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2022年5月28日

【自主的島流し・隠岐の旅】⑱島後 那久岬~油井の池~那智滝~深浦の滝~福浦トンネル~夕日ヶ丘公園(5/2)

 

壇鏡の滝の見学を終えて 再び海岸線北上の散策を開始したわしがやって来たのは「那久岬」

「しまね観光ナビ」の解説によれば

古くから海をいく船の目じるしの岬で、神功(じんぐう)皇后が立ち寄られたという伝説がある。この岬は溶岩台地を形成し、横尾山を噴出口とするアルカリ石英粗面岩が構造線上に分布している。岬には、昭和38年(1963)に設置された灯台があり、昭和61年(1986)には、駐車場や遊歩道が整備されている。

・・・ということじゃ。

古い灯台もあるぞ。

2022/05/02 隠岐島後 那久岬 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

ま、大体どんなところか判ったところで移動・・・

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「油井の池」

こちらも「しまね観光ナビ」の解説を丸写しコピーで貼って置こう。

隠岐の島町油井にある火口湖。これは板状アルカリ流紋岩台地が生成されたのちに、再び爆発が起こり岩石を吹き飛ばして、現在の池の周囲の絶壁を作った爆裂火口であろうと推定される。湖面の直径は200m程度である。

 付近に、野性の水仙の群落があり油井の水仙として有名である。近くに殿屋敷という地名があるので、昔殿様が植えた水仙がぶえたのであろうと言われている。

遊歩道の木道が破損しているため立ち入り禁止、ということで 駐車場傍の展望台から眺めるしかなかったんだが 湖から近すぎて全体像を眺めようと思ったらパノラマ撮影をするしかなかったぞ。(ちなみにドローンは強風のためフライトを断念・・・)

・・・と、思っていたんだが とある場所に全体を見下ろすことのできる場所があるのを発見。その映像がコチラじゃ。

実は観光案内図には全く記載されていないんだが、わしの持っているツーリングマップルに この近くに「那智滝」なる滝が記載されていて それを探しに林道を走っていた時にこの展望台を見つけたのじゃ。

なぜ観光案内図には記載されてないかと言えば・・・

このような川沿いの民家のための細い道・・・普通車が何とか通れるくらいの道なんだが、そこから見える山肌の岩壁に流れ落ちるのが「那智滝」。
そこからさらに進み、なかなかシビアな山道を登り 終点にあるのが油井の池展望台で、「那智滝」はそこから荒れた林道をなんとかして進んだところに流れ落ちているらしい。

石がゴロゴロしている林道は わしのにせハスラー号でも100Mくらい進むのが限界で その先は藪に覆われて自然に還りつつあったな・・・要は観光客が簡単な気持ちでは行けないし、行ってもらって何か事故でも遭ったら責任が取れないから観光案内には載せてないんだろうな。

旅行先でその先がどうなっているのか下調べもしてない状態で冒険を強行するのもアレなんで わしも今回は「那智滝」の散策は諦めたんだが、麓の地元のおっちゃんに聞き取り調査をしたところ、やはり荒れた林道の先に崩壊寸前の神社が鎮座してて そこに那智の滝が流れ落ちているらしい。ただし道は完全に崩壊しているから地元の人も最近は足を踏み入れてないんだとか。

ただ、もう少し北上したところの登り道のカーブあたりから振り返れば那智の滝の全容が拝めるらしい、という情報もゲットしたんで さっそく行ってみたぞ。

坂の上から集落を見下ろすとこんな感じ。

あれか~・・・

望遠ッ!

更に望遠ッ!!

たしかに水量は少ないが 大岩盤を流れ落ちる落差60Mの立派な一品。

名前の通り、やはり熊野の那智大社から分霊されたかなんかの縁があるらしい。
神社を何とか復旧させてアクセスルートも安全に行けるように整備すれば 「ジオパーク」の名所としても立派に通用するスポットだと思うんだが、いろいろ勿体ないのぅ・・・

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こちらはジオパークポイントとして案内図にしっかり記載されている「深浦の滝」

