幸徳観音を参拝したあとは豊後大野市に留まる理由もなかったんで その足で県庁所在地・大分市へ。
大分市は別府の隣に位置するが さすがに県庁所在地だけあって「都会」というイメージはあるんだが 温泉に関してはそんなにメジャーな存在とは言い難いと思う。
しかし 都会らしいスーパー銭湯系の施設は結構あるし、前回訪問した「王子温泉」のように 何気にマニア心をくすぐるような渋いジモ専っぽい施設も存在しているのだ。
てなわけで やって来たのはJR大分駅から徒歩3分という まさに大分の中心街に存在する「あたみ温泉」。
立地条件としてはオシャレで今風のレジャースパとか ホテル・旅館系の施設があるのかと思いきや、激渋の昔ながらの銭湯じゃ♪
ちなみに、なぜ大分で「あたみ」を名乗っているのかは不明じゃ。
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あたみ温泉
大分県大分市末広町1-3-4
泉質 : ナトリウム-炭酸水素塩泉 PH8.4 泉温:52.6℃
効能 : やけど、皮膚病、胃腸病、神経痛 、筋肉痛、関節痛 、痔病、疲労回復など
営業時間 :14:00~23:00 火曜日定休
料金 :380円
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生憎 ちょうど夕方で他にもお客さんがいたんで内部の撮影は出来なかったが、入ってすぐに番台があり 木製ロッカーが鎮座する、昭和の雰囲気プンプンの脱衣所。
そして浴室は奥に大浴槽がでーんと置かれているスタンダードな構造。
浴槽は2つに仕切られていて 左は源泉がそのまま注ぎ込む「あつ湯」、やや狭い右側が「ぬる湯」となっている。
源泉の注ぎ口の意匠が変わってて、これは「おんせん県おおいた観光情報公式サイト」より無断借用したものだが、ぬる湯はライオン、あつ湯は鯉があしらわれている。ネットの情報では女湯は象の鼻から熱水が注がれるようになっているらしいが そちらもできることなら拝んでみたいものよ・・・
肝心の温泉だが、こちらも王子温泉同様のモール系の湯で 肌にツルツルしっとりとやさしい、なおかつ独特の香りのする極上品。ただ 濃さは王子温泉のほうが上で 王子温泉を黒烏龍茶とすれば あたみ温泉はやや薄めの烏龍茶という感じか?(そうか?)
殺菌のための薬品はもちろん、加水、加熱、循環などは一切ない、天然温泉そのままの掛け流し温泉。ゆえに温度はやや高めだが、そんなに入れないほど高温、というほどでもない。
わしはこのくらいなら平気で入れる、という温度だが、後からやって来た 肩にもんもんの入ったお爺さんは 片足を突っ込んで即 「あっつー!!」と叫んだかと思うと 近くの子供を捕まえて「これは熱いな~」とか 同意を求めていたな。そのあとは体が温度に慣れるまで 短時間で出たり入ったりを繰り返していたが・・・
もんもんを背負っているからといって 粋に我慢強い江戸っ子気質をみんなが持っているわけではない、ということなんだろうな・・・
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てなわけで この「あたみ温泉」も王子温泉同様 お湯に関しては間違いがなく、ノスタルジーを感じる雰囲気も○。オススメ度の高い施設じゃ。
銭湯ゆえにアメニティ関係の設備はないが、駅からのアクセスも抜群だし、大分市に所用で出かけることがあれば覚えておいて損はないと思うぞっ!ひぃっ!!
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