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2014年5月8日

阿武町の秘境・千滝散策!




さて、先日リニューアルオープンした阿武町の道の駅「阿武町」に出向いた際に、阿武町を紹介するパンフレットを見つけたんでパラパラと読んでいると・・・



「あぶレンジャー」も確かに気になるが、そんなことじゃなくて・・・・



「滝が多い」とコメントされた横に ちょこんと小さい写真が置かれているが、これは阿武町の秘境の滝と謳われた「千滝」の女滝ではないかっ!!(゚Д゚)クワッ!!

・・・と、ここで「千滝」についてちょっと解説しておこうッ!

阿武町の代表的な滝である「千滝」は 山口県の滝を扱った書物「防長四十八滝」の一番最初に記述されている滝で 男滝(16M)と女滝(35M)の2箇所がある。

宇生賀盆地からの流れを集め宇生賀川となってこの滝を落ち 飯谷の集落に流れていくんだが、存在は知られていたものの平成17年に地元ローカルのケーブルTVで放送されるまで この滝のルートを知っているのは地元公民館の館長さんだけ、とも言われた まさに知る人ぞ知る秘境の滝だったのじゃ。

確かに阿武町は小さい町で これといった産業もないから観光資源は大切にしていかなくてはならないと思うが、まさか千滝がパンフレットに載る時代になろうとは・・・

わしも萩ケーブルでこの滝のレポを見た平成17年に この滝の散策をしたことがあるんだが、沢を歩き藪をこぎ、マムシの恐怖に怯えながら雑木の中の道なき道をヒーヒーとかき分けながらようやく辿り着いた記憶が残っている。

それだけの苦労をして拝んだ滝だけあって その姿を見たときの感激もひとしおだったわけだが、やっぱりアクセスに難があるんで 訪問したのもその一回限りだったりするんだが・・・
そんなアドベンチャーなスポットを町の観光案内のパンフレットになど載せていいものだろうか?しかも写真は小さいが、よく見るとモデルらしきオネエチャンが滝と一緒に写ってサワヤカなイメージを演出しているし・・・

で、ちょっと気になったんでネットで調べてみると わしの滝サイトのほかにもいくつか訪問レポみたいなものがあったんだが、その中でこんな情報を発見!



!!!!(゚ロ゚ノ)ノなんとっ! 

いつの間にか千滝に遊歩道が付けられていたとは!!しかも女滝だけでもかなり苦労するのに その上流の男滝まで30分で行けるとは!
コレは是非とももう一度千滝へのアプローチをしなくてはなるまいっ!!

・・・・てなわけで GW最終日、広島から萩に帰ってきたのは昼前だったが、天気も良かったし時間もあったんで さっそく阿武町に出向いてきたぞ!!今回はそのレポートじゃ!

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道の駅「ハピネスふくえ」から県道10号を阿武町方面に。 
萩市との境となる才の神峠を超えて 飯谷のバス停手前の右手に入る町道を進み



このような田園風景を眺めながら進む。
ちなみに写真の左側にある杉の木下に小さな鳥居と祠があるのを確認して100Mくらい進むと・・・





こちらが千滝に向かう取り付き点で宇生賀川と大井川の合流地点じゃ。車は2台くらい駐車可能。

・・・しかし「登山道が整備された」という割には 全くそれらしい看板も目印もないのが気になるな・・・
でもまあ これしか道はないはずだから間違いないと思うんだが・・・(・ω・)



最初は作業道っぽいフラットなルートを進む。
このあたりは歩きやすいが 植林の倒木も目立つぞ。放置された植林なら思い切って伐採して 川を渡る橋や木段歩道なんかに使ったら良いのになあ。





マムシ草程度なら見ていても楽しいんだが、草じゃない本物も出てきそうな雰囲気がプンプンだぞ・・・



そのうち草に覆われてルートが怪しくなってきたぞ(-_-;) 



前回来た時は「進めるだけ進んで 進めなくなったら川を渡って杉林の中を行く」というルートで歩いたんだが、実は今回もそれと全く同じルートを歩くことに。





今回は所々でこのようなピンクのマーキングが確認できたが、帰って調べたところ、どうやらこれが「整備された登山道」の名残らしい・・・
何年か前に いちおう登山道は整備されたものの、その後の大雪や去年の豪雨の影響なんかもあって埋もれてしまい、自然に帰ってしまった、というのが正解らしい。



最初の小滝はなんとか巻く事が出来たが2段目の滝はやっぱり無理っぽかったんで 山の斜面を登ってかわす事に。





この小滝だけでもなかなか趣はあるんだが、コレを超えるといよいよ本命の「女滝」が現れるぞッ!!





