長門市三隅上滝坂御所
落差 約30M
最上段の滝 落差約10M |
長門市・旧三隅町の滝坂にひっそりと流れ落ちる滝。
ここは以前、大里川の「大滝」を探しているときに地元のオッサンの証言によって初めて存在を知ったんだが、非常にわかりにくい場所に流れ落ちている。 わしも地元の民家を訪ねたり役場の土木課で訪ねたり、また実際に何度も山道を散策して 約1年かかってようやく場所を知ることが出来たぞ。
地元のオッサンの話では「流れは3段で総落差はおよそ30Mほどある 非常に立派なもの」ということなんだが 当初 こんな低い山にそれほどの滝が隠されているのか?と、かなりマユツバに思って居たんだが、実際に見てみて確かに30Mクラスの滝が存在していたのを確認したときには さすがにちょっと嬉しかったな。
ここは以前、大里川の「大滝」を探しているときに地元のオッサンの証言によって初めて存在を知ったんだが、非常にわかりにくい場所に流れ落ちている。 わしも地元の民家を訪ねたり役場の土木課で訪ねたり、また実際に何度も山道を散策して 約1年かかってようやく場所を知ることが出来たぞ。
地元のオッサンの話では「流れは3段で総落差はおよそ30Mほどある 非常に立派なもの」ということなんだが 当初 こんな低い山にそれほどの滝が隠されているのか?と、かなりマユツバに思って居たんだが、実際に見てみて確かに30Mクラスの滝が存在していたのを確認したときには さすがにちょっと嬉しかったな。
2段目の滝 落差約5M |
わしが適当に作った地図で カーブなどの地形や距離感はいいかげんなんで申し訳ないが ちょっとルートを説明しておこう。
① 国道191号方面からアクセスする場合、滝坂集落の「黄幡社」を目指すのが一番わかり易いと思う。
少し進むと大里・鎖峠・木間方面に抜けるT字路(白い家の個人商店が目印)があるが その少し手前に「黄幡社」に向う小さな橋があるんで それを渡って細い道を登っていくと小さい神社にぶつかる。
② この「黄幡社」は地域伝統芸能の「滝坂神楽舞」の舞台になっている小さい神社だ。おそらく「滝坂」という地名は この「御所の滝」から来ているのではないかと思う。
② この「黄幡社」は地域伝統芸能の「滝坂神楽舞」の舞台になっている小さい神社だ。おそらく「滝坂」という地名は この「御所の滝」から来ているのではないかと思う。
ちなみに「御所」というのは この滝のあるあたりの地名らしいが、黄幡社のある山とは沢を挟んで対面の山の谷間から流れている位置になる。 その立派そうな名前にはそれなりの由来があると思われるぞ。
③ その先のセメントで舗装された林道をズンズン進むと、途中で山の中腹にある最後の民家との分かれ道に着く。ここから舗装がなくなって砂利道となるが 細い道で路面もかなり荒れているんでRV車や4駆、できれば軽のジムニーやパジェロミニなんかを推奨。
④ その先をさらに進むと、林道が二又に分かれているんで これを右に。
③ その先のセメントで舗装された林道をズンズン進むと、途中で山の中腹にある最後の民家との分かれ道に着く。ここから舗装がなくなって砂利道となるが 細い道で路面もかなり荒れているんでRV車や4駆、できれば軽のジムニーやパジェロミニなんかを推奨。
④ その先をさらに進むと、林道が二又に分かれているんで これを右に。
⑤ 途中で林業用の木材を運び出すウインチが置いてあるが、この先に一箇所、とてつもなく荒れている道があるんで わしのロードスター号では進入不可能。ここら辺の適当な場所に置いて ここからは歩きになったが 普通車では⑥の植林地帯に入る手前に避けようも無い落石があるんで どのみち歩くことになると思う。(ジムニークラスなら あるいはOKかも)
そのまま進むと左手に沢が現れるが この辺りから林道は一気に細くなり、足元が崩れている場所も出てくるんで それなりの服装で。
この入り口がわかれば 「御所の滝」まで木々に目印の赤ペンキが塗られているんで迷うことは無い。
「御所1」「御所2」 と書かれた看板が見えれば その下に「御所の滝」が流れ落ちているんだが、薮に囲まれて山道からは滝の落ち口しか見ることは出来ない。
滝に近づくには滑りやすい薮の中を木々を掴みながら沢まで降りる必要があるんで 転んでもいいような動きやすい靴と服装で。
滝は全体が薮に隠れていて オマケに多段で複雑な流れをしているんで 全体を一度に眺めるのは不可能だと思う。特に一番下の流れはどうやって 何処に行けば拝めるのか判らなかったが おそらくはロープや鎌などの完全装備でないとアプローチは難しいんじゃないかな?
一番上の段が目視で10M。これは左側に水量の少ない流れがあって もしかしたら雨後などの水量の多いときは夫婦滝になるのかもしれない。
一番上の段が目視で10M。これは左側に水量の少ない流れがあって もしかしたら雨後などの水量の多いときは夫婦滝になるのかもしれない。
2段目は少し角度を変えて 凸凹のある一枚岩を流れる滝。複雑な流れになっているんでそれなりに趣きがある。この滝の下に最下段に流れ落ちる滝口があるんだが 岩の表面が滑りやすく近づくのは不可能で どうなっているのかは不明。
これも「御所の滝」なのか、それとも「3段目の滝に向うにはここから降りていけ」、という意味なのか ちょっとわかんなかったな・・・
この小滝から先は 遊歩道が薮と土砂崩れで完全に崩壊していたが、沢の対面にそれらしいケモノミチを見つけていたんで おそらく昔は先まで延びて「黄幡社」まで繋がっていたんではないかと思われるな。
ちなみに御所の滝の滝口には塩ビパイプで組まれた採取管があって どこまで繋がっているのかはわからないが麓まで延びているようだったぞ。
これまで全く知られていなかった「御所の滝」だが 地元の人には今も神水として それなりに親しまれているんだろうな。
それにしても 普段のわしの生活には全くかかわりの無い集落のこととは言え、こんなところにこれほどの滝が隠されていようとは・・・正直言って かなり驚いたが 探せばこういう感じの滝ってまだまだあるんだろうなあ・・・
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