跡、木谷川・錦川の合流地点には2000m2に及ぶ一枚岩の「猿飛の石庭」があります。
 緑地環境保全地区に指定され、その自然のおりなす峡谷美はとてもすばらしいものです。
 平成7年全国水源の森百選に指定。

※文章は掲載当時(ダム工事開始前)のままのため 現在では立入禁止等の処置により鑑賞できないものもあります。

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【初瀬の滝】
落差 18M+20M+10M

初瀬の滝・メイン
木谷峡に入ると一番最初にある滝。
道路から少し奥に入るんだが この滝の水が道路の下をくぐって木谷峡本流に合流する地点にも小さい滝がある。 でもこのメインの滝の上にもう一本 20Mクラスの滝があることまでは頭に入ってなかったんで見逃してしまったな・・・今度来るときは忘れないでおこう。

【追加情報 06.04.01】

と、いうわけで ウカウカしていたらダム工事でしばらく通行止めになりそうなんで さっそく上の滝も拝んできたぞ。


初瀬上滝
さらに上の2段
メインの滝も正統派のなかなかカッコいい滝なんだが、滝下の右側から上に伸びている細い道があるのがわかる。下から見たら滝の水を溜める水槽のようなものが見えるが、トコトコ登ってそれを超えると「初瀬上滝」と呼ばれる2段の滝が現れる。
少し扇形に広がった形をしていて なかなか趣のある素晴らしい滝だ。少し残念だったのは 倒木が多いし山肌も崩れかけていたんで、どうやっても上の末広がりの滝の真下に近づけなかったことかな・・・

先ほどこの滝まで登ってきたケモノミチは ココから上に向かうには少しわかりにくくなってはいる。初瀬上滝を横目に見ながら巻いて上がると その上にさらに2段になって落ちている斜滝がある。2つあわせて落差は10Mというところだが、これも正統派のなかなか綺麗な滝だ。
これを2段と数えると 初瀬の滝は「上段の上」の2段、「上滝」の2段、「下滝」、の五段構造ということになる。初瀬の滝から下の「城の宮淵」に流れ込むところも滝と考えると 結局何段になるんだろうな?

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2020年4月25日

定額給付金前提日記

と、いうわけでまた何もできない週末を迎えるわけだが・・・

そろそろ十種ヶ峰の山シャクヤクも咲きそうだという話も聞くし 俵山のシャクナゲも見頃らしいんで 例年だといろいろとお出かけの計画を練るんだが、世の中「ステイホーム」の掛け声に逆らうと何を言われるかわかんない雰囲気だしなあ。
志村けんもショックだったが 事前に病状に関して全く情報のなかった岡江久美子もかなりのショックだったぞ。

この週末は天気も良さそうだし 何処かに行きたい気持ちは当然あるんだが、、、
今は我慢するしかあるまい。

週末はともかく、GWに何も予定が立たないのは痛いよなあ・・・今年は九州の山と温泉巡りを考えていたんだが 山岳協会が「山に行くな」というし キャンプ場や道の駅みたいな施設も軒並み休業、あるいは閉鎖処置をされているし 温泉施設すら営業を見合わせているところが多いし。

GWにそういう行楽関係の施設が一斉に休むという事態は過去経験したことがないし、関係業者にとっては致命的なダメージだと思うが 三密を8割減らそうと思えば 活動自粛期間がGWという時期が重なるのは医療の専門家から言わせれば確かにこれ以上ないチャンスなんだろう。そこは理解して協力するしかないのはわかっているんだがな。

で、お出かけできないとなれば 代わりに何かGWの時間を一人で過ごせるようなことを考えなくてはならないわけだ・・・


【山口県の滝データ】岩国市・どうどうの滝(ドードーの滝)

岩国市錦町宇佐郷
落差 8M



宇佐郷の高根支所のガソリンスタンドの裏から伸びている「道立野」集落に行く道を登っていき、岩の崩落と半分崩れている砂利道をトコトコ進むと カーブのところに流れ落ちている滝。

この滝は道立野川に掛かっているのだが 道路からは死角になっていて 知らないと発見は難しい。これも当然 Yさんご夫婦の案内が無ければ到底拝むことは出来なかっただろうな。



道路のカーブの急斜面。

ここから降りていくらしいが・・・一応は植林地帯みたいで そんなに歩きにくいわけではないが やはり茨やタラの木なんかがポツポツあるんで軍手は必要かな?



