コメントについて・・・

GoogleブラウザのChrome推奨。
旧ホームページよりの再録記事について・・・山口県の滝情報は「【蔵出し】滝コンテンツ」、他県の滝情報は「【蔵出し】滝アーカイブ全国編」または「滝巡り(エリア別)」から、 日本一周記は「【2003年日本一周記】まとめページ」を右サイドcategoryより選んでください。
コメント投稿は失敗しやすいので うまく投稿できない場合は「匿名」を選び コメント文に名前を記入していただければ幸せます(=゚ω゚)

2020年7月31日

【山口県の滝データ】長門市の滝・五段の滝

長門市俵山
落差 30cm程度のものが数段


俵山の影の名所、「麻羅観音」近くにある渓流瀑。 

「五段の滝」に関しては 「そういう滝が俵山にある」という情報を聞いたことはあったんだが いまひとつ確実な情報が得られなかったし、すぐ近くに「七段の滝」があることから 「本当にそういう滝があるのか?」と 少々疑問を持っていたのも事実だ。

一方 写真の沢なんだが、ココは綺麗な水が穏やかに流れる沢で 周囲を紅葉に囲まれ 橋の下には不動様(だったかな?)も奉られていて たしかに雰囲気は良いし、おまけにわしの大好きな亀たちも長閑に暮らしているスポットで わしも 麻羅観音にお参りに来たときにはちょくちょくと眺めてはいたのだが・・・・

まさかココが表題の「五段の滝」だったとは 知らなかったな。掲示板で情報をくれたToshioさんに感謝じゃ。

御覧のような30センチ程度の段差が数段あるだけなんで 滝としての評価は低いが、いちおう観賞用のベンチなんかもあったりして ちょっとした広場になっているから お弁当を広げてくつろぐには結構いい場所ではないかな?

アクセスは比較的簡単で 麻羅観音のトイレのある駐車場に車を止めると そこから川に下りる遊歩道が延びているんで歩いてアプローチが可能。紅葉や桜や蛍など四季折々の風情もあるスポットだったりするぞ。

2020年7月30日

【山口県の滝データ】長門市の滝・牛が迫の滝(白糸の滝)

長門市俵山牛が迫
落差 7~8M

牛が迫の滝
俵山地区の木屋川上流に流れ落ちる滝で このサイトの掲示板に書き込まれた じんじんさんよりの情報で初めて存在を知った滝だ。道路の真下に落ちており アクセスは知っていれば比較的にラクにたどり着けるんだが、知らないと探すには相当苦労するだろうな・・・TOSHIOさんからのメールで詳細を教えていただいたんで なんとかたどり着くことが出来たぞ。御両名にはカンシャですじゃ。

俵山からは基本的に一本道なんだが この俵山の「上政地区」は道が途中途中でYの字に分かれていて 「どっちがメイン道路か」というのがわかりにくいから 説明はちょっと難しいかな・・・

俵山の郵便局から東に進み、「上政」の区民館を通り過ぎ、小さいコンクリ製の橋が出てきたら右折して少し細い道を進む。この道は木屋川上流の渓流を見ながら進むルートなんだが、途中に「逆くの字」に折れ曲がって流れる渓流が見えたら正解。一軒の民家に突き当たって舗装道路は終点なんだが 滝はその数百メートル手前の橋の下に落ちている。

「く」の字の滝
「ゆうゆうグリーン俵山」に記載されている「幻の白糸の滝」の写真を見る限りでは同一だと思われるが、直下型の一本滝で近くにある「千代の滝」を少し小さくした感じ。

ガードレールの切れ間から下に降りれば真正面から望むことも出来そうだが、この日は雨後のために水量が多く、下の沢に歩くスペースもなさそうだったんで道路から眺めるだけに留めておいたな・・・

※文章は2010年掲載当時のものをそのままコピペ。
現在「ゆうゆうグリーン俵山」はアドレスが変わっていますが記事は残っていたんでリンクは貼りなおしています



2020年7月29日

【山口県の滝データ】長門市の滝・連理の滝(?)

長門市俵山
落差 10M



俵山の秘境、金の口林道にひっそりと流れる滝。

この滝に関しては「土砂に埋もれて消滅してしまった」という話も聞いたんだが、とある情報筋から「それらしい滝があった」という話を聞いて確認に向ったわけだ。

この金の口林道には「連理の榊」なる天然記念物があるんだが 位置的にはその「連理の榊」がある小高い丘の真裏になる。 実は2年前にもこの滝を探しに金の口川の渓谷を散策したことがあるんだが、そのときは滝らしい流れなど全く発見できなかったのだ。

で、その時に調査に同行してくれた地元の元・市の観光課職員で 昔「連理の滝」を見たことがあると言うお婆さんの話では 「千代の滝を小さくしたような直瀑で 落差は10Mほど」という話は聞いていたんだが、周辺には大きな山もないし 山道と川の流れをくまなく歩いたにも拘らず全く手ごたえが無かったんで そんな滝が今でも存在している可能性はきわめて低い、と思って居たんだが・・・

今回は林道沿いの岩に でっかく赤ペンキで「タキ→」と書かれた跡があったんで あっさりと滝の位置が場所が判明したわけだ・・・

しかしこの赤ペンキの目印は・・・・以前、周南市の「樸玉(あらたま)の滝」で目撃したものと同じ人によるものだと思われるが・・・・

今回はある意味 確かに滝発見のためには助けられたし、後から来た人への親切心で悪気は無かったと思いたいんだが、、、、

やっぱ景観や自然環境のことを考えるとペンキで目印をつけるのは なにか特別な立場の人とか もしくはそれ相当の理由が無い限り 単に山歩きや滝探しが好きだからといって 一個人が勝手に塗りたくるのはいかがなものかなあ。

