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2014年7月8日

【備忘録】大分県の温泉 5(別府八湯 / 明礬温泉)

過去のブログ、サイトで紹介した温泉で ブログの記事と言うより個人的な記録として。

データが数年前のものもあるため施設によっては廃業や改装、料金等の変更の可能性があります。

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  • へびん湯



    ※「別府3秘湯」のひとつで 例によって絶対無料・絶対混浴・絶対露天

    鍋山の湯との分かれ道を下に進み さびれた神社を通り過ぎてダートを進むと2~3台の駐車スペースがあり、そこから降りていくと川のそばに3個の釜と簡素な着替え場の作られた別天地がある。



    川をそのまま利用した石組みの浴槽は上流から温度が段階的に下がってくるんで 季節と好みで入りたいところに入るスタイル。

    知る人ぞ知る秘湯、だったが やはりネットの影響で随分と俗にまみれてきた感もあるかな・・・


  • 鶴の湯



    ※ここは3つの露天野湯のなかでももっともメジャーで 秘湯には違いないが朝から地元のおじちゃん・おばちゃんの常連さんで賑わっているようだ。

    鶴見霊園の奥から すぐ裏に位置しているが 霊園は視野には入らず 実に情緒のある雰囲気だ。
    またココには女子用に脱衣所があって手入れも行き届いているんで 清潔感では3つの秘湯のなかでも一番。

  • 鍋山の湯



    ※「別府3秘湯」のひとつで 鍋山のふもとからダートな道を進み 鍋山湯源郷の入り口から荒れた山道を10分程度歩いたところにある秘湯。

    残念ながら不幸な事件があったおかげで現在は閉鎖されている。ここの泥湯は絶品だったんだけど・・・残念じゃ。






  • 鶴寿泉



    ※地獄蒸しプリンで有名な岡本屋の傍の小道を降りていくと そこにポツンとあるジモティ向け共同温泉「鶴寿泉」が現れる。
    ココが記念すべき、わしの「別府八湯温泉道」の第一湯めとなるわけじゃ!!



    この「鶴寿泉」、なんと入浴料金は無料という太っ腹さなんだが、素晴らしい温泉なんで入浴する人は必ず入り口のお地蔵様にお賽銭を投入していこう。

    お湯はちょっと口に含むと酸性湯らしいスッパさが感じられ 肌には若干のピリピリ感も味わえる。確かに殺菌効果も高そうだし、個性もインパクトも大の 実に素晴らしいものじゃ。


  • 別府温泉保養ランド



    ※保養ランドの源泉は「紺屋地獄」とも呼ばれていたもの。

    まあ「地獄巡り」の1バージョンみたいなものなんだろうけど ここはその地獄に直接身を投じてしまうという趣向で温泉を楽しめるわけだ。

    わしも今まで何箇所か「泥湯」なるものを経験してきたが、ハッキリ言ってココはさすがに格が違うな~。「源泉掛け流し」という言葉もどうでも良くなるような圧倒的なインパクトじゃ。

    泥湯は比重が高いために 入浴時は傍にある竹を掴んでいないと体が安定しないんだが、泥の上に胡坐を書いてプカプカ浮いていると まるで雲に乗ったような浮遊感を体験できる。こういう感覚は他ではなかなか味わえないぞ。



    コロイド湯、滝湯・蒸し湯・泥湯など 様々な趣向のお湯があって いかにも「THE・別府」という満足度の高い内容。さすが「西の横綱」を名乗るだけのことはあるぞ。


  • 明礬 湯の里



    ※明礬温泉ではその名のとおり、明礬を採取する昔ながらの湯の花小屋があちこちに残っているんだが、ここも文化財レベルの湯の花小屋が敷地内にいくつかあって 温泉に入るだけでなく 明礬温泉の観光やお土産の調達、食事なんかも敷地内で全てクリアできるようになっている。
    まあ規模が小さいアミューズメント施設みたいなものだと思えば良かろう。

