香住の町はやはり香住海岸のある海側のほうが中心街っぽいんで そちらに向かって車を走らせて 商店街に入ったところで・・・
後ろからパトカーが何かマイクで叫びながら付いてくるのに気が付いたぞ。はて?特にスピードも出していないし 下関ナンバーだから職務質問でもするのかな?
で、商店街では車を停める場所もないんで すぐ近くの交番まで行って取り調べを受けることに・・・
「はい、免許証を拝見させていただけますか~」
「あの~、私何かしましたか?」
「先ほど 踏切で一時停止をしなかったでしょ?青切符になります・・・」
「は?ちゃんと停まったと思うんですが・・・」
「いや、貴方がブレーキを踏んだのは私も確認していますが 車が完全に停止してないんでアウトです」
「えぇ~、ブレーキを踏んでいるのは確認しているんでしょ?それでもだめなんですか?」
「ダメです。あの踏切はいつも取り締まりをしているスポットなんですよ。知らなかったんですか?」
「あの、、、私 下関ナンバーなんですけど・・・知るわけないじゃないですか・・・」
いろいろやりあったが警察が一度「青切符を切る」といった以上 何を言っても無駄なのは今までの経験上判っているんで仕方なしに青切符を甘んじて受けることに。
いつも思うことだが スピード違反とか信号無視とか 明らかに違反をした自覚があれば素直に反省するんだが 自分に罪の意識がないと「運が悪かった」とか「罠にはめられた」という感想しか持てないんだよなあ・・・
警察も「今回は見逃しますから」とか温情を言えば わしも「これからは交通安全に気を付けよう」と心にしっかり刻むんだが、、、ノルマがあるのもわかるが 本当の交通安全というのは運転手にどれだけ安全意識を芽生えさせることじゃないのか、警察さんよ・・・(←何様?)
「ところで何処に行く予定でしたか?お急ぎでしたか?」
「いや、夕どきなんで何か食うところでもないかと・・・土地勘がないんで適当に探していたんです。インター出口にラーメン屋があるのは知っていましたが 他に何かないかな~、と。」
「じゃあ、私がどこか美味しいところを紹介しましょう。何か食べたいものはありますか?」
・・・やっぱり土地に詳しくない旅行者を捕まえてむりやり青切符を切ったことを少し後悔しているんだろうな。人とはそういうものよ・・・
「漁港におさかな市場みたいなところがあって 魚が美味しいと評判ですよ」
「・・・あのぅ、市場の食堂なんて普通 午前中がメインで さすがにもうやってないんじゃ・・・」
「あ、じゃあ道の駅の中の食堂も 美味しいと人気ですよ」
「道の駅は5時でとっくに終わってますけど・・・」

結局おまわりさんのアドバイスは全く役に立たなかったんで インター出口傍にあるラーメン屋で済ませることに。

ラーメンと小チャーハンのセット。1200円くらいと記憶しているが 青切符9000円がのしかかって味は良くわかんなかったな・・・くそぅ、国家権力め・・・
最後の最後に嫌なことがあったんで ラーメン食ったらサッサとこの土地を離れるぞッ!!くはっ!!
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