 で、この落書きの位置からガードレールを超えて川床に降りると、そこは砂防ダムになっているんだが 林道沿いのメインの流れのほかに左手から支流に当たる沢が流れ落ちていて、標記の「連理の滝」と思われる滝は その沢の砂防ダムから少し上流に流れ落ちている。


左側メインの流れ
前回の散策のときは 下流からのアプローチはこの砂防ダムまでで 砂防ダムから先は 少し離れたところから川にアプローチしたから 確かに砂防ダム周辺は見落としてしまっていたからなあ・・・。

今は山も荒れて保水力が落ちているせいか 水量はチョロチョロだが、杉の植林が始まる前などはそれなりに水量があったんだろうな。もしかしたら今 砂防ダムのある位置にメインの落差があったのかもしれない。

右の流れ
おばあさんの話のような「直瀑」とは言いがたいが 確かに落差は10Mくらいあって 「連理の榊」のすぐ裏と言う位置関係や 2つの流れが下流で一つに合流する形状からも納得ができるし これが「連理の滝」である可能性は高いと思う。

ちなみにこの滝の上には かつて俵山と豊田町西の市を結んでいた旧道が延びていて 滝の落ち口には昔の炭焼き場、もしくは鉱山の名残か、石垣で囲まれた何かの建造物らしい跡がある。そういう過去の歴史を垣間見ることができそうな環境も わし的にはポイントが高いわけだ。

さらにこの辺りには 別に「八足の滝」という滝があるらしいんだが、 Toshioさんから頂いた資料によると「『連理の榊』の由来によると「八足の大蛇が連理の榊に成った」という記述があるそうな。 そのことから考えると もしかしたら「連理の滝」=「八足の滝」なのかもしれない。確かに複雑な岩の形に沿って水が流れ落ちている形状から「八本の足を伸ばした」という風にも見えるしな。

2020年7月28日

【山口県の滝データ】長門市の滝・千代の滝(木津大滝)

長門市俵山小原木津
落差 13M


別名・木津の滝、大滝

長門市の大寧寺から俵山方面に約5キロくらい進んだ道沿いにあるが 看板が小さいので見過ごさないように。 駐車スペースは数台が可能な空間が2箇所ある。

一枚板の岩面を豪快に流れ落ちる、規模は小さいが このあたりの滝としては正統派な滝。 ちょっとした公園のように整備されていて 和み度も高い。

このあたりはゲンジボタルの発生地としても有名で シーズンになるとこの滝の下流や上流にうようよと蛍が発生するのもポイントが高いぞ。

2020年7月27日

【山口県の滝データ】長門市の滝・七段の滝(七重の滝)

長門市俵山
落差 1M程度の段差が複数



俵山温泉から麻羅観音方面との分岐点を油谷方面に進んだところ、一位が岳のふもとにこの滝がある。

滝というよりは1M程度の落差の流れが何段も続いている 渓流瀑というか渓谷というか そんなもの。 柱状摂理っぽい形のいい岩なんで 規模は小さいながら見栄えは良い。

最近はこの滝を取り入れて「七重川河川公園」という公園も設備されて 駐車スペースもトイレなどの設備も充実してきたんで わかりやすいしアクセスも簡単。 俵山に来たら ついでに覗いてみてもいいんじゃないかと思うぞ。

見る分には良いんだが カメラの撮影ポイントは少ないのが ちょっとマイナスかな?

2020年7月26日

梅雨明けはまだかいなキャンプ@田万川キャンプ場

コロナによる外出自粛の対策として苦し紛れに持ち出した 過去の「滝コンテンツ」の蔵出し記事なんだが、昨日の時点でようやく「下関市の滝」が終わって いよいよ次回から最後の「山口県北部(長門市・萩市・阿武町)」の記事になるぞ。

いちおう北部の滝の記事だけでも数えたら40くらいはあったんで まだネタ切れ状態にはならないんだが それが終わってからどうするかを考えないとなあ・・・
山口県の滝は初期のホームページ時代に書いていたものだからパソコンのホームページビルダーのフォルダに当時の記事が残っていたから保存も容易だったけど 島根・広島・九州の滝についてはブログに移行してから書いたものが多いんでレンタルサーバーやプロバイダのブログサービスが終了した時点で記事も一緒に飛んでしまったからなあ。
今のブログに移る前に書いてたブログも なにげに何年もやってたからとても記事や画像をいちいち全部ダウンロードして保存する、とかいう根性もなかったし・・・

ま、コロナの騒動が始まる前から基本的にお出かけは晴れた週末だけだったから 今更感もあるんだけどな。

*************************

さて、この4連休の当初の天気予報はオール雨予報だったが 3日目からは曇り予報に変り4日目の午前中まではなんとなく大雨も降らないような予感が・・・



と、いうわけで 2週間前と同じく萩市田万川のキャンプ場までソロキャンプに出向いてきたぞ。せっかくの4連休に何もしないわけにはいかないし 実家にいてもダラダラ過ごすだけなのは目に見えていたからな・・・



連休前には実は芸北のキャンプ場を考えていたんだが、やはり雨予報が出て居る段階で山エリアとか川エリアのキャンプ場は避けたいし、そう考えると案外 適当なキャンプ場ってないもんだよなあ・・・