    標高350Mの別府一の高台にある露天風呂、ということで 景色ももちろん素晴らしいんだが、カッコいい囲いが周囲に張り巡らされているんで 展望を見ようと思えば立ち上がらないとダメなのが ちょっと減点かな・・・

    まあ、そうでもいないと女湯には誰も入らなくなるんで仕方ないんだろうけど。ちなみに 源泉掛け流しっぽい掛かり湯を少し飲んでみたけど、スッパマンになるようなキツめの酸性湯だったな。肌ざわりは柔らかいが 入っているうちにどんどん体力を奪っていく 明礬温泉ならではの特徴はしっかり保っている一品じゃ。


  • 山の湯



    ※岡本屋売店の道路を挟んだ丘の上にある「山の湯」

    このときは知らなかったが 後で調べてみると「岡本屋旅館」の直営の入浴施設で、なんでも明礬では「湯の里」と双璧の眺望を誇っているんだそうな。

    岩風呂に張られたお湯は明礬温泉特有の湯の花漂うキシキシ系ではあるが 明礬温泉のセールスポイントである「白濁系」ではなく やや色がついたかな?というくらいの無色透明系。 
    やはり明礬温泉では白濁したお湯や泥湯を観光客は求める傾向があるんで 客も少なめなのかな?この日は貸しきり状態で楽しめたぞ♪ 



    どちらかと言うと はじめて別府の明礬温泉に入るという人より あまり硫黄のきつい湯は苦手な人(そんな人は明礬に来ないと思うけど)、何湯か試した人が景色を眺めながらのんびりと入るには向いている施設なんだろうな。


  • 奥みょうばん山荘



    ※この「奥みょうばん荘」、元々は湯山高原荘という湯治施設だったが、経営難のため廃業。 その後を引き継ぐ形で2006年11月から 大阪からやって来た(自称)温泉マニアを名乗る今の管理人さんが 「自分の理想の温泉施設を作りたい」という野望を秘めながら運営しているそうな。

    手作業で施設を補修しながら営業しているようで 現在は駐車場の横に露天風呂のような岩風呂のような そんな湯舟が建設中だったぞ。
    3つある湯小屋は基本1組1時間以内で貸切。一人からでも借りられるが その場合は浴室は管理人さんの指定になるらしい。



    一番端っこの小さい湯小屋が一番成分の濃い源泉が注がれているオススメの部屋らしい。
    白濁したお湯はコロイド状の湯の花が舞い、透明度は約10センチ程度という濃い一品。

    口に含むと少しキリッとした感じで 一度入ると24時間は硫化水素の匂いが体や服から離れない 実に素晴らしいお湯じゃ。 

    ちなみにココの温泉玉子は温泉の高温蒸気に6分ほどさらした 半熟の「短時間蒸し」と、 温泉成分が染み込んで黄身が変色するまで15時間ほどじっくり蒸した「長時間蒸し」の2種類がある。

    オススメはやっぱり「長時間蒸し」だが 仕込が必要なため数に限りがあるらしいんで注意すべしっ!


  • 照湯温泉



    ※なんでも玖珠のお殿様の別荘として使われていた、という由緒正しき温泉だそうだが、最近になってリニューアルされて 駐車場も完備された非常に敷居の低い共同湯となっている。

    ココの一番の見所は 殿様の専用湯として使われていた時代からそのまま残っているといわれる石造りの浴槽で これは男女日替わりの「殿様の湯」のみの仕様らしい。

    浴室は脱衣所と一体になって 中央に四角い石風呂がどどんとあるだけのシンプルな造りだが 柱や天井には立派な木材がふんだんに使われて なかなかリッチな雰囲気が演出されている。

    お湯は無色透明で 湯の花が豪勢に舞う一級品には間違いないが、明礬温泉にしてはガツンと来るような強烈なものではなく どちらかといえば柔らかい感じ。源泉が熱いんで加水して入れる温度に調整はしてあるが、掛け流しで贅沢に使われている。

    共同湯なんでシャンプーや石鹸などのアメニティグッズは皆無だが、歴史・雰囲気・敷居の低さ・クセのない湯・・・と、他人に勧めるにはセールスポイントが揃っているし 別府の温泉施設の中では素人にも玄人にもマニアにも 比較的安心してオススメできる万人向けの施設ではなかろうか?


