山口市宮野上杖坂
落差 10M
掲示板にて「にしき」さんに教えていただいた 椹野川源流の杖坂川に流れ落ちる滝。
山口と阿東町の境にあたる宮野大峠近くにあり、龍門岳を水源としているが 「不動滝」の名前どおり地元の人の信仰の対象として ひっそりと、しかし大事に守られていた滝だと思われる。
ルートは木戸山峠の「風の谷」という店の横から延びているコンクリ製の林道を100M進み、そこから鋭角に左折、未舗装の山道を30~40M進んで さらに右折して沢沿いの草道を200Mほど進んだところに流れ落ちている。
滝はほぼ垂直に流れ落ちていて 水量は少ないが端正な形のスタンダードなもの。 特に周囲を囲んでいる巨岩の雰囲気が素晴らしく、いかにも「修行用の岩屋」という雰囲気にあふれている。
この不動滝を語る上で絶対に外せないのが、滝の流れ落ちる岩面に彫られた 不動明王と思われる磨崖仏だろう。 付近に解説らしきものは何も無いし、この滝についての文書も見たことが無いんで作者も云われも不明だが、実に趣きのある姿をしている。
滝の流れる岩面に直接彫られた仏像というのは他では見たことが無いし、そういう意味でも非常に貴重な存在だと思うぞ。
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