晴れ間が出てくると一気に蒸し上げるんで 今回はタープの下にテントのメッシュインナーだけで過ごそうか、とも思ったが 夜に横殴りの雨でも降られるとメンドクサイんで 結局アウターもかけることに。

なんだかんだで夜は雨風も全くなくそよ風が吹く程度だったが 案外涼しくてフライシートを掛けていてもちょうどいいくらいだったぞ。寝袋はさすがに暑かったけどな。



今年はコロナの影響でガキンチョの夏休み事情がどうなのかは知る由もないが、普段のこの時期の田万川キャンプ場は結構な混み具合のはずなんだが・・・わしが設営した時点で7組くらい、最終的には10組くらいじゃなかったのかな?密にもならず静かに過ごすことができたぞ。

ただ 気になったのは 日が暮れてフラッとやってきて わしのサイトの後ろの奥の方の木陰にソロテントを張っていたオッサンソロキャンパー、、、
朝方 わしが起きると同時にそそくさと去って行ったが どう考えても道の駅での受付が終わった後にやって来て開店する前に去って行ったような・・・

ここは受付をすると番号札をもらってテント周辺の見える場所に掲げるルールがあるんだが、いちいちテントの近くに行って確かめるまではしなかったんで 決めつけるわけにはいかないが・・・

あと、東屋をぶんどっていた怪しげな浮浪者風のオッサンキャンパーがいたが、あれは決めつけるわけにはいかんと思うが無銭キャンパーだろ。

金曜日・土曜日とココでキャンプしていた友人いしによれば いしが設営した金曜日から既にオッサンは東屋を分捕って過ごしていたようじゃ。
そういえばfacebook の萩グループに「菊が浜にブルーシートの下にテントを張って何日も過ごしている浮浪者風の不審者がいる」と話題になっていたが 多分同一人物じゃないか?わしの推理では菊が浜の海開きにあわせて追い出されて田万川まで流れてきたんではないかと思うんだが・・・

チェックアウトの時に道の駅の受付の人に言いつけてやろうかとも考えたんだが なんか告げ口という感じが嫌だったんでそこまではしなかったんだが・・・よく考えたらサイトのど真ん中の東屋に居座られても迷惑だし 夏休みで小さい子供さんも多いと風体が教育上あまりよろしくない感じだったし、なにより今はコロナ対策で公的施設なんかでは何かあった場合に備えて住所とか連絡先を聞かれてトレサビリティ―を確保している状況なのに 得体のしれないオッサンの長期滞在を許しておくような場合じゃないよなあ・・・

ここはソロキャンパーは一人500円という 公的施設ゆえに格安のキャンプ場なんだが、だからこそ無銭・無許可宿泊をされると真面目に金を払っている人が馬鹿を見るような気持になるし やっぱ通報すべきだったかなあ・・・

しかし わしも将来はできることなら山頭火のような風の向くまま木の実ナナな放浪生活を送れたらいいなあ、とか思っていたが この東屋を分捕っていたオッサンのように旅行者かホームレスか判んないような姿だと 結局周りが迷惑するし色眼鏡で見られるよなあ・・・決めつけてはいかんのだけど決めつけてしまっても仕方ないかんじだったし、結局 放浪して過ごすにもある程度の軍資金は必要だということか・・・

********************

【滝アーカイブ】山口県・西部(下関市)の滝

平成21年4月現在、資料等で存在を確認している滝の一覧。
赤の項目は清水秀登先生著「防長四十八滝」リストの滝。
リンクのない滝は未訪問
※印は特に名称のない滝

***************************

(下関市・旧下関市)
(旧菊川町)


(旧豊田町)


(旧豊北町)


(旧豊浦町)

*****************

参考文献・・・清水 秀登 著 / 「防長四十八滝」「防長四十八渓」、山口県ふるさとづくり県民会議編 /  「ふるさとの水」、岡 研一 著 / 「ちょっとそこの山まで」、近藤清石 著 / 「山口縣風土誌」、他


情報提供&無断拝借・・・ワシントンさん、じんじんさん、jiちゃんさん、Toshioさん、瀑悠紀行さん、水の郷さん、etc

※いろいろなサイトや本からの情報をまとめていますが ダブり、もしくは間違い、勘違い、土地開発による消滅などもあるかもしれません。


2020年7月25日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊浦町)の滝・鳴滝 / 白滝

【鳴滝山竜泉寺・鳴滝】

下関市豊浦町石印寺白滝
落差 3M



川棚温泉から吉見温泉に向かう途中、「鬼ヶ城山」登山道より川棚寄りにある「竜泉寺」の境内にある 修行用の小さな滝。

まわりは仏像や観音様が置かれて、霊験の高い滝なんだろうけど、なにせお寺も仏像も最近になって設置されたものらしい新しさがあって 「もしかして作られた滝じゃないのか?」という疑問も無きにしも非ず・・・

いちおう自然石で天然のものを観音様に見立てて宗教に取り入れているんだとは思うが 小さいながら なかなか雰囲気はあると思う。

ちなみに滝の上部に飛び出した筒が見えるのだが おそらく雨が降らないと水の流れが岩を濡らす程度に減ってしまうんで ああゆう細工でもしないと「打たれ滝の修行」ができなくなるんだろうな・・・

*********************

2020年7月24日

奇才~江戸絵画の冒険者たち@山口県立美術館

いやいや、4連休も二日目だが予報通りの雨模様じゃのぅ・・・

ま、そうは言っても何もしないわけにもいかないんで 今日はTARO先生の発案で県立美術館まで「奇才~江戸時代の冒険者たち」なる企画展を鑑賞に出向いてきたぞッ!!





