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2020年4月24日

【山口県の滝データ】岩国市・霧降の滝

岩国市錦町大原
落差 24M,15M,26M



錦町の大原地区には宇佐川をはじめとする いくつかの枝分かれの川があるが、そのうちの一つに掛かる滝で 山口県では比較的 形の良い部類に入る一品。県内の滝愛好家にはなかなか評判が良いらしいが 一般にはそれほど知られてない存在らしい。

実はこの滝に向かうルートは友人いしに連れてこられたんで 詳細な位置まではあんまり覚えていなかったりするが、資料に拠れば国道434号線から県道59号線に入り 小さな看板に書かれている方向へ約4キロちょい進むと滝つぼへ向かうケモノ道ルート入り口に到達するらしい。

この「川に下りるルート」というのがかなり曲者で 靴とか服装とか それなりの装備をしてないと危険かも。 山道は藪と崩れやすい土砂の連続で 赤いテープを目印にしても迷いやすいし 滝つぼ付近の岩はコケが生えていてズルズル滑る。 この川の手前の岩場で友人いしは足を滑らせて怪我をしてしまったんで そのまま病院に直行してしまったからな・・・

あと、季節を選ばないと マムシやクマの危険も十分に考えられるから なるべく単独行は避けたほうが良かろうな。

ちなみに その時はわしも下調べをしてなかったんで詳しくは知らなかったんだが この霧降の滝は「明滝」「暗滝」の2種と もう一本の滝が存在しているんだとか。 この写真の滝はメインの「明滝」だが ネットにある写真で見る限りでは「暗滝」も落差は少し短いものの、2条の綺麗な滝らしいんで コレも機会があれば再度挑戦したいと思っているぞ。

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【追加情報 H18/05/06】

平成18年のGW、ネットで滝について情報を頂いているYさん・Aさんご夫婦(仮名)から「錦町の滝を見に行きましょう」という ありがたいお誘いを受けたんで ほいほいとお言葉に甘えることに。

このYさんAさんご夫婦は この滝コーナーやブログにもたまに名前が出て来るんだが、数年前から精力的に山口・九州・島根あたりの滝をご夫婦で回っておられて その博識ぶりには わしも頭が下がる思いがしているわけだ・・・

滝関連のサイトではちょっとした有名人らしく、ワシントンさんの観瀑記にも登場していたりする。 わしもワシントンさんのレポを読んだときには 「滝を見るためには ここまでしなきゃならんのか・・・」と ちょっと引いてしまった記憶があるんだが、滝見を一年くらいやっていると「そこまでしてでも観なきゃな・・・」と 若干考えが変わったのも事実だな。

で、今回の「錦町滝見ツアー」も レポ形式にしようかと思ったんだが、観てきたもの全部が初観賞ならそれも書きやすいんだが、今までの記事とダブる部分もあるんで「追記」という形で報告させてもらうぞ。(ちなみに今回 見てきた滝は この「霧降の滝」と「大原の無名滝」、「道立野・どうどうの滝」、「宇佐の無名滝」、「宇佐大滝」、「鳥越の滝」、「洞堂の滝」の7つ・・・だったかな?そんなもんだったと思うぞ)

で、今回 久しぶりに「霧降の滝」にやって来たんだが、前回は道ばたに掲げられた案内板が 斜面の崩壊で消滅して わかりにくい入り口がさらに判りにくくなっていたな・・・

これじゃ「ちょっと見に行こうか」という軽い気持ちでやってくる人には 到底たどり着けまい。 さらに崩れやすく危険だったケモノミチは崩壊が進んでいて 危険度がますますアップしていたな・・・そのかわり 前回は存在すら知らなかった「暗滝上流の滝」が藪越しに道から見えるようになっていたけど。


これが「暗滝」

実際は上の「明滝」のすぐ近くにあるんだが、岩陰に隠れていて前回は全く気付かなかったぞ。存在も知らなかったし。
(て、いうか 一緒に行った友人いしが足を滑らせて負傷したんで 明滝の写真を撮ったら早々に引き上げてしまったからな・・・)

滝の落ち口付近に岩が飛び出ている関係で 流れが2条になっている 実に趣のある滝だ。



これが暗滝上流の第三の滝。位置関係が良くわかんないが、防長48滝では

「3滝のうち2滝は和名尾滝にあり、下滝は22Mある。もう一つは大原川と後川の合流地点にあって落差は26M」
と書かれており その本の巻末のデータベースには

「明滝1(24M) 明滝2(15M) 暗滝(26M)」

と ある。 サイトによっては「暗滝1・2」という表記があったりするが これは「明滝2」になるのかも知れないな・・・違うかもしれんが。

明滝のメインは「見返り美人のような滝」ということで 一番上の写真で間違いないと思うが ちょっと暗滝については良くわかんないぞ。なんか過去に「暗滝・明滝」の他に この滝に関しては別のちゃんとした名前が付いていたのを見たような記憶もオボロゲながらあるんだが・・・

ちなみに この滝に関しては 崖の崩落で道路からもかすかに見えるようにはなったんだが、アプローチするには 衝立状に立って人の接近を拒んでいる崖の急斜面を乗り越えなくてはならないので ロープは必須。

←第三の滝に近づくためにロープを使って急斜面をホイホイと降りていくAさん。角度は垂直に近いぞ。

わしはこの姿を見て若干 我が目を疑ったが・・・
いやいや、日本のご婦人は元気じゃのぅ・・・・(´ー`)

※暗滝と明滝の表示はサイトによって違うんだが、どうも「見返り美人のような滝」が暗滝、別の支流の滝が「明滝1・2」となっているようなんで ココで訂正させていただくぞ。(R4/06.21)

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