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2020年4月15日

【山口県の滝データ】岩国市・魚切の滝

岩国市周東町獺越
落差11M+10M 2段



旧・周東町、明神集落の外れにある2段の滝。 「防長四十八滝」の著者である清水先生の故郷近くにあることで県内48瀑の一つに選ばれているものの、その存在はマイナーで 地元の人も知っている人は少ないと思われる。
わしも「防長四十八滝」でその存在は知っていたんだが、「久杉地域の川の支流だろう」という程度の知識しかなくて どうアプローチしていいものか判らなかった一品だ。掲示板でルートを詳しく教えてくれたじんじんさんに感謝。

国道2号から県道5号を周東町方向に進み、久杉集落の新しく出来た道路を左に曲がると 県道との合流点付近に「久杉窯」という焼き物の看板を見ることが出来る。 この「久杉窯」の入り口の近くに比較的広い退避場があるので そこに駐車すべし。
表題の「魚切りの滝」は この退避場のある直下に流れ落ちているんだが ここからのアプローチは出来ないんで すぐ後ろから延びている林道を進む。 ただしこの林道は



こんな感じで ところどころ崩壊して抉れているんで 何かあっても自己責任で。

禿山をぐるっとまわって林道の終点に着くと そこから崖を降りるケモノ道が付けてある。注意しながら谷底に降りて 川を100Mほど遡上すると魚切りの滝の下段とご対面だ

下段の滝

この滝は見ようによっては4段構造にも5段構造にも見えるが 大きく分けると なだらかな斜滝で構成される「下の滝」と 岩の上を段々に落ちる「上の滝」の2段構造。 一度に全貌を見ることは出来ないが 川の右側にあるケモノミチを沿って進むことができる。

上段の滝

滅多に来る人もいないのか周囲の雑木も残されていて 少し秘境の雰囲気もあるが すぐ上に道路が走っているとは思えないな・・・ 

道路の退避場から下を眺めても 音は聞こえるが滝の姿は全く拝むことが出来ないんだが それよりも待避所に停車しているドライバーに拠るものだろうが 投げ捨てられたと思われるゴミの多さに驚いてしまう。こんな自然味あふれた滝のすぐ上が このような不法投棄のゴミだらけだと知ってしまうと つくづく滝が可哀想だし残念だな。

こういう道路に面した崖は マナーのない人たちによってゴミが捨てられている光景をよく見かけるんだが、この滝に関しては危険な林道を進むより 待避所から遊歩道を作って階段でアプローチさせるような工夫をすれば ちょっとした公園を持ったパーキングとして利用もできるし人の目にさらされることでゴミもなくなると思うんだがな。

ちなみに「久杉窯」の職人ご夫婦に滝のルートについて伺ったところ、「滝があるらしい、という話は聞いたことがあるが 見たことは無い」という返事を頂いたぞ。それほど地元でもマイナーな扱いということなんだろうが、「過去に2度ほど 滝を訪ねてきた人がいる」らしい・・・。一人は半年前くらいで年齢もわしと同じくらい、ということらしいが もしかしたらじんじんさんかな・・・?

もう一人は林道を使わずに川を遡上してアプローチしたらしいが、川を遡上するよりも林道を使って山を回ったほうがアプローチは簡単だと思う。ただし今の時期は松茸ドロボウと勘違いされる可能性もあるんで 林道を通る際は念のために役場の支所か林業組合に確認してもらった方が良いかもな。

2 件のコメント:

  1. ご無沙汰しておりました。じんじんです。
    滝コーナーの再録、ありがとうございます。
    2つ目の記事で、自分の名前が出てきたものだから、ついついコメントを入れたくなってしまいました。あれももう、15年ぐらい前の話になるんですねぇ。
    最近は足腰にも不安があって、滝探索などもほとんどやっておりませんが、BARAさんのブログを見て「これはっ」というのがあれば、この機会にまた、チャレンジしてみようと思います。

    ついでに・・ですが、下の記事に関係する(のかな?)話。
    二鹿七滝のひとつ「たらいの滝」に、地元の方の努力で道がつけられ、簡単に行けるようになってます。
    二鹿集落へ向かう県道130号線のカーブのところに見えた滝が、「たらいの滝」であると言われてた時もありましたが、あれは無名滝だったらしく、新しく「猿戻りの滝」との名前がつけられております。
    本物の「たらいの滝」は、もっと北河内駅よりに下ったところの支流にあり、県道沿いに看板が出ています。そこから400mほど歩くと滝つぼまで行けますし、滝上にも道がつけてありますよ。
    水量はショボいですが、ちょっと面白い形の滝です。
    お暇なときにでも行って、ブログのネタにでもしてくださいませ。

    ではでは。

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    1. じんじんさん>お久しぶりでございます。いかがお過ごしでしょうか?

      昔の記事そのままコピーなんで 経年変化で状況が大きく変わった滝もあるでしょうし じんじんさんのように無許可で名前が登場するパターンもあろうかと思います。どこまで大目に見てもらえるか判りませんが めんどくさいんで特に配慮せずに載せちゃったりしてます。

      私も滝散策は それのためじゃなくて何処かに行ったついでに散策する程度で昔ほどアドベンチャーなことはできない年になってしまいました・・・

      たらいの滝、興味をそそられますね~。コロナ騒ぎが収まって自由に動けるようになれば暇を見て行ってみたいと思います。

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