これはどういう展示会かと言えば・・・詳しくはリンクから公式サイトに飛んでもらえばわかると思うが、ざっくり言うと江戸時代に新しい手法を挑戦してきた絵師たちの作品を集めたものじゃ。



今のご時世なんで入場前に検温や消毒を強要されるんだが 密を避けるために一度に入場できる人数も制限されているし 入場チケットも事前予約制となっている。

正直 そこまで手間をかけてくるのもどうかな~、という気持ちもあったんだが・・・身障者手帳を持つわしが行かないとTARO先生も「介護者=入場料免除」という特権が受けられないしなあ。(それがいつもTARO先生が自分の興味のあるイベントにわしを巻き込もうとする大きな理由だと判っているんだけどな・・・)



ま、ヒマには勝てないし 展示会そのものはそれなりに面白かったんで良かったんじゃないかな?(←他人事のような感想・・・)

************************



美術展を鑑賞後は湯田温泉の「おんせんの森」に出向いてサ活など・・・

もしかしたらこの4連休は4日連続でサ活くらいしかずることがないんじゃないか、とも思っていたが まあ他にすることもないしな・・・



前にここに来たのは10か月ほど前だったが ちょっとレストランの雰囲気とメニューも変わっていたな。
わしは前回同様 生姜焼き定食をオーダーしたが 肉が気のせいか厚くなって 価格は100円ほどUPしたものの、ボリューミーさもUPして やはり満足度の高いものだったな。

やっぱサ活に来たら生姜焼き定食は定番よのぅ・・・(´ー`)

**********************

そんなこんなで連休も早くも半分が終わってしまったが、明日は快晴になれとは言わないが 少しくらいの雨で勘弁してほしいものよのぅ・・・

ふぅ・・・

2020年7月23日

宇部市パワースポット巡り!(不動尊の滝・延命の滝・山王滝)

本来は東京オリンピック開催のために10月から移動させられた「スポーツの日」なんだろうが せっかくの4連休、天気予報では4日間まるまる雨予報、おまけにコロナ第二波とかなんとかで再び越県してのお出かけは難しそう・・・

まあ、先週の大水害でちょっと九州には今は避けたほうがいいような感じだし 島根方面も江の川の氾濫もあったし、とりあえず予定は何も立たない状況じゃ。
しかしながら4日間 何もしないで過ごすというのもやっぱりなあ・・・

( ゚Д゚)クワッ!!

ボーッとしててもドーにもならねぇッ!!(By:朝倉リク)

・・・と、いうわけで 午前中は萩市も時折土砂降りで とても動く気にならなかったんだが、昼頃から雲も薄くなったのか 雨も弱くなって明るくなってきたんで 思い切って宇部市まで足を延ばしてきたぞッ!

実は例の山口県の滝Youtuber、はくらびさんの動画を見て 宇部に「不動尊の滝」なる存在を知ってしまったんで ヒマなときに散策しようとは思っていたのじゃ♪



この「不動尊の滝」は近くに存在する「延命の滝」と合わせて 西岐波の華厳宗不動尊の修行用の打たせ滝・・・いわゆる「お滝場」じゃ。それは動画を見たときに判ってはいたんだがな。

今まで存在を知らなかった、、、と言っても こういう感じの打たせ滝って山沿いの神社仏閣に行けばまだまだ知らないものはいくらでも出てきそうな気もするし そもそも「お滝場」を一般の滝と同列に扱っていいのか?という基本的な疑問もあるにはあるんだが・・・

まあ、わしは滝にモチロン興味があるが 石仏に囲まれた独特の雰囲気も好きなんで 今回はどちらかと言えば滝目当てというよりスピリチュアルな雰囲気を求めての散策、と言ったほうが正しいかもな・・・

で、上の写真が「華厳宗不動尊」の入り口。国道490号 宇部IC付近からぐるっと回って辿り着くんだが、わしのようなあまり土地勘がない人間だと正直言ってどう説明すればいいのかわからないな・・・
安物のポータブルカーナビではうまく設定できなかったがスマホのYAHOOカーナビアプリがなんとなく連れてきてくれたんで助かったぞ。



この道を少し進んだところで二又に分かれてて 左にとれば「不動尊の滝」。
ちゃんと駐車場も整備されているが 案外と信徒は多いのかもしれんな。



車から降りると同時に腕や首回りや足首に蚊の大群がまぶり付くんで それなりの服装で来たほうがいいぞ(-_-;)



ほぅ・・・



で、こちらが「不動尊の滝」
メインは筒から落ちる部分より上の斜滝・・・というか沢の部分だと思うが 確かに4Mってとこかな。



雰囲気はあるが ちょっと人の手が入りすぎているかな・・・

*************************

2020年7月22日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊北町)の滝・豊北峡 小河内峡の滝

【男滝・女滝】

下関市豊北町大字粟野 豊北峡
落差 3M程度



青海苔やシロウオ漁で有名な豊北町を流れる粟野川上流にある渓谷が「豊北峡」なんだが わしもHPのネタにするために来るまでは存在すら知らなかった秘境だ。

元々 裏道のような県道沿いからのルートしかないし 全然目立たない看板がある程度だったんだが、最近になって道が整備され始めて豊北峡への案内板も一回り大きくなったんで 地図を頼りに近くまで来れば迷うことはないと思う。

