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2017年5月3日

(再録・日本一周記023)2003/07/15・グルッと四国四県

(第23日目)香川県豊浜町~観音寺市~徳島県西祖谷山村~東祖谷山村~高知県本川村~愛媛県今治市


道の駅「とよはま」を朝 4時半に起床。最近は曇りとか雨が続いて気温がそんなに高くないせいか すっかり熟睡できるようになってきたな。今日なんかは少し朝方は寒かったくらいだ。
寝起きにあったかいココアを飲んで 日記も更新したし、さあ、今日も元気にレッツラゴウだな!

・・・と思ったら 目の前でネコが車に引かれて もがきながら息を引き取る瞬間を見てしまったんで 思いっきり鬱な気分に・・・・う~ん・・・

あーゆーのはどうにかならんのかな?とは思いつつ、「あーゆーのは死んだネコが『かわいそう』と思ってくれた人の後を付いてくるんよ」と子供の頃 姉貴から聞いた言葉を思い出し、とりあえず手を合わせてネコのご冥福を祈りつつ・・・・・・・・・・・ 今日も元気にレッツラゴウ!(←立ち直り 早し)



今日の予定は大歩危・小歩危かずら橋を見て 四国のど真ん中 国道439号を突っ切って愛媛県入りをする、というものだ。
四国の4つの県をちょっとづつ踏んでいくわけだが そのまえに昨日見れなかった 観音寺市の琴弾公園に向かうことに。 

前の会社の部下が香川県の出身で 「何かツウな見どころはないか?」と聞いておいたところ「アレは見ておいたほうが良いかもしれませんね~」と、アドバイスを受けていたのだ。

♪ちゃんちゃちゃんちゃちゃん ちゃんちゃちゃんちゃちゃん・・・・(←前奏) おーとーこーだったら~ ひとつにかけるぅ~~~♪

なんか色の塩梅でよくわかんないが 砂で築かれた巨大な寛永通宝がそこに・・・
右は地上から見た写真だ。近くからではなんだかよくわかんないな。

これは上空から見て初めて何が書いてあるかわかるため 宇宙人の書いたナスカの地上絵みたいなものではないか?と言われているが 実は江戸時代の庶民がヒーコラ言って描いたものなんだとか。

当時の寛永通宝一枚が今の値打ちでどの程度のものかはわかんないが わしのように「こんぴらさん」で渋々10円の賽銭をするような男は 再就職で岡っ引きにはなれないんだろうな・・・





今日は山道を縦断する予定なんで さっさと進むとしよう。車が徳島県池田町に差し掛かった時点で 険しさが予想される山道に備えてガソリン給油。(35.2L・JOMO・3989円/66989地点)
国道をそのまま進むと 山城町と西祖谷山村にまたがる「大歩危・小歩危」に到着だっ!

「大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)」というのは吉本の芸人じゃなくて 四国を代表する山の祖谷山系と吉野川の作り出した巨大な渓谷なわけだ。
ちょっと規模がでかすぎて 普通の渓谷のように歩いて全部を散策するのは不可能なんで 車で流しながら見るのが正解だろうな。

でも「小歩危」の方は車を止めるスペースもなく 道路からも見にくいし 傍を走っている国道も流れが速いんで 「あらあら」と言っているうちに通り過ぎてしまったんですけど・・・

「大歩危」のほうは ちゃんとドライブインやホテルなんかもあって 少しは観光地化されているようだ。観光船なんかもやっているみたいだし。

右はココのオリジナル、徳島名物の金時芋を使った「焼芋アイス」じゃ。味はそれなりだが300円は少し高いな・・・

では次っ!このあたりのもうひとつの名所、「かずら橋」を観に行くことにしよう。
そのまえに ここで「道の駅・にしいや」を見つけたんでトイレ休憩を・・・

と、「道の駅」に掲示してある観光案内を見て この西祖谷山村の近くには「小便岩」という名所があるらしいことが判明っ!しかしながら次の目的地 「かずら橋」とは逆方向に10キロ近く山道を走らないといけないらしいが・・・
「かずら橋」と「小便岩」・・・・むむむ・・・・(←天秤にかけているらしい)

キーワードは「ココで見ないと たぶんもう一生見ることはない」だなっ!(言い返せば「別に見なくてもいいような気も・・・」だが。) とりあえず両方見ることにしよう。
他の車が次々とかずら橋方面に向かう中、何故か一台だけが逆の山道に進んでいく・・・