「千滝」・・・こちらが女滝。
写真では伝わらないが 巨大な岩を伝ってあちこちから水が流れ落ちる様は壮観の一言。

せっかくココまで来たのなら動画のひとつでも撮っておくべきだったが、そんなことはすっかり忘れていたぞ。




わしが知る限り 県下でこれほど個性のある滝といえば もうひとつの秘境の滝、蔵目喜川の弁慶瀑くらいしか思いつかないな・・・
確かに阿武町にとっては観光資源になりうる資産だと思うが それにしてもマムシの危険性だけはどうにもならないかもしれないが、ルートくらいはもっと判りやすくしてほしいな。

ピンクのリボンの目印は国土調査とごっちゃになってしまうかもしれないが 来た人が不安にならないように要所要所に案内板を掲げておくとか 危険なルートにはロープを張っておくとか 欲を言えば川を渡る簡易的な橋でもあればいいんだがな。



ココまで自然に戻っていると判っていれば わしも目印になるマーキング用のテープでも持ち込んだんだが、結局この土地が誰の所有物かもわからないし、許可もない身分では勝手にあれこれと小細工を施すわけにもいくまい。

許されるなら もしわしが次に来ることがあれば、ルートを判るように個人で出来る範囲で施しても構わないんだが・・・



ちなみに この女滝の上流には落差16Mの「男滝」が流れ落ちているんだが、整備されたというルートは全く確認できなかったんで これは7年前に訪問したときの画像じゃ。

迫力は女滝に劣るが 正統派の直瀑で アクセスするルートは崖のぼりと笹薮こぎが待っていて さらに難易度が上がるぞ。

そんなこんなで 千滝のレポはこんなところだが、もしこの滝を拝みに来ようと思う人がいれば、マムシや変な虫が出る可能性はかなり高い・・・いや、まず出ると思って間違い無いんで 長靴と動きやすい完全武装の野良作業スタイルがベストだと思う。下手に高価なアウトドアファッションなんかで来るとボロボロになってしまう可能性もあるぞ。

あと、滝の上の断崖に立派なスズメバチの巣も確認できたんで そういう危険を避ける意味でも時期は晩秋から春までが良かろうな。

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ちなみに 地図で見ると県道316号、カツエ峠を越えたところの林道から滝の上部に向かう道が伸びていて そちらからだと簡単に行けるかとも考えたんだが、どうみても他人の畑っぽかったんで これ以上の散策はやめておいたぞ。

道祖神なんかもあって たぶん昔の峠越えルートのひとつだったんじゃないかと思うんだが、もし土地所有者の許可がもらえれば こちらからアクセスして滝を上部から眺める遊歩道も作れるかもしれないな。 

案外 川を遡上するルートより上から下りる道を作ったほうが簡単かもしれないし 立体的に滝が眺められる公園にでもすれば面白いと思うんだが・・・

個人的には萩市に安易に合併されなかった阿武町には 応援したい気持ちが多いんで、こんなブログのネタでも何かのきっかけや提案になれば それなりの意義はあるんじゃないかと思うんだがなあ・・・ふぅ・・・

2 件のコメント:

  1. BARAさん、お帰りなさい(^_^)/&お疲れ様~

    千滝>遊歩道が整備されたの知ってたら行ってみたかったですなー。
    これからの季節、やはり蟲やら蝮には注意が必要ですね。
    先日行ったワラビ狩りの時にもスズメバチの巣を発見しましたし・・・・・
    君子危うきに近寄らずに徹したいところですが・・・・・・好奇心に負けそうな・・・
    (どっちなんだ)
    聖湖のキャンプ場はいずれ行ってみたいと思います。芸北近辺はまだまだ寒いでしょうねぇ。

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  2. Veinさん>どもです。心の中では明後日までがGWだったんですが あいにく土曜日は休日出社になってしまいました。天気が雨予報から晴れマークに変わってゲンナリ度も倍増です。

    芸北あたりは夜はまだまだ冷え込むんで虫の心配はなさそうですが もう少ししたら蚊や蚋との戦いが始まります(´・ω・`) 熊と蜂と蝮は不戦敗というか 敵前逃亡を予定してますが できれば出会いたくは無いですね・・・

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