豊北峡は奥行きの深い渓谷ではあるが 基本的に清流沿いに作業用の林道を歩いて散策するトレッキングコースで 「滝」と言われるものは「男滝」と「女滝」の2つのみ。渓谷の中に入るダム湖の手前にあるんで 滝を見るだけなら歩く必要もないしアクセスは簡単。
ただ 2004年時点では度重なる台風のせいで 道路は陥没し落石がゴロゴロしていたんで よほどのRV車でなければ通行は不可能な状態だったな・・・2005年3月時点では確認していないが 手前の川を渡る橋や道路は立派にリニューアルされていたから もしかしたら既に復旧されているかもしれないな。

わしが行ったときには男滝も女滝も うっかりすると見過ごしてしまうような小さな看板の真下にあって 上からの鑑賞しか出来なかった記憶がある。
で、正確な落差もわからず 写真もこのような何だかわかんないものしか手元に無いわけだが ショボかった感想が残っているぞ。 ただ3年も前の話だし 滝に関しても「拝めたらそれで良し」というタンパクな考えの時期だったから 今 改めて鑑賞したら違った印象が持てるかもしれないな。 これも機会があれば撮りなおしと確認に行きたいと思っているぞ。

2020年7月21日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊北町)の滝・白滝山の滝(白滝・三味線滝・大岩ノ滝)

下関市豊北町大字粟野 白滝山
白滝山登山図(白滝山愛好会 機関紙より)
**************************

【白滝】
落差 7M



山口県のトレッキング愛好家の間で人気の豊北町・白滝山にある滝。 
小さくて水量も乏しいが 標高500Mのところにあるにしては形が綺麗な滝で 「白滝山」の名前にもなっている。

さすがに水は青く透き通っていて 滝つぼにはアブラハヤがスイスイと泳いでいる。このサカナはいつからここにいるのか?いったいどうやってココまで上ってきたのか?食うものはあるのか?考えたら不思議でしょうがないぞ。

この滝を見ようと思えば 豊田町の西市から豊北町滝部に向かう県道の田耕地区から「白滝山登山口」の看板の指示に従って川を越える。正面に見える岩がむき出しの迫力ある山が「白滝山」だ。

細い道をどんどん東に進み山のふもとにある中山神社へ。四恩寺跡を見ながら登山を楽しむならココに車を置いて登るが 林道(未舗装)をしばらく登ると「洗濯岩」のある中腹の登山道があるんでここから登山。

滝だけを見ようと思えば そのまま未舗装の林道を進んで 山の反対側に出ればアップダウンなしで白滝に至る道があるが、この白滝山では白滝とともに「ゴルジュ」と呼ばれる岩の回廊は見ておいたほうが良いと思うぞ。

************************

※この記事は白滝山山頂手前に風力発電施設ができる前にUPしています。 
今は風力発電の開発で通された林道を使えば滝の手前まではラクラクでアプローチできるようになってます・・・

2020年7月20日

吉部・魚切の滝

さて、長門市日置で「二位ノ浜の滝(仮称)」を鑑賞した後は その足で宇部市の北側、旧楠町へ。

こちらもAPHAKUSYAKUさんの動画サイトで見て存在を知った「魚切の滝」なる滝の鑑賞が目的だったりするぞ。

この滝の落差は5mほど、ということらしい・・・正直 滝としてはどうなのか?という思いもあるんだが、「宇部市の滝」と言えば一般的に知られているのは荒滝山の荒滝くらいだと思うんで 滝マニア的には貴重な存在と言えなくもないだろう・・・たぶん。



今回紹介する「魚切の滝」は吉部の今富ダムをさらに進んだところにあるらしい。



こちらが今富ダム。
わしはそんなにダムマニアというわけでもないんで 来たのは初めてだな・・・

ここから細くなる道をさらにまっすぐ進み、「こんなところに民家があるんだ」なんて思いながら進んでいくと、



カーブのところにこのような看板が。

ここは「萩ノ本梅園・魚切の滝保存会 やよいの里」なる地域グループが環境整備・保全を行っているんだが、2013年1月に整備した際に看板が付けられたらしい。

2013年か・・・わしが県内の滝散策の熱が冷めた頃に整備された滝なんで 今まで知らなかったわけだな・・・
最近は地域おこしが盛んだから 案外とこういう見逃している滝も多いのかもなあ。



毎年 夏になると子供たちを集めて流しソーメンとか沢遊びとかのイベントをやっているようだが 今年はまだ夏休み前だし コロナの影響もあるからイベントそのものも行われない(=除草などの整備をする必要がない)のかな・・・やはり訪問者が少ないし 一年放置すると自然にある程度戻るものなんだろうな。



草むらから飛び出てくるキジに驚いたり 転がっている木の枝を蛇と勘違いして悲鳴を上げたりしながら100mくらい進むと 沢が見えてくる。



雨後だからなのか、少々 川が濁っているが、、、奥に滝が見えてきたぞ。



こちらが噂の「魚切の滝」。落差5m。

・・・ま、滝と言えば滝、沢と言えば沢という感じかな・・・

宇部周辺って高い山がないから それなりの規模を持つ滝はなかなか形成されないんだが 丘のような宅地として開発されてない森が広範囲で広がっているんで 沢や渓谷はそれなりに存在しているはずだ。

低山ゆえに里山として人とのかかわりは深いはずだから 何らかの名前がついていたり 傍に観音さまや不動様の祠が祀られて信仰の対象になっているようなスポットも探せば出てくるんだろうなあ(´▽`)