急な斜面を降りると 岩陰にこの滝は流れ落ちている。落差はそんなに無いが渓谷の岩も味があるし、名前のごとく「ドゥドゥ」と激しい勢いで なかなかの迫力じゃ。



この写真は滝つぼに近づくAさんなんだが、人間と比較すると規模がだいたい推測できるんじゃないかな?

ちなみにこの滝を正面から見るには 川を渡らなければならないんで 長靴はあったほうが良いだろう。滝の対面には申し訳程度の陸地があるんで そこくらいしか撮影ポイントはないかもしれないが・・・

2020年4月24日

【山口県の滝データ】岩国市・霧降の滝

岩国市錦町大原
落差 24M,15M,26M



錦町の大原地区には宇佐川をはじめとする いくつかの枝分かれの川があるが、そのうちの一つに掛かる滝で 山口県では比較的 形の良い部類に入る一品。県内の滝愛好家にはなかなか評判が良いらしいが 一般にはそれほど知られてない存在らしい。

実はこの滝に向かうルートは友人いしに連れてこられたんで 詳細な位置まではあんまり覚えていなかったりするが、資料に拠れば国道434号線から県道59号線に入り 小さな看板に書かれている方向へ約4キロちょい進むと滝つぼへ向かうケモノ道ルート入り口に到達するらしい。

この「川に下りるルート」というのがかなり曲者で 靴とか服装とか それなりの装備をしてないと危険かも。 山道は藪と崩れやすい土砂の連続で 赤いテープを目印にしても迷いやすいし 滝つぼ付近の岩はコケが生えていてズルズル滑る。 この川の手前の岩場で友人いしは足を滑らせて怪我をしてしまったんで そのまま病院に直行してしまったからな・・・

あと、季節を選ばないと マムシやクマの危険も十分に考えられるから なるべく単独行は避けたほうが良かろうな。

ちなみに その時はわしも下調べをしてなかったんで詳しくは知らなかったんだが この霧降の滝は「明滝」「暗滝」の2種と もう一本の滝が存在しているんだとか。 この写真の滝はメインの「明滝」だが ネットにある写真で見る限りでは「暗滝」も落差は少し短いものの、2条の綺麗な滝らしいんで コレも機会があれば再度挑戦したいと思っているぞ。

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2020年4月23日

【山口県の滝データ】岩国市・洞堂の滝(ドードーの滝、ドードの滝)

岩国市錦町宇佐郷
15M



島根県との県境、深谷大橋の直下を流れる深谷峡を1キロ程度遡ったところに流れ落ちている滝。 

この深谷峡は沢登りで有名なスポットらしいんだが そのハイライトといえるのが このドードーの滝だ。 
川全体が滝となって流れているんで 調子の良い時は まさに名前の通り ドウドウと水が流れていて そのスケールは圧巻だ。

この滝も名前は知っていたんだが 今回 YさんAさんご夫婦に案内されて ようやくその一部を拝むことが出来たぞ。 

この日は水量がそれほど多くなかったんで一見 大した規模では無いように見えるが 普段はこの位置からでも 横から流れ落ちる水流を見ることが出来るらしい。実際 次の週にわしが単独で写真を取り直しに来たときは ものすごい轟音と迫力で近づくことが全く不可能だったからな・・・(←意味なし・・・)



「一部を拝むことができた」というのは この滝が何段にもなって90度に曲がって流れ落ちている上に 行く手をさえぎるような巨大な釜をたたえているから、というのが原因だ。

