落差 6M
萩市街地に入る有料道路(※現在は無料道路)の手前に「明木」という集落があるのだが、この不動滝はその明木を流れる小野山川の上流にある滝だ。
滝には信仰の対象として観音様とか不動様が祭られているパターンが多いし 全国的に見ても「不動滝」という名前の滝はいくつもあるんだが 山口県で「不動滝」という名前のついた滝らしい滝は この明木の不動滝しかないんではないのかな?
そんな「滝の王道」ともいえる不動滝なんだが 実はわしが存在を知ったのも ごく最近で、地元でも全然目立たない存在だったりする。
防府、山口と萩を結ぶ国道262号には「不動滝橋」という橋が架かっていて 地図上にもしっかり名前が刻まれているんだが、案内板も何もないんで この滝を見ようと思えば国道下の旧道に降りなければならない。
非常にルートがわかりにくいから 「滝を見る」という目的意識がないと「偶然見つけた」とか「ちょっと見てみようか?」という風には ならないんじゃないのかな。
萩から山口方面と小郡方面に分岐する交差点から小郡方面に数百メートル、「角力場」という地区から川に沿って旧道に入るのが一番判りやすい。 延々と旧道を進み 国道262号の「不動滝橋」をくぐったところに「不動尊」と書かれた かなり古そうな鳥居がある。
おそらくはこの滝を不動様と見立てて祭られた神社だと思うが、この神社は何気にマニアックな趣もあるんで 暇なひとはお参りしてみても面白いと思うぞ。石段が危なげな上に かなりの段数があるが 上に祀られている岩屋はなかなかの風情じゃ。
で、滝なんだが、なぜこの滝が全然メジャーになれないかと言うと どの方向から見ても滝つぼの一部、もしくは上流の眺めしか見ることが出来ない、ということに尽きると思う。
上の写真は滝の上部から岩伝いに川の反対に行って 反対側の山の斜面をむりやり進んで撮影したものじゃ。
確かにカッコは良いんだが、正直言って岩は滑りやすいし 川の反対側の斜面は足元が狭く崩れやすいんで何回もピンチに陥ったな。正直 写真を撮るためとはいえ リスクは大きすぎるな。できればもっと下流からスリッパで川の中をジャバジャバと歩いて接近したほうが良いと思うが、真正面から撮影するならば滝つぼで泳ぐくらいの覚悟があったほうがいいかも。
わし的には なかなかカッコいい滝だと思うんで 案内の看板を付けて 滝つぼが見れるように滝見の遊歩道でもつくれば なかなか面白い憩いのスポットになると思うんだがな。
わし的には なかなかカッコいい滝だと思うんで 案内の看板を付けて 滝つぼが見れるように滝見の遊歩道でもつくれば なかなか面白い憩いのスポットになると思うんだがな。
せめて危険を減らすために川に降りられるように梯子か階段くらいあったほうが良いと思うんだが、どうなんだろうな?
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