ふぅ・・・

2020年7月19日

二位ノ浜の滝(仮称)

いやいや、、、昨日 俳優の突然飛び込んできた俳優の自殺のニュースには ファンというわけでもない「知ってる」程度のわしでもかなり驚いてしまったが・・・ 

容姿もそうだが見た感じ性格も良さそうだし、才能もあるし、明らかに何もかもがわしより恵まれていると思うんだが 何があったのか・・・ま、本人しか判らないことなんだろうけど なにかの弾みというかキッカケがあったんだろうな。

そんな周囲の人々からも慕われていたり評価されている人が突然 命を絶っちゃうこともあるが、迷惑行為を売り物にして犯罪者になり 関わった人たち、たまたま近くにいた人にまで病気をばらまくような人物が国の経費で病院で治療を受けている、というのはどうなんだろうな? なんか取り調べをした警察官や 留置所でたまたま一緒に収監された人まで被害に遭っているみたいだが・・・

今日 昼にサ活と称して「みちしお」に出向いていたんだが サウナ室で宇部からやって来たというオッサンが隣の仲間と話をしているのを聞いていたんだが、宇部でおととい発表された「たまたまそのユーチューバーに話しかけられて感染した」という20代女性の医療従事者のいる病院は どちらかといえば一般の病院というより介護的な医療機関の様で その病院は今回の騒ぎでてんてこ舞いの状況なんだとか。

それより「オッサン、離れて汗を流しているわしにまで聞こえる音量でサウナ室で世間話をするのはどうなんだ?」という感想もあったんだが、その女性もテロにあったようなもんだし 周囲も入院している患者さんたちも とんだ迷惑としか言いようがないもんなあ・・・

軽率な行動でコロナに掛かった人はある程度 世間から非難されるのは仕方ないことだと思うが 基本的には病気になった人を「かかった人が悪い」と責めるのは間違いなんだろう。だが、彼の場合はもう少し違うメニューを用意しても良いような気がするな。

こういうことを書いたら怒られるのかもしれないが、鶏なんかは人間に強制的に密な環境に押し込められて もし鳥インフルエンザなんかに一匹でも罹ったら全体責任として鶏舎まるまる皆殺しになるわけだが、、、

もちろん「人の場合も同じにしろ」という意味じゃなくて、皆殺しにしなくても生き残った個体は育てるわけにいかないのかな?というのは前々から思っていたわけだ・・・。鳥インフルエンザにしろ豚コレラにしろ 加熱すれば人間に感染する可能性が0になるのなら 殺さなくてはいけない場合でも何もせずに土の中に埋めるのではなく 加工品として少しでも「この世に生まれた意味」を持たせてやらないと可哀そうだと わしは思うんだけどなあ。

日本人は衛生にはやたら神経質で そのことがコロナも世界的に見ればまだマシな状態の理由の一つなんだろうけど ヘタに生かすと風評被害も起こるだろうし経費ばかり増えてしまうから それを考えると無理なんだろうな・・・

でもこの迷惑系ユーチューバーは ある意味「歩く殺人兵器」みたいなところがあるし 今回のコロナに関わってしまった人とその周囲の人、医療関係者の怒りももちろん収まりが付かないだろうから 何らかの処分はした方が良いと思うぞ。

なんでもこのユーチューバー、実家が山口で里帰りみたいな感じでやって来たらしいが、彼の家族もたまんないだろうなあ・・・(´・ω・`)

************************

さて、そんなことはともかく、天気予報は雨マークで降水確率30%、結局 晴れるのか雨なのかわかんない予報だったが 一日が終わってみれば雨が降ったり直射日光で蒸されたりで なんだかんだで天気予報は当たっていたのか、と納得した1日だったな・・・
で、今日は朝からフラッと長門市~宇部市~最後に山陽小野田市で温泉、というスケジュールをこなしてきたぞ。

では何をしに長門市まで行ったか、といえば・・・ズバリ「滝見」が目的じゃ!!

先日ブログにコメントもいただいた 主に県内の滝を紹介しているYoutuber、「はくらび」さんのch、「APHAKUSYAKU」を眺めていると「二位ノ浜の滝(仮称)」なる滝の動画を発見。



二位の浜には入り口に観音滝というのが流れ落ちていて それはわしも知っていたんだが、その奥にこのような滝があるということは 正直今回初めて知ったわけだ・・・

これが観音滝同様の数メートル規模の沢のような滝だったら 「観に行かねば」と思うほどの興味も湧かなかったが 見る限り予想を上回る立派なものだったんで 「元・滝マニア(県内限定)」を名乗っていた立場としては やはり無視できまい・・・

**********************

2020年7月18日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊田町)の滝・滝の上観音の滝

下関市豊田町大字殿居
落差 下の滝10M 上の滝10M

滝の上観音堂
豊田町の殿居地区にひっそりと流れ落ちる滝。

この滝はいつも情報を頂いているA子さんより存在を教えてもらったんだが、地元の人も余り知らない場所にあって 探すのに相当苦労させられたぞ。

豊田中心部から豊北町に向う国道435号沿い、殿居地区の小学校の横道を開作川に沿って北上して行くと地震計測所のあるダムにぶつかるんだが・・・そこまで行ったら行き過ぎじゃ。

この「滝の上観音」は集落の3名の方が氏子らしいが この周辺には確かに3軒くらいしか家が無い。その氏子のなかの一人のおばあさんの家の裏山に滝はひっそりと流れ落ちている。