上の写真がこの滝のメインの釜。水は恐ろしく澄んでいるが 深く 周囲は断崖絶壁と囲まれている。さらにこの上に巨岩に囲まれたメインの落差があるんだが 近づくことが出来ない上に雑木で隠れているんで撮影も難しい。



これが苦労の末に撮影した滝のメイン部分の様子なんだが・・・やっぱり何がなんだかサッパリわかんないな・・・

この滝の全貌を見ようと思えば 本格的な沢登りの装備が必要で 少なくとも滝つぼで泳ぐ覚悟は必要だ。
ネットでは沢登のサイトで画像を公開しているサイトもあるが、興味がある人は勝手に調べてくだされ

沢登をしないで ちょっと滝だけを見たいという人は 道路から釣師がつけたケモノミチがあるんで それを辿っていけば一番上の写真のような滝の落ち口は見ることが出来る。

深谷大橋そばの初見から「長瀬峡」にむかう道を進むと しばらくカーブの続く植林地帯のなかを走るようになる。そのカーブが終わって道が開ける部分から500Mほど戻ったカーブミラー付近に川に下りるケモノミチがある。



ここがその入り口。ちょっと(と、いうか かなり)判りにくいが どうしても判らないときはミラーの隣に立っている電柱に「深谷(幹)210」という番号が付けられている事を覚えておこう。



ここからケモノミチをずんずん降りていって 途中 昔の水路のあった開けた道に出くわすんだが それは歩いていっても滝に近づかないんで無視して直下行するべし。ヒーヒー言いながら進んでいくと 洞堂の滝の最下段に到着だ。

苦労する割に滝はそれほど見れないんだが、水の美しさと釜の大きさはなかなか見せるものがある。藪の中を進んで滝に近づくと 藪越しに滝は見ることが出来るが 危険との対価は見合わないと思うぞ。 できれば真夏にデイキャンプがてら 川で泳ぐことを前提に再度来てみたいな。

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【山口県の滝データ】岩国市・長瀬の滝

岩国市錦町深川雙津峡
落差 1M


良質なラジウム泉の湧き出ることで有名な雙津峡の渓谷内の滝。 滝というより渓流で落差は1M程度。

雙津峡温泉からテクテクと渓谷の遊歩道を進み、1キロ程度進んだところで二又の道を左に取る。その分岐から歩いて5分くらいで「長瀬の滝」と書かれた看板があるから場所は簡単にすぐに判るが 周囲には「滝」といってもおかしくないような沢が何箇所かありながら そちらには何も名前が無く あえてココが「滝」として記されているのは何故かしら?確かに独特の雰囲気の岩肌を流れ落ちる様は面白いとは思うのだが・・・

ちなみにこの雙津峡、わしはノンビリ歩いて観賞したんだが、この長瀬の滝付近はちゃんと舗装されているんで車でも行くことは出来る。渓谷の最後まで歩いたわけではないから その先は反転できるような広い場所があるのか 行き止まりなのか どうなっているのかは知らないけど めんどくさかったから行かなかったな・・・

2020年4月22日

【山口県の滝データ】岩国市・竜ヶ峡の滝(焼山谷F17 他)

岩国市錦町宇佐
落差 15M

F17
寂地峡にある滝百選・五龍の滝遊歩道を登りつめ、木馬トンネルを抜けると龍生橋の先から「竜ヶ岳霊場への遊歩道」と「右谷山登山道」に分かれるのだが、左に進むと片道約2時間半で「右谷山」に向かうコースとなる。
この登山道は寂地峡五龍の滝の上流、「竜ヶ岳峡」とか「寂地峡本流」などと言われているが 焼山谷と呼ばれる渓谷に沿って登るコースとなる。このコースにはちょっとした釜を持つ小滝がいくつもあって 渓流も美しい。沢の両側が切り立った崖のゴルジュ地帯となっていて、分岐点から約800Mくらい進むと そのゴルジュの終点となる崖に長さ20Mくらいの滝が流れ落ちているのがわかる。