ホテル海音里とログハウスエリアのすぐ奥に流れ落ちていて国道からも見えるアクセス抜群の滝じゃ。

岩肌が黒いのは玄武岩だから、ということらしいが 流れが広がっていて確かに見栄えは非常に良ろしい。

落差は約40M、島根名水100選なんだと。

ちなみにこの滝の東側、山を挟んだ先に「白糸の滝」というのがあるんだが

こちらは普段は枯れていて雨後にだけ現れるんだそう。この日はわしの日ごろの行いが良いせいか快晴だったんで 滝の流れは微塵も拝めなかったぞ。運が良いんだか悪いんだか・・・

白糸の滝は落差100M超。雨後でも水量は少なく流れが白い糸のように見えるんで「白糸の滝」というネーミングになったらしい。

ちなみに深浦の滝が雄滝、白糸の滝が雌滝と呼ばれることもあるそうな。

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「島にコンビニがあるのか?」と思ったらローソク島の遊覧船乗り場の営業車だったな・・・(´▽`)

ちなみにこの日の遊覧船は強風のため運航中止だったぞ。もともと予約もしてなかったんで乗るつもりもなかったが もし空きがあるようなら、とか考えていたのも事実。
でも強風でムリヤリ「大丈夫です」と遊覧船を出せば世間から袋叩きに遭うのは確実なご時世だし、判断が何時もより厳しくなるのも当然だろうな。

この福浦の港に立ち寄ったのは 近くに岩盤をくりぬいて人力で作ったという「福浦トンネル」を観察する為だったんだが、

立ち入り禁止・・・は、まあ仕方ないとして 規模としてはこれだけなのか?

と、いうわけじゃなくて 山の反対側に進めば別の入り口があるぞ。

やっぱり進入禁止なんで駐車場からは歩いてアプローチするしかない。

あれか~~

立ち入り禁止はこっちも同じなんだな・・・

「隠岐ユネスコジオパーク」の解説によれば

島後の重栖湾中央にある切り立った海岸には古い大小のトンネルがあります。

明治時代から昭和にかけて掘られたこのトンネルは交通手段と土木技術の発達の過程を私たちに教えてくれます。交通手段が船や徒歩であった時代、人々は安全を確保するために人が一人通れるだけの小さなトンネルをハンマーとノミを使って掘りました。その後、交通が牛や馬になると、馬車が通れるだけのトンネルを火薬を用いて掘りました。さらに交通が自動車になると、バスを通すために今度は重機を用いてトンネルを広げました。

また、この場所が約600万年前の火砕流によってできた柔らかい崖だったことは、人力でトンネルを掘ることができた理由のひとつとなっているのと同時に、私たちに火砕流の内部を観察できる貴重な場所を提供しています。この福浦トンネルでは、こうした私たち人の営みの移り変わりと、土木技術の推移を関連付けて見ることが出来ることから国内の土木遺産(土木学会)にも選定されており、三つの時代において掘られたことから、福浦の三代トンネルともよばれています。

・・・要は手彫りでも貫通できるくらい柔らかい岩壁で崩壊の危険があるから現在は通行止めということになっているらしい。(亀裂も入っているらしいしな・・・)

トンネルの中は通行できないが 海側は行けるようになっているぞ。こっちも足元が危ない、と言えば確かに危ないと思うんだけどな。

ところどころ四角い穴が開いているのは採光のために開けられたもの。もしかしたら崩落の時の脱出のため、という意味もあるんだろうな。

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そんな感じで怒涛の一日ではあったが 隠岐島後の大体のスポットは観て回れたかな?

日も傾いてきたんで 昨日と同じスーパーで夕飯を調達して、

車中泊のスポットは考えるのもめんどくさかったし、前日と同じ「夕日ヶ丘公園」にて。

夕日ヶ丘公園・・・「夕日が見える丘公園」という言い方もあるようじゃ。

ここは西郷岬と呼ばれる爆裂火口跡の台地の上にあるんだが 日が暮れる前に灯台までを散策しておこうかの。(ヒマだし)

灯台。

何の変哲もない灯台。ここまで車で来れるし駐車場もあるぞ。

む~ん、、、

今日の日はさーよーおなら~、またーあうー日まで~・・・

そんな感じで一日が終わっていくわけだが、日が暮れると動けなくなるし することも無いから睡眠に入る時間も早いぞ。その分 朝は早起きして日の出とともに行動するんだけどな。

ちなみに この日のディナーはこんな感じ。
前日よりスーパーに行く時間が少し早かったんで チョイスできる見切り商品のアイテムも多かったな・・・(´▽`)

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