で、山道を10キロほど進んでいった先にあったものがこれだ。

下を見ると身震いするような断崖絶壁の岩の上に 何故かチョコンと小便小僧が・・・・

ヽ(´▽`)/・・・


これ以上なく納得したんで車はダッシュで引き返し 「かずら橋」に到着。まあ「かずら」で出来た昔ながらの橋なんだろうな・・・

まあ これだけの橋を見るためだけにこんな山奥まで来るのも「ご苦労様」ってところだな。でもこれだけしかないにもかかわらず 周りでは観光のための開発が盛んで 山を削って「かずら橋」を前面に押し出したイベント施設なんかが建設中だったぞ。

あと わしが気に入らなかったのは こんな山の中に来させておいて無料駐車場があるんだか無いんだか良くわかんないところと 橋を渡るのに わざわざ500円も金を取るところだな。

もちろん橋の管理維持に金はかかるんだろうが、「せっかくココまで来たんだから 数百円を惜しんで何もしないで帰るわけにはいかない」という強迫観念を利用しているんではないのか?何か他に見どころや施設があって 観光客に選択の余地があるんならいいが・・・

わしは 無料だか有料だかよくわかんない駐車場に人が居ないことをいいことにコソッと車をおかせてもらい、橋だけ遠目に写真を撮らせて貰ったぞ。

さ、じゃ 他に見るものもなさそうだし さっさと山越えをするかのぅ。

そのとき道路の看板に祖谷のかずら橋 25K」と書かれた文字を発見・・・・。

ここは「祖谷のかずら橋」・・・「奥祖谷」・・・

さっきも小便岩から戻ってくるときに「かずら橋・5キロ」という看板と「かずら橋・29キロ」という看板を交互に見かけたんで 「どっちが正しいんだろう?」なんて不思議に思っていたんだが 何の事は無い 「かずら橋」ってのは2箇所あったんだな。

しかし片方がこの程度で500円なら もう片方も山道を30キロ近く走ってまで見る価値があるものやらどうやら・・・



車は「およそ国道とは思えない」国道438号を延々と30キロ近く逆方向に走り出した。そう、キーワードは「今見ないと たぶん一生見ることは無いだろう」だ!

約一時間後・・・徳島県剣山の脇の山中にそれはあった。例によって観光客などわしのほかに一人もいないぞ。

こんな淋しい山の中にオバチャンが一人 チケット売り場に・・・ここも500円ほど掛かるみたいだが オバチャンとわしの二人きりで視線をそらすことも出来ず それにこっちは肝心の橋が山の中にあるみたいで道からでは全く影も形もわかんないな・・・

観念して入場料500円払って 一人淋しく山の中に入山・・・



中に入るとそこは公園というかキャンプ場みたいになっていて 客は他にはいなかったが 草むしりをしている地元のオバチャンが数人いたな。

あ、でもココはかずら橋が二つあって キャンプ場なんで川にも降りれるし、滝みたいなものもあって何か心が和むぞ。意外と穴場かもしれんな・・・

これが「奥祖谷のかずら橋」。「男橋」と「女橋」の二つがあって 少しお得感があるぞ。

どちらかというと小さい女橋のほうがグラグラしてスリリングさは上かな?

ちゃんとワイヤーで補強してあるんで わしなんかが乗っても大丈夫なんだが 足元はご覧のとおりなんで やっぱり下を見ながらじゃないと恐くて渡れないぞ。

ただ もっと恐かったのは 橋を形成している綱がツタのような植物なんで 「揺れるから」とウッカリ握ってしまうと そこにトカゲやら変な虫やらが住み着いていることかな。

さすがに手元からカナヘビがチョロチョロと現れたときにはビビッてしまったぞ。

ここでポイントが高かったのは 2つのかずら橋に並行に設置されている「野猿」と呼ばれる右の写真のような「空中かご」かな?