遊歩道の案内板には「滝」としか書かれていないが、位置や記述から考えて「防長四十八滝」に書かれているNO.26、焼山谷F17は これではないかと思う。遊歩道からでは木立に邪魔されてしまうが 沢にも簡単に降りれそうだし 滝の正面の丘にはベンチなんかも置かれて休憩スポットになっている。

「水車小屋跡」付近の無名滝水量は細いが落差8~10Mくらい
ちなみにこの右谷山遊歩道にある沢は 昔は水車小屋やわさび畑があったようで、きれいな沢ももちろん楽しいが いくつもの名もない滝が見受けられた。 


「水車小屋跡」と「タイコ谷」の中間にあった無名滝。 意外としっかりとした形になっていて 落差は15Mくらいか?
滝の近くには たいていベンチが設けられていて休憩できるようになっているのだが、名前らしきものが何処にも書かれてなかったので詳細は不明。

2020年4月21日

【山口県の滝データ】岩国市・宇佐大滝

岩国市錦町宇佐
落差 28M
道路から眺める宇佐大滝
寂地峡・五龍の滝に向かう手前、高速道路下のカーブのところに落ちる大滝。 水量も多く なかなかカッコいい形をしているんだが 場所が悪くて見逃しやすいこと、車を止めるスペースはあるが バスなんかが来たときに離合しにくくなること、道路の上からしか拝むことができないこと、、、などの悪条件のため イマイチメジャーになれないのが悲しいな。

道路わきには観音様が祀られているんだが 肝心の「宇佐の大瀧」と書かれた看板は ひん曲がっているんでよく見えない。観光地図に載せているくらいだから もう少し駐車スペースとか遊歩道とかも整えてもらえたら嬉しいんだがなあ。

ちなみに「防長四十八滝」では この滝の正面から撮影した写真が掲載されていて、解説によると「100Mくらい下手のガードレールあたりから谷底に降りることが可能」とか書かれていたが、ちょっと探してみたけど どう見ても命がけになると思われるんで それなりの専門的な装備がないと無理っぽいぞ。

【追加情報 H18.05.06】
平成18年のGW、ネットで知り合ったAさん・Yさんご夫婦に案内されて ついに念願の宇佐大滝の正面の姿を拝むことが出来たんで ちょっと紹介しておこう。



宇佐大滝は通常、道路の上から眺めるしか手段が無いんだが、100Mくらい下流に進んでいけば 川の流れがカーブを描く付近で下に降りるあぜ道を見ることが出来る。

と、いっても やっぱりほぼ垂直の岩の崖を降りることになるんで ロープ無しでは川まで降りることは出来ない。 下に降りずにここで済ませるなら 木陰越しに上の左の写真のような風景を遠目になら見ることが可能。



さすがに水量がある滝なんで 滝周辺のマイナスイオンは おそらくは県下一のかなりのもの。晴れていてもまるで小雨状態だ。高級なカメラなら防水対策をしっかりしておかないと泣きを見るぞ。

滝の正面には数メートルの高さの岩があるんだが そこに上れば丁度良い観賞台となって 右の写真のような大迫力で綺麗な2条の滝の姿を拝むことが出来る。ただし いつも雨が降っているような状態なんで 岩にはコケが生えまくりツルツル状態。裸足でも滑りまくるんで 登っても降りることが難しいぞ。(←Yさんに助けてもらって ようやく降りることが出来たらしい・・・)

ゆえに宇佐大滝を正面から見ようと思うならば ロープ、フェルトつきの長靴、ヤッケなどの防水服、軍手などは必須だろうな。あと 何かあったときのことを考えて 単独での行動は避けたほうが良いかもな。

