落差 8M+7M
第一の滝(F1)2M |
ダツヤ山は一説には「竜谷山」と呼ばれ、水神である「竜」を祀る水のゆたかな山という意味もあるそうな。
このダツヤ山は頂上がヤブに覆われて全く展望がないらしいが 県内のトレッキング愛好家にはツウな存在として知られている山だったりする。その理由は「ヤブ漕ぎが出来る山」ということと 「沢登りが出来る山」という2つの魅力に他ならない。
この沢登りの舞台となるのが「ダツヤ浴」と呼ばれる沢だ。 このダツヤ浴は昔は「黒ぬた谷」と地図に記載されていたが 本当の「黒ぬた谷」と呼ばれる沢は「ダツヤ浴」よりも1つ西側にある沢で 現在の地形図では訂正されている。
ココで紹介する「黒ぬたの滝」は地形図が訂正される前に命名された滝で したがって「黒ぬた谷」ではなく「ダツヤ浴」に流れる滝のことだ。でも「ダツヤの滝」とかいう表記はあまり一般的には使われてないんで ややこしいけど「黒ぬたの滝」で通させてもらうぞ。
******************************
滑滝から流れ落ちる第二の滝(F2) 3M |
旭村方面から「21世紀の森」に向う途中、「21世紀の森キャンプ場」の手前にある舗装された林道を右折して 小吹峠を越えてそのまま進むとダツヤ山の入り口がある。
これは目立つんですぐわかるんだが、入り口は荒れ放題で一見 道なんかないように見えるな・・・あと「ツキノワグマに注意」の看板が何気に緊張感を誘うし・・・
無造作に落ちているトタン板を踏み越えて 良い感じに荒れている道を進んでいくと 堰を2つほど越えた辺りから噂の「ダツヤ浴」が姿を現してくる。
ちなみに沢に沿って登山道が延びているんで 別に最初から最後まで沢登りをしなくてもポイントで接近すれば全ての滝は鑑賞可能だ。
ただ この登山道は自然味あふれるコースなんで 思ったほど安全と言うわけでもないし でも登山者が良く踏みこんであるんで それほど危険と言うわけでもない。この中途半端にボウケンスピリッツをそそるところが このコースの魅力だったりするんだが 小さいお子様や観光気分でちゃらちゃらした格好の人には敷居が高いと思うぞ。
S字を描いて流れ落ちるF3(3M) |
このダツヤ浴の滝は 規模の大小はあるものの 7つのどれも個性があって趣きがあるんで 見ていて飽きないし楽しい。 でも やはり見所と言えば綺麗なS字で優雅に流れるF3と最後のF6,F7の2段滝だろうな。どちらもスペック以上の迫力と優雅さを備えているが 特に最後の2段滝はナメ滝とは思えないくらい見ごたえは充分。
メインとなるF6,F7の滝 二段で15M |
このあたりは植林地帯からも外れているし、場所的に好きな人しか来ないのか 保存状態がよく水も澄んでいてとてもきれい。この滝を見るためだけでも 少し険しい山道を登ってくるだけの価値はあると思うし 季節がよければ沢登りにもチャレンジしてみたい、と思わせるものがあったな。
わしもいつかはダツヤ山の頂上を極めなきゃならんと思っているんだが、このダツヤ浴の滝についてはこちらのサイトに詳しい情報が載っているんで 興味のある方は参考にしてくだされ。
0 件のコメント:
コメントを投稿