乗り込んでロープを手繰り寄せれば滑車の原理で川を横断できると言うシロモノだ。これがあるだけでも わしは「かずら橋を見るなら奥祖谷にすべし!」と言いたい訳だ。

誰もいなかったんで一人で乗り込んで妙に楽しんでしまったぞ。草むしりをしているオバチャン集団には変な目で見られていたような気もするが・・・

そりゃ 平日の昼間に 怪しげな男が一人でこんなものに乗ってはしゃいでいたら 無理も無いかも知れんが・・・

そうこうしているうちに 何故かこんなところに女子大生と思われる女性2人組が2組ほどやってきた。いきなり山の中にムサ苦しい中年男が一人に女子大生4人が・・・(あと 草むしりのオバチャン少々・・・)

夏休みを利用しての女同士のドライブなんだろうけど なんでよりにもよってこんなところに・・・?他に行くトコないのか?(←わしが言うな)

硬派なわしは(ひととおり野猿も楽しんで満足したし) その場に居辛い雰囲気になったんで そそくさと退散。またまた険しい山道(一応 国道なんだけど・・・)を進んで3時頃に京桂峠に差し掛かる。

標高1130Mの京桂峠



(単に国道439号のポイントのひとつで観光地でも何でもないぞ) ここを登りきると そこはもう高知県だ。

よく考えたら昨日 うどんを食ってからお茶とアイスとジュースばかりで飯らしい飯を食ってないなあ・・・早く何か飯を食いたいし その前に昨日風呂に入ってないんで なんか体が気持ち悪いしな。とは言うものの こんな山の中では何があるわけでもなく とりあえずは予定通り愛媛県に向かって進むしかあるまい。

吾北村というところで439号から分かれている国道194号に入る。この道は高知と愛媛を結ぶ幹線みたいなんで すこしはマトモな国道だな。走っているのは相変わらずのイナカなんだが。

でもやっぱりイナカはええのぅ。山村でも漁村でもいいんだが「忘れかけた何か」があるわい。中には平地で幹線道路がドドンと横切っているような「単に人口が足りないから町になれないだけの村」というのもあったが・・・

で、PM5時:温泉とレストランがあるという本川村の「道の駅・木の香」に到着。

この本川村って 村の大部分が「木の香の里」と名付けられた石槌山の自然を生かした公園みたいな感じになっていて 非常にのどかでノンビリしたところだ。湖には遊歩道のつり橋なんかが掛かっているし川の流れも綺麗。何があると言うわけではないんだが わしはなかなか気に入ってしまったぞ。

「四国のてっぺん」と書かれた幟が目立つ「道の駅・木の香」。「癒し」をテーマにした道の駅らしい。

温泉は600円と少々高いが またもや貸切状態だったんで それなりに満足。泉質は山の中の温泉には珍しく 塩辛い塩化ナトリウム泉だったな。

ここでは食事をしようと思ったんだが レストランは(と、いうより道の駅そのものに)わししか客がいなく やっているのかやっていないのかわかんない状態だったんで ガマンして土佐名産「文旦アイス」で抑えることに。

150円という価格は徳島の「焼芋アイス」に比べれば良心的だが 固く凍りすぎて木のスプーンじゃ食えなかったぞ。

結局 容器から浮き出させて 直接かぶりつくという反則技を駆使して平らげてしまう。

温泉にも入ってサッパリしたところで 飯と寝床を求めて次に進むことに。

長い長い寒風山トンネルを抜けると そこはもう愛媛県、西条市じゃ!
そこから更に進んで 今治市の道の駅・「今治湯の浦温泉」に到着~♪ 時たま向かいの道路を暴走族みたいなバ・・いや 若者が走るみたいだが 今日はここで一夜を明かすことにしよう。

なんとかレストランのオーダーストップに間に合ったんで 今日は(他に探すのもめんどくさいし)ここで食事を済ませることが出来たぞ。良かった良かった。

で、これがここのオリジナル、「海峡丼」 小さい貝汁がセットで800円也。
内容は単なるアジのサシミで作った鉄火丼みたいなものだ。わしはあんまり生魚と玉子の黄身を混ぜ合わせて食ったことは無いんだが まあこれはこれでいけるもんだな。






今日の一枚・・・
秘境・祖谷の山々をバックに 気持ちよさそうな小便小僧・・・

走行距離318K
出費金額寝起きのココア・・・110円
ガソリン給油(35.2L)・・・3989円
焼き芋アイス・・・300円
かずら橋入場料・・・500円
木の香温泉・・・600円
文旦シャーベット・・・157円
海峡丼・・・800円
お茶・その他・・・420円
計・6876円


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