2020年4月20日

【山口県の滝データ】岩国市・木目の滝

岩国市錦町宇佐
落差 20M+30M

上の滝
右谷山から左側に流れている「浦石峡」の上流にある滝。
上の滝は落差は20M、ということだが ナメ滝状になっていて 長さは40Mくらいはありそうな感じ。この上滝の滑り落ちる一枚岩に浮かぶ水の紋様が木目のように見えることから この名前が付いたらしい。 本に書かれているように 確かに愛媛の滑床渓谷、「雪輪の滝」を小さくしたような感じで なかなか面白い形をしている滝だと思う。

下の滝はもう少し角度のついたナメ滝部と直瀑部分に分かれている。この滝の上部の落ち口に大きな窪みがあって 「大人の足跡」という名前が付いているんだそうだ。


下の滝

アプローチは宇佐神宮の前を道なりに進み、落石やでこぼこで荒れた林道を3キロ少々進むと カーブミラーのところに「下木目の滝・大人の足跡」と書かれた看板があるんで そこから崖に向かって降りていく。
この崖を降りるコースが結構きびしくて 危なさそうなんで ちょっと度胸が必要かな?

【山口県の滝データ】岩国市・五龍の滝(竜尾の滝、登竜の滝、白竜の滝、竜門の滝、竜頭の滝)

岩国市錦町宇佐
落差 5+10M、8M,10M,15M,15M

登竜の滝
山口県と広島県の県境に近い「寂地峡」にある5つの滝の総称で 山口県唯一の日本の滝100選。 
竜ヶ岳から流れ落ちる滝を 細くて急勾配の遊歩道をヒーヒーと登りながら鑑賞する、という趣向なんだが さすがに滝に乏しい山口県にありながら唯一 全国区の滝と言うだけあって なかなか壮観だ。

意外なことに山口県の滝に関して記した「防長四十八滝」には この滝は外されているんで 「マピオン」の滝特集による解説を引用すると
「五竜の滝とは、寂地峡を落ちる竜尾、登竜、白竜、竜門、竜頭という5つの滝の総称。この5つの滝が落差200mを連続して流れ落ちる。遊歩道を歩けば全ての滝を一時間以内で観ることができる。奇岩怪石があることでも有名。駐車場からは徒歩4分。」
・・・とのことだ。

わしがこの滝を拝んだのはHPを立ち上げて間もない頃だったし、当時はまだ「メガピクセル」という言葉も使われ始めたばかりで 80万画素のデジカメを買うのが精一杯だったんで 写真もたいした物が無い。

錦町はココ以外にも滝がゴロゴロあるし、どうしても萩からだと距離があるんでなかなか行くことも出来なかったんだが これからおいおいと訪問する機会を増やして写真も増やしてゆきたいと思っていたりするぞ。

竜頭の滝
※文章は掲載当時のそのままをコピーしています

2020年4月19日

【山口県の滝データ】岩国市・犬戻りの滝・竜神の滝(犬戻峡)・鳥越の滝

岩国市錦町大字宇佐
落差10M+10M+10M


犬戻りの滝(犬戻十八滝)

寂地峡・五龍の瀧キャンプ場から車で「寂地林道」を進むと総延長が約0.8キロの「犬戻峡遊歩道」が現れるのだが この渓谷には「犬戻十八滝」なる滝があるらしい。 メインはやはり出口付近の「犬戻りの滝」で これは10M程度の滝の3段構造で成り立っている。

名前の由来は「犬ですら登れなくて戻ってくる」ということらしいが たしかになかなかの迫力のある面白い滝だと思う。わし的には「五龍の滝」一つ一つよりも こっちのほうがカッコいいと思うんだがな・・・

竜神の滝
こちらは説明板もなかったんでネットで調べたんだが、「竜神の滝」は遊歩道を進んですぐのところにある きれいな釜を持つ2段の滝。落差はだいたい15.6Mってところかな?単品としてはなかなか美しい形をしていると思うんで もう少し良い扱いをしてやっても良さそうだが・・・ 

