さて、この日の最後を締めくくるのはやっぱりサ活となるんだが、「サウナイキタイ」サイトで最寄りの施設を検索してやって来たのは 原鶴温泉街の「泰泉閣」さんとやら。
原鶴温泉はだいぶ昔に「愛泉一」さんにお邪魔したことがあるんだが それ以来だな。
原鶴温泉の特徴はアルカリ単純泉のトロトロ湯、ということなんだが 筑後川の河原でツルが湯浴びをしていたことから発見されたという何気に歴史のある温泉街だったりするぞ。
泰泉閣さん玄関の前に鎮座する河童のモニュメント。
筑後川は阿蘇外輪山から有明海に向けて流れる九州で最長を誇る一級河川。関東・利根川の「坂東太郎」、四国・吉野川の「四国三郎」と並び「筑紫次郎」とも呼ばれている。
これほどのスケールの川なんで 当然のようにカッパ伝説があるわけだが・・・
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原鶴温泉 泰泉閣
福岡県朝倉市杷木志波20
泉質 :アルカリ性単純温泉・単純硫黄泉 PH
効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性皮膚病、冷え性、疲労回復など
営業時間 :11:00(火曜は14:00)~20:00(日帰り利用)
料金 :1000円
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筑後川一部を支配していたカッパの豪族に 一人娘のポンポコという絶世の美女がいた。
だがこのポンポコは男勝りな勝気な性格で血の気も多く 年頃になっても男性には全く興味を示さず、あろうことか手下を引き連れては近隣の集落に戦いをしかけ 徐々に支配地を広げていった。
一方 田主丸エリアでは球磨川からやって来たカッパの九千坊が支配をひろげ 筑後川流域の最大勢力となっていたが 侵攻を続けていたポンポコとついに激突することに。
その争いは一進一退を繰り返し 戦死者や怪我人も続出する長期消耗戦となってしまった。
ある時 敵の偵察しようと久千坊の領地に忍び込んだポンポコだったが 偶然にも敵の大将が山の頂上で放尿する姿を目撃すると その天を突くようにそそり立つイチモツに衝撃を受け 突如 彼女の中に閉ざされていた「女の性」が目覚めて あっという間に戦意消失。
その後ふたりは結婚して長らく続いた不毛な戦争も終わり 傷ついた兵士たちも温泉の効力によってすっかり回復し この地域も平和を取り戻すことができたんだそうだ。めでたしめでたし・・・
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・・・と、いうのが筑後川カッパ伝説のあらましなんだが、今回利用した際、男湯の露天は「かっぱの湯」で そのカッパ伝説のストーリーが看板に書かれていたな。(男女日替わりのもう一方は「ジャングル風呂」で、どちらかといえばそちらのほうが名物らしい感じ・・・)
まず気になるのは 狸でもないのに一人娘に「ポンポコ」というキラキラネームを授けてしまうセンスは親としてどうなんだろう?ということかな。そして敵大将のイチモツを見ただけで女に目覚めてしまってめでたしめでたし、というのも 今の時代では炎上必至という結末だな。
そんなことで戦争が終わってしまっては 戦いで命を落とした兵士たちも浮かばれないと思うんだが なんだかんだで昔はおおらかだった、ということか。(単にカッパが畜生なだけ、という気もするが・・・)
そんな話はどうでも良いとして 肝心の温泉はやっぱり原鶴温泉の特徴であるスベスベ系の美肌の湯。サウナも数名が入れる大きさで 時間帯が良かったのかそんなに利用客も居らず ゆっくりと汗をかかせていただいたぞ。
とりあえず温泉がどうのこうの、というより 河童のイチモツ伝説の方がインパクトが強くて思い出に残る存在になってしまったかな・・・
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