行縢山から下山した頃にはボチボチお日様も傾きかけている時刻だったが、とりあえず5時間半近く山の中をウロウロしていたんで体中が汗の塩まみれ&筋肉疲労状態じゃ。
これは一刻も早く温泉に入って明日の行動に支障のない状態にせねばなるまい。
宮崎県って霧島方面は温泉もあちこちにあるんだが 海側には正直 これといった温泉地も思い浮かばないわけだ・・・今の時代 ボーリングの技術も発達しているし 温泉が湧かなくてもスーパー銭湯くらいは一つの都市に一つくらいはあるものじゃ。
今回 訪問した延岡市周辺で言えば 午前中に訪問した「神さん山」登山口に「祝子川温泉」というのがあって これは過去に大崩山登山の際に入浴済み。
実は「神さん山」散策が終わった後に朝から一風呂浴びようか、とも考えていたんだが 朝 動き始めた時間が早すぎて施設のオープンまで小一時間ヒマを持て余す状態だったんで 今回は断念したのじゃ。(ま、一度入っているしな・・・)
調査によれば延岡市でフラッと入浴できそうなスーパー銭湯的な施設は2つ。
まず最初に向かったのは 食事もできてサウナも堪能できるという「お風呂とサウナ ふなの湯」さん。
温泉かどうかは不明だが 実はここ最近オープンしたばかりの施設らしいが とりあえず食事ができそうというのが助かるな。登山後のサウナというのもそそられるし・・・(´▽`)
・・・GWだというのに妙に駐車場が空いていると思ったら 感染予防対策でGW期間中は休業らしいな・・・(つД`)
仕方がない、ちょっと俗っぽくてアレだったが 「ヘルストピア延岡」なる いかにも健康ランド的な大規模施設。ここは人工温泉っぽいんだが とりあえずサウナもあるし食事処もあるから 体を休めるにはちょうどよかろう。
なんか体育館みたいな見た目だが 車もひっきりなしに来ていて大盛況じゃ。やっぱ自粛ムードでもちょっとしたレジャーを皆さん求めているんだろうなあ・・・
Σ(゚Д゚)!!これは・・・あんまりじゃ・・・
だいたい「健康増進」が目的で大義であるはずの入浴施設が コロナが怖いから他県の人は来るな、というのが・・・「アウトドア王国」を自称する延岡市が登山客の汗まみれ、土まみれの状態を他県者だから知らんぷり、というのはいかがなものか・・・
まあ 自粛ムードの中 福岡・大分と二つの県をまたいでやって来た わしが偉そうに言える立場でもないのは重々承知なんだけどな。
で、仕方ないんでスマホでどこか入浴できるところがないか調べて やって来たのが今回ご紹介する銭湯、「喜楽湯」さんじゃ!!
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喜楽湯
宮崎県延岡市柳沢町1-4-8
泉質:
効能:
営業時間:15:00~19:00 日曜休
料金:350円
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さすが大衆の健康を支える銭湯だけあって「市民以外ご遠慮ください」などという締め出しはなかったな♪公衆衛生の最後の砦みたいな位置づけだから 緊急事態宣言下の都市でも規制対象から外されたわけだし。
夕方時の訪問で 当然内部の写真などは撮影できないから この辺の画像はネットで拾ってきたものじゃ。
事前調査してきたわけじゃないから来てみて初めて知ったんだが、延岡市・・・いや宮崎県下でも指折りの「昭和レトロ」のスタイルを今に残す 貴重な一軒なんだそうな。
確かに・・・熊本や大分、鹿児島には昭和レトロというか 創業当時の姿をそのまま今に伝える銭湯はいくつかあるんだが それらの地域には高温の温泉が湧いていてそれを利用する、というのが前提となっている。要は光熱費がかからないから何とか経営が成り立っている、あるいは地域の自治体なんかが 住民が温泉を楽しめるように利益度外視で運営している、というパターンがほとんど。
そうでない地域の銭湯は 少しでも客離れを防ぐ、あるいは広域から呼び込むために 今風のモダンな感じにリニューアルするのが普通だと思う。そう考えればこの昭和24年創業のスタイルで今まで営業してきたのには驚かされるわけだ。
逆に 今の時代まで昭和のスタイルを引っ張って来たから わしのようなマニアが喜んで来るようになった、ともいえるんだろうけど。いやいや、経営にはいろんな苦労があると思うが このスタイルを貫いてこれからも頑張ってもらいたいものよ・・・
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この日は翌日の登山計画に合わせて 道の駅「北方よっちみろ屋」とやらで車中泊を決行する予定なんだが、風呂に入ってサッパリした後に何か腹に入れておかねばなるまい。
適当にラーメン屋にでも・・・とも思ったんだが 昼に行縢山山頂でカップ麺食ったしなあ。
わしの旅スタイルは ジャンクフードは重点を置くがグルメにはそんなに執着もしてないし 都市圏より僻地をウロウロする割合のほうが高いんで コンビニで何か買えればラッキー、という感じだったりする。(だから長期間の旅の場合は体重が3キロ4キロは平気で減っているわけだ・・・)
道の駅に向かう途中 スーパーで総菜でも買おうかと駐車場に入ったところでスマホを取り出し、とりあえず何か宮崎らしいものを食わせる店はないか検索したところ 「小倉」なるチキン南蛮の店が割と近くにある、という情報をゲットしたんで せっかくだから向かうことに。
イオンタウンのショッピングモールのテナントとして入っていた こちらが「チキン南蛮 おぐら」さん。
一見 地域密着型ファミレスのような感じだが なんでも「宮崎でチキン南蛮と言えばココ」というくらい 宮崎では定番の店らしい。
後でググッて知ったんだが 宮崎のチキン南蛮は延岡の洋食屋「ロンドン」のまかないとして出されていたものが起源で そのロンドンから独立した2つの店舗が「元祖」と言われる存在なんだそうな。一つが甘酢に漬けたスタイルの「直ちゃん」で もう一つがタルタルソースをかけたスタイルのココ「おぐら」さん。つまりタルタルソースのチキン南蛮が全国に広まったのはココを起点としている、ということらしい。
わしなんかは「チキン南蛮」と聞いて最初に思い浮かべるのが「ほっともっと」だったりするが・・・いやいや、56年間ボーッと生きてきたから まだまだ知らないことはたくさんあるもんだな。
コロナの影響だろうが 夕食時でも結構空いていたが とりあえず定番だと思われるスタンダードな「チキン南蛮」をオーダー。
値段を控えてないが 確かライス付きで1040円くらいだったと思う。
なるほど・・・確かにスーパーの総菜コーナーで売られているチキン南蛮とは一線を画すものを感じたぞ。これは食っておいて正解だったかな。わし的にはライスとキャベツが普通のファミレスよりワンランク上に感じられたのがポイントだったが チキンもタルタルソースも重たい感じなんで これにスープのような汁物がついていればもっと良かったな。
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チキン南蛮を食した後は 予定通り道の駅「北方よっちみろ屋」にて車中泊を決行。
昼間の疲れもあって9時頃には意識を失ったような感じだが 次の日もまたハードな山行が待っているのじゃ!
二日目のネタに続くッ!!( ゚Д゚)クワッ
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