天気予報を見ると 当初3連休はオール晴れでこの計画を立てたものの、なんか日曜は降水確率50%の曇り予想。
せっかく大山まで来たものの 雨の中を登山する装備も無かったし、初めて登る弥山が雨で展望ゼロでは登る意味がなかろう。
仮に日曜日に天気が崩れた場合、適当に温泉に入って山口に戻るだけになってしまうんで それならば天気に恵まれた初日に保険代わりにどこかに登っておくのが吉であろう・・・
と、いうわけでやって来たのは三徳山・投入堂。
ここは前々職を自主リストラした際の自分探しの旅でさ迷っていた10年以上前に一度 訪問したことがあるんだが、今回で2回目の参拝となる。
その間に投入堂の補修工事が行われたり、また先に選定された第1回「日本遺産」にも登録されたりして なにげに注目を浴びているスポットなのじゃ。
まあ、元々世界遺産を目指していた、という経緯もあるしな。
石段を上がっていくと 参拝者受付があるんで ここで入山料を納めて襷(正確には輪袈裟なんだが)を渡されて いざ 出発・・・
三徳山の山門は夕方5時には閉鎖されてしまうので メインの「投入堂」参拝の往復の時間を考えると2時55分までには受付を済まさないといけない。
わしがやって来たのは2時45分頃だったんで 「いやぁ、ギリギリでセーフでした・・・」とかいって受付を済まそうとしたんだが、係りのオッサンに
「いや、お一人では入山できません」・・・と、非常にもシャットアウトされてしまったぞ。
「はぁ?昔 参拝に来た時はそんなことは言われなかったんですけど?」と食いついたんだが 「ちゃんと案内もしてあるので」 と、相手にしてもらえず・・・
確かにそう書いてあるけど・・・まあ、思いつきでやってきたから事前調査してなかったわしが悪いのは確かにそうなんだが・・・
そうは言っても 山口からココまで7時間掛けてやってきたのに、「一人だから入れません」と言われても 素直に引き下がるわけもいくまい。
仕方ないんで わしの後ろからやってきたアベックに声を掛けて
「すいません、
アベックのお二人からしてみれば 突然得体の知れないオッサンに「同行させてくれ」と言われても迷惑以外の何物でもないと思うんだが、有り難いことに快諾していただいて 何とか進入することに成功!
角大師のような不気味な笑みを浮かべたオッサンに 「付かず離れずで付いていきますんでヨロシク・・」とか言われても アベックも困っただろうなあ・・・(´ー`)
ふふふ・・・ |
三徳山三佛寺はwikiによると
三仏寺は、鳥取県東伯郡三朝町にある天台宗の仏教寺院。山号を三徳山と称する。 開山は慶雲3年に役行者が修験道の行場として開いたとされ、その後、慈覚大師円仁により嘉祥2年に本尊釈迦如来・阿弥陀如来・大日如来の三仏が安置されたとされる。 鳥取県のほぼ中央に位置する三徳山に境内を持つ山岳寺院である。
この参拝ルートのメインは終点の崖に建てられている国宝の「投入堂」になるんだが、要するに山岳宗教・修験道のルートとなるんで 受付では登山靴かどうか、服装は動きやすいものかどうかをチェックされた上で入山が許可されるのだ。
わしは大山トレッキング用に登山靴を履いていたから問題はなかったが、アベックの彼女のほうは運動靴ではあったが 靴の裏の形状が登山用ではない、ということで注意を受けていたぞ。
でも「今回は特別に許可します」とか言って 結局パスだったが・・・
なんだかんだでオッサンと若い女性では基準が甘くなる傾向にあるんじゃないのか?m9( ゚Д゚)クワッ
でっかい杉がご神木になっているのかな?
これは帰りルートでゴール寸前に撮ったものだが、この宿入橋を渡ってスタートとなる。
アベックの後ろからコソコソ付いて歩いた関係で 今までの単独の登山レポとは違って やたらお姉ちゃんをバックから狙ったショットが多いぞ(*´Д`)
もちろん ここにやって来たのは六根清浄が目的であって故意ではないぞッ!!
六根清浄・・・(*´Д`) (←穢れておるのぅ・・・)
いきなりこんなルートから始まるんで それなりの装備は必要だということは判るんだが・・・そういえば煩悩を振り払うために修験道で言われる「六根清浄」という掛け声は だんだん簡素化されて「どっこいしょ」になった、ということらしいぞ。
ちなみに わしは心臓に持病がある関係で 特に最初の30分くらいは息切れが激しく 傍目で見ると「大丈夫か?」というような表情で歩いているわけだ。
ゆえに登山倶楽部に入ったりしないでトレッキングをソロで行うのは とにかく「自分のペースで歩く」ということを重点に考えていて 他人様に迷惑を掛けたくない、という思いもあるんだが 今回は最初からゼーゼーと息を荒げてしまったんで アベックのお二人にはやっぱり迷惑というか いらぬ気遣いをさせてしまったんではないかな・・・いやいや、申し訳ないのぅ・・・
そんなこんなで第一のチェックポイント「文殊堂」に到着~♪
鎖場を乗り越えて進むぞっ!
岩の上に上手い具合に建てられているんで 1Mほどの歩行スペースから足を踏み外すとタダでは澄まないぞ。
同じような趣向の地蔵堂、
鐘楼堂で鐘を付いて・・・
馬の背・牛の背と呼ばれる岩の尾根道を歩いていくと
納経堂
さらに観音堂。さらにさらに進むと・・・
45分くらい歩いて ようやくメインの国宝・「投入堂」に到着じゃあ~(*´∇`)
崖の中に建てられた三仏寺の奥の院であり、本尊は金剛蔵王大権現。 なんでも役行者が法力でこの堂を掌サイズに小さくして 崖に向かって放り込んで建てた、と言うことで「投入堂」と呼ばれるようになった、ということらしい。
戻りはやって来たルートをそのまま下っていくんだが、狭いルートなんでところどころ 往路・復路の一方通行となっているぞ。
5時前に無事に登山口に到着して今回の山行も終了じゃ!
今回 はからずもわしと登山を同行することになったアベックのお二人。 |
いやいや、久しぶりに若い方と一緒に登ったが 単独とは違ってやっぱそれなりに楽しいものよのぅ・・・(´ー`)(←女子と話が出来て嬉しかったらしい・・・)
では下山後は三朝温泉で汗を流すぞッ!!くはっ!!
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