犬戻峡から寂地峡キャンプ場に向かう途中の渓流の滝(名称不明)

【追加情報 H18.05.06】
わしは未見だったんだが この犬戻峡遊歩道には もうひとつ「鳥越の滝」なる滝がある。 
名前は知っていても それが何処にあるのか どうやってアプローチするのかは知らなかったんだが、今回、滝フリークのAさんYさんご夫婦と錦町の滝を散策する機会があったんで 連れて行ってもらったぞ♪

「鳥越の滝」は犬戻峡遊歩道の起点からすぐの場所にあって 竜神の滝の水がそのまま流れ込む形になっているんだが、崖と雑木に囲まれて通常では見ることが出来ないから 普通の人はなかなか気が付かないわけだ・・・

鳥越の滝
これが「鳥越の滝」
落差は10M程度だが 何と言っても蒼く澄んだ深い釜が印象的な一品だ。

この滝へのアプローチは「竜神の滝」の手前から雑木をかいくぐり、そこからロープを伝って崖を降りる必要がある。ちなみにロープは最低でも20Mは必要だぞ。あとは勇気を出して(自己責任で) レッツゴーあるのみ、だ!!

【山口県の滝データ】岩国市・滝山大滝

岩国市美川町大字南桑
落差20M

旧・美川町、椋野の駅から少し奥に入った「大滝」集落にある滝。 以前は無名の「知る人ぞ知る」存在だったが、最近になって地元の人によって椋野駅そばに案内板が設置されたようだ。 ま、だからと言って来る人が増えたかどうかは疑問だが・・・とりあえず迷わずに行ける様になったことは喜ばしい限りじゃ。

錦川鉄道・椋野駅の小さい案内板に従って細い道をトコトコ進むと 「ホントにこんなところに?」と 不安になったころに ガードレールに「滝山の大滝」と書かれた看板が立っているのが判る。滝はこの真下にあるんだが 看板が無ければ気が付かずに通り過ぎてしまうだろうな。
「滝山」という集落も「いかにも落武者の里」という感じで数件の民家しかないんだが、この滝のすぐ上には神社というか お宮が祀られていて 恐らくはこの滝を神様に見立てたものなんだと思うぞ。

上の滝
案内板には「5段の滝」という別名も記載されているが その名の通り 本滝の上流にはいくつかの流れがあって、一番上の直瀑、2つの釜つきの滝、岩をえぐるように本滝に注ぐ斜滝、そして本滝の五段構造となっている。

下から2段目の斜滝は急流で近づくことは出来ない。メインの滝も上から眺めるしかないように見えるが、看板のあるガードレールのひとつ下方向にあるガードレールの下は少々ザレ場だが雑木が生えているので それを掴みながら川まで降りることが可能。(あくまでも自己責任で)

滝山の大滝
滝もさることながら 周りの岩場もなかなかいい雰囲気で 上に道路が通っていることも忘れてしまいそうだ。 
本滝は下から見ても少し岩陰に隠れているし 小ぶりだが釜が結構深いので近づくことは難しそうだ。でも まあ許せる範囲かな?

2020年4月18日

【山口県の滝データ】岩国市・入野の滝(滝の観音)

岩国市周東町大字祖生
落差20M*2段



国道2号、玖珂から由宇に向かう国道437号を取り、山陽自動車道の高架をくぐり 十字路の次の丁字路を左に曲がる。まっすぐ進んで広域農道に突き当たるのだが その正面の家の横がこの「入野の滝」への参道になる。
広域農道に出れば付近に案内板があるし、住宅の横にも最近設置されたと思われる新しげな看板がある。駐車場には数台分のスペースあり。

この道はかなり細いし入り口も判りにくいとは思うのだが 農免道路を通るルートは未だに道路工事が進行中で 今後どうなるかがわからないし わしの所有する地図にもマピオンMAPにも記載されていないので ココでは割愛。

