周南市大潮586
落差 6M
これを滝といって良いのかどうかはわからないが とりあえず載っけておこう。
国道315号の周南市から徳地町に入る手前、「大潮」という集落に 「いろり庵」という手打ち蕎麦の店がぽつんとあるんだが この滝はその店の奥に落ちている沢だ。
落差は6Mくらいだが 遠目から見る限り、この沢は「く」の字に曲がっていて その上流にも若干の高低差があるようだ。ただ雑木が回りを覆っているし 岩の形も良くないんで景観はイマイチ。
この「いろり庵」という店は十割蕎麦専門のこだわりの店、ということで知られているらしいが この滝の水を利用してヤマメを飼っていたり 蕎麦を打っているらしい。TARO先生の話によると この水を使った予約制の風呂まであるらしいが その辺はちょっとわしは未確認だ。
ちなみに この沢から少し離れた奥のほうに3M程度のもう一本の滝があるのも確認したが おそらく両方とも名前は付いてないんじゃないかな?わしは蕎麦アレルギーで店に入ることは出来ないから この滝について知っている人 もしくはこの店に蕎麦を食べに行く人がいたら ご主人に聞いておいてもらいたいな。
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【みそぎの滝(雄走の滝)】
周南市大字須万秘密尾 氷見神社境内
落差 10M
平家落人伝説の残る周南市・秘密尾集落の氷見神社境内に流れ落ちる滝。
この「氷見神社」は歴史も古く、格式も相当に高く、今でも奥の院は女人禁制を守り通している珍しい神社なんだそうだ。
この「雄走の滝」についてネットで確認できる唯一の資料は「中国新聞」の「情報スパイス」なる企画記事に掲載されている一枚の写真のみなんだが、この写真を見ると大正年間には この「雄走の滝」で禊などの神事も頻繁に行われていたように思われる。
当時の写真と現在の様子を比べると 水量に雲泥の差があるのは、植林の影響なのか単に大雨の後だったためか不明。
落差はパッと見たところ5~6Mというところだが、よく見ると2段以上の構造になっていて 総落差は10M以上はありそうだ。 形は平凡と言うかスタンダードなもので 特に特徴はないものの、滝つぼの美しさと「神事に使われた」という信仰の匂いが強く感じられる独特の雰囲気が○。
氷見神社の裏手からこの滝に向って延びている散策道は原生林の中を歩くトレッキングコースになっているんで、ノンビリ散策するには面白いと思う。 ただし夏季はマムシやクマの危険も高そうな場所にあるんで注意してくだされ。
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【撲玉の滝(樸玉の滝?璞玉の滝?)】
周南市大字中須南 菅野ダム(水没)
落差 10M
周南市の水がめとして県内第二位の規模を誇る菅野ダムに注ぐ阿田川下流に注ぐ滝。
この滝は1966年にこのダムが完成した際に水没してしまったんだが、2007年冬に長期にわたる少雨のため貯水率が30%を切ったために 約12年ぶりに再び姿を現したらしい。(地元の人は2003年にも確認しているらしい)
2007年3月6日付の中国新聞の記事では以下の通り
貯水率が30%台前半となった周南市の菅野ダムで、1966年のダム完成で水没した滝が現れている。これまでも渇水時に出現し、最近では95年と2003年の2回、住民らが目撃。徳山市史によると、「樸玉(あらたま)の滝」で高さは約10メートル。モミジの名所で、修行僧が寒行に使ったという。今は、たい積した土砂に囲まれ、ダムの東側から流入する阿田川の水流が流れ落ち、枯れたダム底で水しぶきを上げている。
かつては20M近くあった滝らしいが 湖底に長期にわたって水没していた結果、土砂の堆積と侵食で現在の落差は10M程度。それでも 荒々しい岩が印象的な面白い滝になっていたな。
なお、名称は わしの持っている清水秀登センセイの「防長四十八滝」の記述によると「撲玉(からたま)の滝」となっているので ここでもそれを引用させていただくが、「撲」なのか「僕」なのか「樸」なのか、読み方も 「からたま」や「あらたま」などメディアによって複数あって どれが正しいのか特定は難しい。
ただ、「あらたま」で変換した場合は「璞玉の滝」となる。読みと漢字が合致している分だけ こちらの方が信憑性がありそうだが、地名なんでホントの事はわかんないな。
普段はダムに沈んでいるんで見ることは出来ないが、今後も同じ様に渇水が起きた場合には再び姿を現すかもしれないな。
普段はダムに沈んでいるんで見ることは出来ないが、今後も同じ様に渇水が起きた場合には再び姿を現すかもしれないな。
ルートは周南市の国道376号、中須から県道139号を進み、阿田川の集落で県道8号に。 阿田川のバス停から金峰・戻路方面へ300Mほど北上すると阿田川に掛かる小さい橋があるんで それを渡り、離合不可能な細い道を500Mほど進むと その真下にこの滝がある。
「タキ」と赤ペンキの塗られた木から下に降りることもできるが ダムの底なんて基本的には入っちゃいけない場所だろうし けっこう急な坂だし湖底は土砂で足が埋まりやすいんで転ばないように注意すべし。
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