さて、全国的にそうだとは思うんだが 13日から盆の入りということで わしも朝から墓参りなどを済ませてきたぞ。毎年言っているが 何のために盆休みがあるか?といえば 先祖を迎えるため、というのが第一義だからな。
で、我が地元萩市でも迎え盆の行事がいろいろ行われているんだが 川島地区の藍場川で精霊流しが行われている、という情報をゲットしたんで ちょっと偵察に行ってきたぞ。
藍場川は城下町と同時に作られた萩市三角州のど真ん中を流れる水路。わしが子供の頃は水草が生い茂っていて亀やナマズ、蛍などいろんな生き物が住んでいたんだが 今は川底が綺麗にさらわれて錦鯉が泳いでいる。
錦鯉なんて藍場川では生態系の頂点だし虫や水草などなんでも食ってしまうから「錦鯉しか住んでいない」というのが正解か。逃げ足の速いハヤなんかはいるけど。
観光客向けにはそれでいいんだろうが わしは生態系が成立していた昔の姿のほうが好きだったんだけどな・・・
この精霊流し行事は今年で6回目だそうだが もともと藍場川では精霊流しが行われていた、という記憶はないんだが・・・流しびなや七夕の笹船くらいなら流していたんだろうけどな。
ご先祖様はお盆になると西からやってきて西に戻る、ということで わしの爺様の時代には13日になると萩市の西に位置する西の浜にご先祖様を迎えに行ってたらしい。わしの子供の頃の記憶だと 15日だか16日になると西の浜に流れる橋本川に灯篭を流していた覚えがあるんだが・・・それだと盆の入りじゃなくて送り火に合わせて精霊流しを行うのが筋じゃないのかな?
今の時代、灯篭もベースがプラのトレーだし そのまま流れて行っては環境汚染につながるんで仕方ないが ヒモで流されないようにくくられていたな。
「観光美観地区の藍場川みたいな短い距離で精霊流しをしても15分くらいで終わってしまうのでは?」とか思っていたが なるほどこのシステムならば蠟燭の灯っている間は客寄せができるわけだ・・・
そんな感じで 正式な作法から考えるといろいろ「?」な部分があるのは正直 いかがかと思うんだが、子供たちに「こういう行事がある」というのを伝えていくには 多少の時代の変化に対応させるのもやむなし、といった感じかな?
***********************
精霊流しをチェックした後は 迎え火行事「万灯会」が行われている大照院へ。
毛利氏の菩提寺であり 萩藩初代と歴代偶数代の藩主が祀られている大照院では13日に迎え火が、奇数藩主が祀られている東光寺では15日に送り火が行われている。
こちらは昔から変わりなく行われている萩市の風物詩、ということで わしも時々ブログのネタにしているわけだが・・・
万灯会(迎え火)@萩市 大照院 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
異様に蒸し暑くて そこにいるだけでTシャツが汗でぐちゃぐちゃになるような状況だったんで 適当に写真を撮影してすぐに退散することに。
ふぅ・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