事前調査では この滝に至る道はマムシの危険が高い、ということだったんだが わしが訪問したときは遊歩道はきれいに草が刈られて それほど危険な雰囲気は無かったな・・・ただし 道を離れると岩場で水気も多いし、やっぱりマムシの危険はあると思う。

上滝
下滝
「滝の観音」といわれるだけあって 滝に至る遊歩道には地蔵様、観音様があっちこっちに祀られていて 非常に趣はあったな。こういう信仰対称になっている滝というのは県内にもたくさんあるんだが わし的にはココは信仰の場としてはなかなかカッコよくて「風格」と言う意味では県内で一番だと思う。 

滝は上滝と下滝の2段構造。 中腹にあるお堂の裏に斜滝である「下の滝」があるが やっぱメインは「上滝」かな。 両方とも落差20Mくらいの立派な滝で 存在感も個性も大。 観音様とのコラボレーションもバッチリで いかにもご利益がありそうな滝だったな。

2020年4月17日

【山口県の滝データ】岩国市・シャンシャン滝 ちょうの落としの滝

玖珂郡周東町大字獺瀬
落差15M / 16M(シャンシャン滝)
6M(ちょうの落としの滝)



周東町と美川町の境をなす物見ヶ岳中腹に落ちる滝。 

この渓谷は「宮杉峡」と呼ばれ 周東町を代表するハイキングコースになっていて、町のホームページやパンフレットにも「宮杉峡」「シャンシャン滝」の名前はキッチリと記載されている。
しかし 実際に「宮杉峡」を訪れる人は少なく それ以前に地図にも載っていないし道路には案内板の一つすらない。 

実はわしも以前、この宮杉峡にアプローチしようと試みて地元のおばちゃんや公民館の職員に話を聞いたんだが、数年前の台風で土砂崩れを起こしてしまい、それ以来 集落の中でも近づいた人はいないんだそうだ。また去年の台風でも倒木があったらしく 今はどうなっているのか良く知らない、ということらしい。

人が歩かなければ道も荒れる、とは言うが 結局 過疎と高齢化で山に入って林業や山菜取りなどの作業をする人がいなくなった、ということと 雑木を伐採して建材として利用できる杉を大量に植林したことにより 山の保水力がなくなった、ということの結果なんだろうな・・・。

わしは前回 林道の終点まで行ったんだが そこから先は道が二手に分かれていて どっちに進んで良いのかわからずにリタイアしてしまったのだ。その後 HPを読んでくださったA子さん(仮名)から 「林道終点からは左に進むのが吉」という助言を頂いたんで 今回 再びチャレンジすることにしたんだが・・・

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【山口県の滝データ】岩国市・すめらぎの滝

山口県玖珂郡玖珂町一の迫
落差 ?M



玖珂町の国道2号を岩国方向に進むと 幟がずらっと並んでやたらに賑やかな まるで戦国武将の砦のような店が見えてくるんだが、これが山口でもかなり有名な食事処「いろり山賊」。この滝はその店の敷地内にある人工の滝だ。(どうやらポンプで水をくみ上げているらしい・・・)

人工なんで滝としての評価はしないが アクセスの良さと雰囲気はなかなか。これが天然の滝だったら 県内でも指折りの景勝地なんだけどな・・・ま、仮に天然の滝だったら一民間企業が滝を取り込む形で店なんか作れっこないか。

この滝、「山賊の滝」とか「一の滝観音」とか色々な表記があるが、店の案内図によると正式名称は「すめらぎの滝」なんだそうな。 ちなみにこの「山賊」の名物は「山賊むすび」と呼ばれる巨大なオムスビと、鳥の手羽先焼き、そして皇牛(すめらぎぎゅう)という 山口県独自のブランド牛を使用した串焼きやステーキやバーベキューだったりする。

牛肉の名前がついた滝ってのもなあ・・・(-_-;)  まあ民間企業の作った人工の滝なんだから 勝手に好きな名前を付けても何も文句はないけど・・・