これがその登山道の入り口。 すこぶる判りにくいから注意しないと見落とす可能性が高いぞ。

この道は鹿よけのトタンを乗り越えて進む形になるんで できれば家の方に挨拶をして入っていったほうが良いかと思われるぞ。(ちなみに わしが訪れたときは おばあさんに「滝のことを誰から聞いちゃったかね!?」と驚かれてしまったが・・・まあ そりゃそうだろうな。

登山道(と、いうか ケモノミチ・・・)を少し進むと 最近 氏子によって建てられた新しげな祠が祀られている。これが「滝の上観音」で、中を覗けば素朴な観音様が数体 祀られていたぞ。

氏子のおばあさんの話によると、何でも昔は山の頂上に小さい祠があったらしいが 過疎化でお参りする人も減ったし 氏子の高齢化で登るのも大変になったんで 数年前にこの位置に移動されたんだそうな。

13年に一度ご開帳があるとか、毎年7月にお祭りがあるらしい、ということも伺ったが、どのくらいの規模で行われる催しなのかはイマイチ不明じゃ。

下の滝
お堂の下流には一本の水が流れる均整の取れた斜瀑の「下の滝」、お堂から50Mくらい上流には大岩盤を数条になって落ちる「上の滝」がある。落差はそれぞれ10Mくらいかな。

上の滝

今の時期(8月)は水量が少ないから迫力はイマイチだが、なかなか趣きがあって面白い滝だと思うぞ。


こういう信仰が今でも集落の人によって脈々と受け継がれているのは非常に興味深いんだが 氏子の方もみな高齢で 集落自体が忘れ去られたような感じの場所なんで 将来的に世話人がいなくなると 訪れる人もいなくなり道も荒れてしまう可能性が高いだろうな・・・。

この「滝の上観音」は、確か豊田町教育委員会発行の小冊子にも載っていたような記憶があるんだが、豊田町も下関の一部となってしまったし、行政的には下関の文化財は関門エリアに重点を置いて保護していくだろう。そういう意味では非常にレアな存在だと思うのだが こういう素朴な文化もなんとか後世に残す努力をしてもらいたいものよのぅ・・・

 ***********************

※掲載当時の原文は「滝の観音の滝」でしたが、一番最初に掲載した写真を見ると明らかに「滝の上観音堂」と書かれているので ココでは名称を「滝の上観音の滝」としています。
ただ 原文では頑なに「滝の下」と書いているんで もしかしたら正式名称はやっぱり「滝の下観音」かもしれません。

お堂は過去に位置を上から下に移動しているし 現在の場所が上の滝と下の滝の間にあるような記述だし この滝の調査の際に豊田町の観光小冊子で下調べをしていた記憶があるが 今となっては「滝の上」と「滝の下」どちらが正解なのか 何とも言えないので もし「滝の下観音」だったらゴメンナサイ(*´Д`*)。

それにしても この記事を書いたのがもう10年くらい前になるんだけど 氏子のおばあさんはまだご健在なのかしら・・・?

********************************

【追記:2021/4/15

本日 豊田町の総合庁舎に出向いて教育委員会発行の小冊子についていろいろお伺いしたところ、件の滝は「滝の上観音」で間違いないことを確認しました。

2020年7月17日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊田町)の滝・法性の滝

下関市豊田町大字江良
落差 2段4M



「西の高野」と言われた古刹、神上寺の参道から少し外れた場所にある滝。 

名前や立地条件から考えても仏教絡みの存在だと思われるが 近くにある「徳仙の滝」が山口県ではメジャーな存在なんで 陰に隠れて全く知名度はない。わしも掲示板にじんじんさんが情報を書き込んでくれるまで 全く存在を知らなかったからな・・・

神上寺は豊田町エリアでは紅葉の有名な代表的観光地なんで 案内板などを頼りにすればアクセスはわかりやすい。この神上寺の駐車場から参道を歩くとすぐ左手に 本浴川の傍を沿うような形で小道が続いている。

これをテクテク歩いていくと「法性の滝」に出るんだが、普段 誰も通らないのか結構荒れているんで 倒木は転がっているし 雨が降ったらズルズルになるし、虫や雑木、もしかしたらマムシなんかにも注意したほうが良いかも知れない。川の横を通らないルートもあるにはあるが わかりにくいし足元も怪しそうなんで あまりオススメはできないと思う。

滝そのものは2段で4M程度。非常にこじんまりしているが 一応ちゃんとした自然の滝だ。

この滝を散策した後で気付いたんだが、神上寺の境内案内図で確認したら この滝のさらに上流に「みそぎの滝」というのも存在しているらしい。

このときは生憎の雨の中の参拝で おまけに仕事が終わって夕方からの散策だったから深追いはしなかったが、これも時期を改めて確認してみようと思っているぞ。

2020年7月16日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊田町)の滝・たらたらの滝

下関市豊田町大字大河内付近
落差 10M



豊田町中心部から豊田湖に向かう県道沿い、蛍の遊覧船乗り場の付近にこの滝はある。

アクセスは素晴らしく良い位置にあるが 交通量が激しくなかなか車も止まられないし 何より目立たないんでほとんどの人は無視して過ぎ去ってしまうぞ。何を隠そう わしもこの滝を見ようとするときは「どこにあったっけ?」と いつも悩んでしまうからなあ~。

写真は雨の降った後の水量が絶好調の時に撮影しているから 一応は滝のテイを成しているが 普段は名前どおり 単に岩壁に水滴がたらたらと落ちているだけなんで 「ここにこんな滝がある」ということを知らない限りは絶対に見過ごしてしまうくらい目立たない存在だ。

