離島に渡るにあたって、隠岐の島町のある一番大きな島後はともかく、島前の3島は食糧事情があまりよろしくない、という情報もネットで見ていたんで 事前準備としてカップ麺や飲料水も大量に準備して挑んだ今回の隠岐旅行。
4月29日(金)は雨天のためフェリー搭乗が翌日になってしまったわけだが この日は安来の道の駅「あらエッサ」にて車中泊をすることに。
日が暮れて雨の降る夜は車の中と道の駅のインフォメーションコーナーを行き来するしか過ごしようがないんだが、せっかくヒマを持て余しているんでココで一応 旅の計画を考え直すことに。
「考え直す」といっても基本ノープランなんだが、やはりGWということで行きはともかく帰りのフェリーが確保できないと問題だしな・・・5月5日に仕事が入った、ということは少なくとも4日には下関に戻らねばならんわけだが そうなると実質動けるのは4月30日~5月3日の4日間、ということになろう。その4日でいかに効率よく動くか、ということは 本土のようにどうでも動ける環境ならともかく、フェリーを使う離島の場合はやっぱりノープランでは無理があろうというものじゃ。(←直前にそれに気づく男・・・)
まず基本的なことだが 今回目指す「隠岐」という島が 名前は聞いたことがあるがどんなところか?ということを詳しく知らない人も多かろう。わしも実は今回の旅行を計画するまではそんなに詳しくは知らなかったりするぞ。
隠岐諸島は本土から約50キロ沖に浮かぶ島々で 隠岐の島町のある「島後」と 西ノ島町(西ノ島)・海士町(中ノ島)・知夫村(知夫里島)の3つの島の総称「島前」に分かれている。
今回はせっかく大型連休を利用して訪問するわけなんで 可能な限り見どころは押さえておきたいわけだが、移動は結局 フェリーの時刻表に合わせて動くしかないわけだ。
今回は車中泊が前提なんで車両搭載が可能なフェリーを利用するんだが、本土(松江市あるいは境港市)からのフェリーの時刻表は
こんな感じ。「おき」「くにが」「しらはま」の3隻は車両搭載可能のフェリーで 車を持ち込まなければ高速船もある。
そして島前3島の諸島内を行き来する内航船で車両搭載可能なフェリーは「どうぜん」一隻のみなんだが そちらの時刻表がコチラ。
本土との便は「隠岐汽船」で内航船は「隠岐観光」という別の会社が運営するんだが 内航船は予約は受け付けてないため到着順で 搭乗者が多いとあぶれてしまう可能性もあるようじゃ。
今更はじめて気が付いたんだが、3つの島のうち一番小さい「知夫里島」に寄る便は朝と夕方の2便、それと「くにが」と「しらはま」が本土と行き来するときに各一回立ち寄るだけ、と非常に便が悪いことが判明・・・さらに島後と島前間は「どうぜん」は行き来してないんで 隠岐諸島と本土を行き来する隠岐汽船の「おき」「くにが」「しらはま」を利用するしかないようじゃ。
この条件を考慮したうえで
①すでに予約済みの30日14:25発「しらはま」にて島後に向かう
②キャンセル待ちで9:00発「おき」にて島後に向かう
③同じくキャンセル待ちで9:30発「くにが」にて知夫里島に向かう
・・・という3つのプランを計画。
フェリーに乗れずに一日を無駄に過ごしてしまったんで できればキャンセル待ちを狙って早めに島に渡りたいんだが・・・
************************
翌4月30日(土)、夜明けとともに起床してコンビニで朝食を済ませた後、七類のフェリー乗り場に到着。
9:00の島後行きフェリー「おき」はキャンセル待ち順位3番目ということだったが 9:30の知夫里島経由の「くにが」はすんなりキャンセル待ちをゲットすることが出来たぞ。やっぱ狙うならマイナーなところから攻めるのが常道じゃのぅ(´▽`)
この瞬間、昼からのフェリー予約はキャンセルして まずは知夫里島をはじめとする島前地区から攻めていくプラン③が発動。簡単に説明すると以下の通りじゃ。
4月30日(土)9:30本土→知夫里島・来居(くりい)~知夫村散策~ 15:57来居→別府経由→中ノ島・菱浦 ~海士町散策~
5月1日(日)~海士町散策~ 9:00菱浦→西ノ島・別府 ~西ノ島散策~ 17:15別府→島後・西郷
5月2日(月)隠岐の島町散策
5月3日(火)隠岐の島散策 15:10西郷→七類着17:35 島根県内にて車中泊
5月4日(水)どこぞの温泉に入ってから山口県に帰還
あくまで晴天続きが前提のプランだが 初日に大雨があったせいでしばらくは天気予報も雨マークがないようじゃ。4日間の中のどこかで雨に祟られるよりずっとマシだった、と前向きに考えるようにして、と。
こちらが今回購入した「隠岐フリー航送車両切符」。
マイカー旅行者のためのいわゆる企画切符で 7日間の期間内で本土と隠岐諸島への往復1回分、そして諸島間を行き来するカーフェリーは何度でもフリーで利用できる。
本土と隠岐との車両搭載フェリー料金は軽自動車で片道18,260円だから 今回のわしのプランのような使い方だとかなりオトク(実質 単に隠岐の島町への往復料金より安いしな・・・)になるし このフリーパスの存在を知ったことが今回の隠岐旅行決行の背中を押したと言っても過言ではあるまい。
念のために1日の別府→西郷間の「しらしま」、3日の西郷→七類間の「くにが」も予約ができたんで なんとかプラン通りに進めれば隠岐諸島の全4島を制覇することができそうじゃ。
では早速 搭乗開始ッ!!
このメテオプラザのサウナも気になってはいたが 今回はさすがに時間的に無理。いつかまた来る機会もあるじゃろうて。
フェリー内 二等客室の様子。
これだけの人が皆スマホをながめて渡航時間のヒマをつぶしているからか、wifiの接続状況はお世辞にも良いとは言えなかったぞ・・・
さらば本土よッ!!
また戻ってくるぞッ!!
あまり気にしたこともなかったんだが、50キロ程度の距離感だから晴天の日には本土からも拝めていたはずなんだよな、隠岐諸島・・・
乗船から約2時間、いよいよ最初の目的地、知夫里島に上陸じゃ!!
そんなこんなで次回から 各島の観光スポットを巡っていくぞ!!(゚Д゚)クワッ!!
後鳥羽上皇の足跡を辿る旅ですね。
返信削除因みに、メテオプラザ、最近ちょっと経営不振?なのか、プールが閉鎖されてしまったそうですね。
私も社会に疲れたら離島に島流しに遭ってみたいと思ったり・・・(←刑罰という意識無し)
返信削除メテオプラザのサウナ・入浴施設は200円という破格値なんで一度は試してみたいと思うんですが 確かにフェリー利用客くらいしか利用しないかも・・・隕石ミュージアムも興味あるんだけど・・・