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2023年5月8日

2023GW 土佐日記① プロローグ~寒風山・笹ヶ峰

 2023年・GW・・・

わしは正月と盆休みは実家の行事ごとがあるし、暑いし寒いし季節的なこともあるんで車中泊でのお出かけはしないんだが GWは毎年 どこかしら出かけたいと思っているわけだ。

で、今年はどこに行こうか、と4月頭くらいから考えていたんだが GWの交通事情を考えると東日本には行けないだろうし 今まであまり散策してなくて3日、4日の時間を潰せそうなところ・・・で、思いついたのが四国。

四国は将来的にお遍路で歩きたいと思ってたりするが それはともかく、橋でつながっているとはいえそんなにちょいちょい来れる場所でもないんで 今後の計画としては年に一回 一つの県に絞ってじっくり回って 4年で四国マスターを目指すのも良いんじゃないかと思ってな。

で、最初にどの県を攻めるかということで選んだのが高知県。

四国は今まで石鎚山、剣山、東西赤石山トレッキング、そして道後を初めとする伊予三湯、祖谷温泉などの温泉巡りで来たことがあるから 四国山脈を中心とした愛媛、香川、徳島は何度か足を踏み入れている。愛媛は道後温泉が市街地にあるからそれなりに回っているような気がするが 高知県エリアは・・・正直 その昔日本一周をしたときに通り過ぎただけ、という感じかな。決してNHKの朝ドラで舞台になっているから、という単純な理由だけではないぞ。(それも「無い」と言えば嘘になるけど・・・)

さて、今回の高知旅のためにネットで見つけた高知県地図がコチラ。大きく分けて3つのエリアがあって 黄色(西部)が足摺岬と四万十川中心のエリア、赤が高知市を中心としたエリア、東部の青色エリアは室戸岬メインのエリアとなるが ざっくり言えば海に面している地域と山間部エリアの2種類と思って間違いないぞ。

今年のわしのGWは3日~7日までの5連休なんだが 最後の一日は休息日を取らないと休み明けからの業務に差支えが出よう。
で、できれば黄・赤・青のエリアを1つ1日で回ることができたら・・・とか考えたが 正直 高知県の横の長さはナメたらあかんぜよ、ということは 身を持って思い知ったぞ。

今回は1週間前の長期天気予報ではGWは3日から7日まで連続で雨マークが付いていたんで 正直 山関係は諦めていたんだが、直前に天気予報が変わって どうやら3,4日は晴れそうで、運が良ければ5日も動けそうになっていたぞ。やはり晴れ男だな、わし・・・(*'▽')

それでもこの広大な面積の高知県をつぶさに見て回るのに4日程度では無理があるんで とりあえず今回は 何年か前に一度来た時に見学した「桂浜」、「龍河洞」、日本滝百選の「龍王の滝」「大樽の滝」「轟の滝」、そして前回訪問時に入浴した「木の香温泉」と「雲の上の温泉」は除外することにして、、、足摺岬と室戸岬は一度行っているからどうしたものかと思うが この2つを外すと高知県らしくないから悩みどころだな。
2つとも岬なんで 天気が悪ければ無理していく必要は無いと思うが、「行けたら行く」というスタンスで良かろう。

とりあえず、初日は晴れるのが確実なんで 以前から気になっていた200名山の「笹ヶ峰」のトレッキングをするとして 残りは天候とルートを考えながら行き当たりばったりで進むという 計画とも言えない計画を立てて いざレッツゴゥ!!

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2023/5/3 日本200名山 笹ヶ峰 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

5月2日、業務終了後にアパートでシャワーを浴びて食事を済ませたのち 高速に乗って下関を出発。

尾道からしまなみ海道を通って四国上陸。すでに日付は変わっていたが車のガソリン目盛りがわずかだったんで このまま山間部に入るのは危険と判断。高速を降りた西条市街地で24時間営業のガソリンスタンドを探すのに少々手間取ったが ここで満タンにして国道194号を通って高知県入り。

いの町の道の駅「木の香」に到着したのはAM2時を回っていたが 駐車場は車中泊の車でほぼ満車状態・・・さすがGW。
わしが言える道理は微塵も無いんだが、施設の人から見れば大挙して車中泊の車が押し寄せるのは迷惑以外の何物でもないよなあ・・・

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さて、夜も明けて5月3日(水)、目覚めとともに行動開始。初日は計画通り 標高1763Mの寒風山と 標高1860M、日本200名山の笹ヶ峰へトレッキングじゃ!

ちなみに念のためザックにはドローンを忍ばせていたが さすが標高1800Mを越える山の上では風が強くてフライトなど不可能だったぞ。少し考えればわかることなんだが なぜか毎回ドローンをザックに忍ばせて 結果 飛ばすことができずに後悔するんだよなあ・・・

四国の山並みって九州のそれとは違って 独特で面白いんだよなあ・・・チコちゃんの番組で「山はおでき あるいはシワ」という説明があったが 九州の山は火山型の「おでき」なんだが四国の山は大陸プレートに押しつぶされて隆起した「しわ」型なんだろう。

そういえば今回の高知旅行ではあちこちで南海トラフ地震に備えた「津波避難タワー」を見かけたな・・・まだ東日本大震災の記憶が新しいから 土地の人にとっては切実な問題なんだろうな。

ま、そんなことはさておき、今回の寒風山~笹ヶ峰トレッキングのレポについては 例によって例の如く、YAMAPにUPしているんで 興味がある人はそちらをご覧いただいて・・・

寒風山・笹ヶ峰 2023/05/03 / BARAさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

さて、笹ヶ峰の下山ルートを降りて南登山口に到着して、そこから起点となった寒風山トンネル登山口まで戻るには林道を3.5キロ、約1時間程テクテク歩いていくことになるんだが、途中 林道沿いにある「長又橋」のそばに 立派な二条の滝があるのを発見。

落差は・・・上の方まで見えないから何とも言えないが20Mくらいかな?
何といっても二条の姿がなかなか絵になっていて 正面から見ることができれば尚いいんだが 水量が多いんで横からでもかなりの迫力じゃ。

ネットで調べても「長又橋の滝(仮称)」とか「長又の滝」とか 正式な名前は見当たらなかったぞ。これほど形のいい滝ならば何らかの名前が付いていてもおかしくないんだが・・・

なんだかんだで1800M級の山だもんなあ、ちょっと探せばこのような無名滝はいくらでもあるんだろうな。やはり四国山脈、恐るべし、と言ったところか。
ちょっと整備して公園化すればいいのにな。形が良いんで何もしないというのも勿体ないと思うぞ。

しかし こんな無名滝を見せられると 山口県で誰も知らないような数メートル規模の 滝だか沢だかわからないような流れを求めて道なき道を危険な目に遭うのを覚悟しながら散策することに いったい何の意味があるのか改めて考えさせられるわけだ・・・

ふぅ・・・

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