壁に落石防止の金網があるし 流れ落ちる先がどうみてもフツーの溝なんで趣は皆無。 横にちょこんと鎮座している松尾芭蕉の句碑がなければ 名前も無い単なる水流で終わっていると思うな。

**********************

【追加情報 2020年5月現在】

この記事を書いた何年後かに山口県全域のあちこちで台風による大規模な土砂崩れが起こり県道34号付近は土砂崩れでしばらく通れない状況に。一旦は回復したものの崖崩れが繰り返し起こってしまったため このたらたらの滝付近の崖はコンクリートで固められてしまったな。



滝の部分と芭蕉の句碑はいちおう文化財的な扱いだったんで そこだけは残されたんだが外観は全く変わってしまったぞ。



先日 通りかかった際に写真だけは収めておいたんで ここで紹介しておこう。



こうやってみると やっぱ滝って生き物というか 長い目で見れば変化をしているんだなあ・・・

2020年7月15日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊田町)の滝・今道の滝

下関市豊田町大字萩原
落差 18M



「足河内の滝」より山を挟んでひとつ美祢寄りの山の沢、「萩原川」に掛かる滝。

「足河内の滝」から細い道をそのまま500Mくらい南下すれば やはり鹿避けの柵に閉ざされた林道が現れるが ここに「今道の滝 1.0キロ」の看板があるんで 同じように勝手にゲートを開いて侵入。

林道にしたがって進んでいけば 杉林の間に斜めに流れ落ちていく滝を見ることが出来る。 沢からのルートもあるみたいだが、どう見ても落石や倒木で通行不可能だったんで 滝の横から杉林の谷を立ち木に捕まりながら降りていくしかないと思う。

滝は一本筋のように見えるが下からみると3段になっている。なかなか形はいいと思うんだが、とっつきの悪い位置にあるのがちょっと残念かな? 



この林道にもやはりホンシュウジカがウロウロしているんだが この辺りの鹿は警戒心が強くてやたら逃げ足が速いから カメラに収めるのはちょっと難しそうだな・・・

2020年7月14日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊田町)の滝・足河内の滝

下関市豊田町大字高山
落差 約7M 2段

豊田町の県道34号、手洗の交差点から県道65号を日野温泉、美祢方面に約1キロ南下し、自動販売機の置いてある商店のある丁字路を右折。道なりに進んでいくと鹿避けの柵のある林道入り口に着く。

ここに「足河内の滝 1.1キロ」という小さな看板があるんで ゲートを開けて徒歩約20分で滝に到着。

下段の滝

この林道にそって沢が流れているんだが、最上流は溜池になっている。沢沿いに滝らしきものは4つあるが、一番上の溜池から流れる滝は 少し人工っぽいんで外しておく。

砂防ダムより上流に 右の写真の2Mくらいの落差の小瀑に続いて大きな釜を持つ滝が2つ、続いて現れる。(雑木で姿は良く見えないが音で探るしかない)



上段の滝
少し距離を置いているんでひとつの滝としては見ることが出来ないとは思うし、滝の案内板みたいなものが無いから どれが「足河内の滝」なのかはわかんないが、恐らく下から2番目の一番大きな滝つぼを持つものがそうではないかと思う。

台風の影響で滝の周辺の雑木が倒れたり崖が崩落したりして荒れていたが 滝つぼの周辺には椿の花も咲いていて 水遊びをしたり弁当を食べたりしてくつろぐにはちょうど良いんじゃないかな?

降りるための道みたいなものはないんで ガレの足場を気をつけながらアプローチするしかない。
もう少し整備されていれば良いかな、とも思うが 林道入り口を柵で閉じていて人もあまり来ない為か ホンシュウジカが林道や山肌でウロウロしている点がポイント高いな。

2020年7月13日

【山口県の滝データ】下関市(旧豊田町)の滝・維新の滝(大風畑の滝)

下関市豊田町大字杢路子
落差 雄滝3M 雌滝5M


豊田町の西端、狗留孫山の東の「杢路子(むくろうじ)」という のどかな農村地帯にひっそりとある滝。 このあたりは修験場のある狗留孫山へ向かう遍路道にあたり、道祖神とか地蔵様とか その手の史跡がやたら多い場所でもある。

この「維新の滝」は粟野川支流の大風畑川に掛かる滝で 写真の雄滝と その下流に雌滝からなる2段滝。ちなみに雌滝のほうは落差は雄滝よりもあるものの 流れが細く、下りる場所が無いので上からしか見ることが出来ないし、どうしても雑木が邪魔をしてしまう。雄滝のほうは滝つぼ正面まで降りれるし 人もいなくて雰囲気はなかなかグッド。

今回 写真を撮るために久しぶりに訪ねたんだが、道の難易度はかなり高くて知らないと絶対に辿り着けないだろうな。わしが数年前に偶然発見したときは県道沿いに申し訳程度の案内板があったんだが今はどこかに消滅してしまったんで 探し当てるのに随分と苦労したぞ。

豊田町中心部から豊北町に抜ける国道435号の浮石地区から国道491に曲がり 「みのりの丘」を通り過ぎて県道にぶつかると右折。最初に見える古びた橋をわたり田んぼを越えて 小川を眺めながら「対向車が来たらどうするの?」というような細い道を進むと 心細くなった頃に出くわすぞ。

※記事は投稿当時の原文のまま。現在は「みのりの丘」周辺も広域農道などの新しい道が通っていて風景もずいぶんと変わっていると思われます・・