  • 湯元屋旅館



    ※この「湯元屋旅館」は明礬温泉の共同湯「鶴寿泉」のすぐ向かいに佇む小さい宿で、見たところ何の変哲もないフツーの民宿なんだが、実はなかなかツウ好みの独自源泉を持っていて「隠れた名湯」と評判の一品らしい。



    お風呂はこちらの内湯と露天の2種あって どちらも3人くらい入るのがやっとのこじんまりしたサイズ。入るときには入り口の札を「入浴中」にしておくらしい。

    要するに家族湯のような貸切システムで 今回は泊り客が居なかったんでどちらでもOK、ということだったが、宿泊客が居ればそちらが優先されて あとは早い者勝ちだから 運が悪いと入れないパターンもあるようじゃ。



    岩の回りが緑色に変色していて はじめは温泉苔かと思ったが、どうも緑青のような鉄分みたいだったな。
    やや緑がかった白で濁ったお湯は 塚原温泉に迫るほどの強烈な酸性湯でPH1.8。 舐めてみるとやっぱり塚原同様にレモネードのような酸っぱさじゃ。


  • 豊前屋旅館



    ※この豊前屋旅館、別府を見下ろせる明礬エリアでも高台にあって、「へびん湯」に向かう道を少し進んだところに看板があるから 思ったより判りやすかったな。施設は内湯で3人くらい入れるかどうかのサイズの湯船が一個のみ。 

    湯口からは60度くらいの源泉がチョロチョロと掛け流されている程度だが 客数が絶対的に少ないんで鮮度抜群。 
    もちろん、硫黄臭が漂う一級品で、明礬特有のやや薄緑の白濁湯で 湯の花の量もなかなか。やっぱりギッチギチでキシキシ。ただアルミニウムの成分は少ないのか酸っぱい感じは余りしなかったな。

    湯上がりは肌もサラサラになるが さすがにこれだけの成分の濃い湯だと 風呂上りの疲労度も流石のものじゃ。


  • さわやかハートピア明礬



    ※ここの施設の凄いところは明礬温泉のガツンとくる硫黄泉を楽しめる露天風呂と ソフトでサッパリとした炭酸水素塩泉の内湯の2種類の温泉を500円で両方楽しめる、ということだろう。



    男女別に湯小屋があって 内湯と 右の小さいスペースが露天となっている。後ろには沢が流れていて借景もなかなかグー。
    岩風呂の内湯が明礬らしい硫黄泉で 湯の花が大量に舞う明礬ならではの白濁泉で 素晴らしいの一言じゃ。



    奥の茶室の出入り口のようなスイングドアが露天への入り口で 中にお一人様いらっしゃったんでカメラは持って入れなかったが、数名が入れる小さ目の湯舟となっている。さすがに新しいホテル系だけあって シャンプー・ボディシャンプー・シャワーもしっかり完備されている。

    風情はしっかり残しつつ アメニティを充実させているところも満足度が高いと思うぞ。

    内湯は20人ぐらいは入れる大浴場で 炭酸水素塩泉のややキシキシ感のある源泉がトウトウと流されている。 
    土類系の湯の花も浴槽に付いていて それなりに濃い温泉だということが判る。

    他にお客さんが出入りしていたんで内部の撮影は不可能だったが、馬油などのシャンプー類はもちろん サウナまである充実ぶりは凄いと思うぞ。

    お湯良し、施設良しの一般の人もマニアの人も納得の万人向け施設。かなりオススメ度は高いと思うぞッ!!

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