萩市大井本郷
落差 6M
このあたりは昔、「弘誓寺」というお寺があったらしく この滝の回りもお地蔵様や観音堂、岩屋というか奥の院みたいな雰囲気があって もしかしたら修行場にもなっていたのかもしれないな。
正面の大きい岩には漢詩が刻まれていて 毛利の殿様もここで滝見をした記録が残っているんだそうな。
岩壁は柱状節理になっているのがハッキリと判る このあたりでは珍しいタイプの滝だ。規模は小さいながら非常に幽玄を感じる良い滝だと思うし わしは結構気に入っていたりするぞ。
ちなみに写真では豪快に水が流れているが、これは梅雨時の豪雨の後に撮影したもので 冬の乾季や晴れた日が続いたときには 一本の細い筋の流れと単なる湿った岩肌、というショボい景観になる。来るなら雨上がりがオススメなんだが 石で出来た階段が細い上にコケが生えまくっているんで足元には注意されたし。
場所は知らないと判りにくいが 国道191号、コンビニからみて萩寄りの交差点を山側に進み、しばらく進んだところにある橋を渡って大井川を越えて 犬と一緒にいるお地蔵さんのところで左に曲がると 交通安全のお地蔵さんが沢山いらっしゃる3つ角に到達。
この先は道が極端に狭くなるし 反転するにも苦労するんで車はこのあたりに駐車するのがベスト。 少し進むと「阿字雄の滝」と書かれた看板が見えるんで それにしたがって5分ほどヒーヒー言いながら坂を上ると阿字雄の滝に到着だ。
近くに行けば丘の上にでっかい城みたいな家が見えるんで それを目印に進めばいいと思うぞ。
【追加情報】
平成20年6月、環境省の選定する「平成の名水百選」に「三明戸湧水(みあけどゆうすい)、阿字雄の滝」が選ばれました。
以下、読売新聞H20年6月5日の記事より
三明戸湧水は阿武町に近い市道そばにあり、以前から飲用水として使用された。現在は周辺の約110戸に給水する簡易水道の水源。湧水から100メートルほど離れた阿字雄の滝(高さ約6メートル)は個人敷地内にあるが、一般にも公開され、地元住民の憩いの場でもあるという。
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