
長門峡の景勝地、「切籠切窓」。

右のでっかい岩山が「切籠」で左の尖った岩峰が「切窓」らしい。
かつては切窓にでっかい岩が乗っかっていて その岩の隙間が窓に見えたんだとか。いつ崩落して今の姿になったのかは知らないけどな。
その切籠と切窓の間には沢が流れていて そこには結構なレベルの滝が隠されているらしい・・・それがいわゆる「切籠切窓沢の滝」なんだが 今まではどうやってそこにたどり着けばいいのか 余程の沢登りのテクニックがないと到底無理だろう、と 鑑賞は半ばあきらめていたんだが・・・
やはりネットの時代になれば そういうところに行く人の情報も見かけるようになって、最近 滝巡りで参考にさせてもらっているAPHAKUSYAKUさんの滝訪問レポを見るに至り、これはいつかわしも滝を拝みにいかなければ・・・と思っていたのじゃ。
しかしながらネットを見る限り 難易度は結構高そうで躊躇していたんだが、マムシが出る前に・・・と、いうことで 今回実行に移したわけだ。なんだかんだで萩の実家からも近い位置にあるしな。
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滝橋から萩市側に渡ったすぐのところに「阿武川温泉」の看板がある。
この裏から切籠切窓、そして大原谷山とやらにアプローチするルートが延びている。

いちおうちゃんと階段が設置られているんだな。こんなルートがあると知ったのは 実はここ最近のことだったりするぞ。大原谷山なんて山の存在も知らなかったしな・・・

(;'∀') あ~、いかにも、だな・・・

谷筋をぐるっとまわって切籠切窓方面へ。

しばらく進むと赤リボンルートと青リボンルートに分かれる分岐が。
赤リボンルートは大原谷山へ向かい、青リボンは切窓の岩峰へ直接向かうルート。どちらを進んでも切窓の岩峰には到達できるんだが 一般的に難易度が低そうなのは赤リボンルートで正解だと思う。(安全、という意味ではない)
わしがそう言い切れるのは 青ルートをほいほい進んだからなんだが・・・

ガレの道をぐんぐん登る。
危なそうなところにはトラロープが付けられているが 誰が付けたんだろうか?

岩峰直下あたりに来ると 水の入ったペットボトルや箒、なにやら資材のようなものが置かれている場所に到着。ここから岩に書かれた矢印のほうに進むわけだが、

なかなか壮絶な急斜面だな・・・

大岩の間には板のようなものが設置されて どうやらクライマーのベースになっているようじゃ。

岩と岩の間に到着!

後方の岩峰。
ところどころハーケンが打ち込まれているぞ。

前方の大岩にはロープが・・・
足がひっかけられるように輪っかが作られていて 登ろうと思えば登れそうな気もするが降りてくる自信がなかったんで断念・・・
このまま来たルートを降りていくのも勇気が要ったんで 後方の大岩をぐるっと回り、イバラの道なき道をヒーヒー言いながら登って行くと・・・

「切窓」の展望台に到着!
前に見える尖った岩峰が たぶん道路から見える「切窓」なんだろうが 標高は後ろの大岩のほうがありそうだから こちらが山頂ということになるんだろう。たぶん。

県道が見えるな。「切籠切窓」の看板が設置されているあたりか。

滝橋方面。
凄い絶景だが さすがに足を滑らせて落ちたら即死だろうな・・・(;゚Д゚)
萩市長門峡 切籠切窓 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA