むぅ、台風が西日本直撃・縦断か・・・
わしの盆休みは明日までなんだが 明日はとりあえず下関に戻ることが最優先になるだろうから 何もできないだろうな。戻れれば、の話なんだが・・・
さて、そんなこんなで今日は何かするなら実質 最後のチャンスということになるんだが TARO先生の発案で江津市の今井美術館とやらで「海洋堂フィギュア展」なる企画展があるらしく、それを見に行きたい、というんで付き合うことに。
以前、倉吉の円形劇場なるフィギュア専門博物館に行ったことがあるが、だいたい似たような内容じゃないか?と思ったんで この台風が近づいている最中、わざわざ江津まで足を運ぶのもどうなのか?とは思ったが 所詮ヒマだしな・・・
朝の9時過ぎに我が家にお寺さんがお経をあげに来たんで それを済ました10時頃 TARO先生と合流して いそいそと萩を出発。
お昼過ぎに浜田の道の駅「ゆうひパーク浜田」に到着。めんどくさいからここで飯を済まそう、ということになったんだが 昼過ぎまでは天気もそれなりに良かったんで行楽客で賑わっていて 食事コーナーもけっこうな順番待ちだったぞ。
で、飯を食った後、わしが一服している間に「情報コーナー」で何やらチェックしていたTARO先生が一言。
「さて、帰るか・・・」
( ゚Д゚) ・・・は?
「うむ、実は今井美術館は13・14・15は盆休みで休館なんだそうな。いやまさか盆に休むとはなぁ~・・・」
Σ( ゚Д゚) クワッ
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せっかく浜田まで来たのに そのまま帰るのもどうかと思っていたが、TARO先生には「行く時間があればもう一つ 見ておきたい展示会がある」ということで その足で益田のグラントワへ。
もちろんわしは身障者特権で入場無料なんだが、TARO先生がわしをこの手のイベントに誘うのは「同伴者も無料」という特権のおこぼれがあるからに相違ないだろうな・・・
なんでも今 「いのくまさん」なる展示会をやっているらしく、それが見たかったらしい。
ちなみに彼は以前 一人で島根県立美術館に出向いているんだが そこでやっていた「小倉遊亀と院展の画家たち展」とこの「いのくまさん」展の両方のスタンプをゲットすると なにやら粗品がもらえるということらしい。
たぶん 彼がココに来たかったのは その粗品目当てだろうな・・・スタンプラリーの類はコンプリートしないと気が済まない性格だし・・・
正式には「猪熊弦一郎展」というらしい。
正直 サブカルチャー的な展示会以外は全く興味がないわしなどは 恥ずかしながらそれがどういう展示会なのか、”いのくまさん”なる人物がどういう人なのかも知らなかったぞ・・・
グラントワHPによると猪熊弦一郎なる人物は
猪熊弦一郎は香川県に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)の藤島武二教室で西洋画を学びました。1936年に小磯良平らと新制作派協会(現・新制作協会)を結成。東京、パリ、ニューヨーク、ハワイと拠点を移しながら、マティス、ピカソ、藤田嗣治、イサム・ノグチら様々な芸術家と交友を深め、彼らに刺激を受けつつ独自の画風のを追求しました。また制作活動は幅広く『小説新潮』の表紙絵を40年間描いたほか、三越の包装紙「華ひらく」のデザインや、JR上野駅中央コンコースの壁画《自由》の制作を担ったことでも知られています。
・・・だそうな。
会場は学生時代からの猪熊氏の作品を集めた第一会場と 商用に使われた作品をメインに展示する第二会場、という2部構成。
わしのように美術的なセンスのない人間には第一会場の作品群は少々 その美術的価値を把握するには難解だったかな?案外と抽象的な作品が多いから 美術展で賞を獲った作品とか見ても良くわかんなかったぞ。
ただ 第二会場の「おしごと」の作品、三越の包装紙とか雑誌の表紙絵とかは興味深かったぞ。三越の包装紙なんて それだけ見ても「美術的価値」なんて考えたこともなかったが 日常にありふれた風景でもちゃんとデザイナーとか意匠を考える人っているもんだよなあ・・・
と、まあ 非常に浅い感想しか思い浮かばなかったわけだが、前向きに考えれば こーゆー展示会って自分の意志で「行こう」とはまず思わないと思うし、いい機会だったんじゃないかな?
と、いうわけで興味のある人、「毎日暑いからインドアで涼しく過ごしたい」とか思っている人は 足を運んでみてはいかがかな?
先に紹介した「富野由悠季展」とは明らかに客層が違うし、そんなに混むこともないと思うから ゆっくり鑑賞できると思うぞっ!!
くはっ!!
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