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2018年11月29日

山鹿温泉 さくら湯

今回やってきた八方ヶ岳のある熊本北部は玉名、菊池、泗水、植木、平山など 泉質のレベルが非常に高い温泉があっちこっちで湧き出ていて 以前わしが深い感銘を受けた辰頭温泉も含まれるエリアだったりする。
熊本県の温泉と言えば やっぱり火山系で硫黄臭がプンプンする阿蘇周辺の温泉を想像しがちだが、マニア受けの高い温泉が集中しているのは実はこっちの方じゃないかと思うわけだ・・・。

観光地としてはどうしても阿蘇のほうが行く機会が多いんで このエリアをうろつくことはあまりないんだが、今回の八方ヶ岳トレッキングソロツアーのもう一つの目的はズバリ、今まで入りたくてもなかなか入れなかった山鹿温泉の「さくら湯」に入浴する、ということじゃ!( ゚Д゚)クワッ



こちらが山鹿温泉のシンボル、「さくら湯」。

さくら湯の歴史は古く、「さくら湯公式HP」の解説によれば

さくら湯は寛永17年(1640年)の肥後細川藩の山鹿御茶屋にその歴史の端を発し、明治初期の「山鹿温泉大改築」以降、明治31年(1898年)の道後温泉の棟梁による大改修等を重ねながら、昭和48年(1973年)に惜しまれつつ取り壊されるまで、山鹿温泉の元湯として市民の生活の中にあった温泉でした。

と、いうことらしい。
今までなかなか入る機会がなかった、というのは 実はこのさくら湯が現在の形に復活を成し遂げたのは平成24年という つい最近の話だというのも理由の一つだったりするぞ。



並んで「紅葉」「松」という看板のかかった建物があるが、明治期まではランクによって「松の湯」「紅葉湯」「さくら湯」という三つの湯屋が存在したことに依るんだとか。「さくら湯」は庶民向けの大衆浴場という位置づけだったんだと。



「さくら湯」HPより拝借した内部の様子がこちら。

「歴史は古い」といっても つい最近に新しく建て直したものを歴史云々で評価して良いんだろうか・・・?とも思ったが、正直これほど威風堂々としていると感服せざるを得ないわなあ。



・・・(-"-;)

灯篭を頭にのせた女性が練り歩く山鹿の「灯篭まつり」は有名だが、明治時代の「さくら湯」は当時の灯篭にその姿を残していて、それを元に道後温泉の改修に携わった棟梁らを招いて 江戸期の建築様式と明治の大改修当時の建物を再現しているんだとか。

昨日の記事でupした鞠智城も同様の再現建築だが 最近は世界遺産絡みとか観光客の呼び込み目的で いちおう史実や資料、研究成果などに基づいて復活させた文化財も多いが この「さくら湯」も扱いはほぼ文化財並だと思ってよかろう。
わし的にはこれほどの風格のある大衆浴場は中国四国九州エリアでは別府の竹瓦、武雄元湯、道後温泉・・・くらいしか思いつかんぞ。

ただ、そんな素晴らしいさくら湯の浴室、掛湯のそばに くまモンのオブジェが堂々と置かれているのはいかがなものか、と正直思ってしまったけどな。

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山鹿温泉 さくら湯

熊本県山鹿市山鹿1-1
泉質 :アルカリ性単純温泉 PH9.62 40℃
効能 :神経痛、疲労回復、筋肉痛、関節痛、痔疾、慢性消化器病、リューマチ、冷え性
営業時間 :6:00~24:00 第三水曜休み
料金 :300円

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「山鹿千軒たらいなし」と言われるほど湯量が豊富で 掘れば湯が出てくるような土地柄で共同湯もたくさんあったという山鹿温泉なんだが さくら湯もこの規模の公衆浴場にして源泉かけ流し。

アルカリ性の源泉はツルツル極上泉で別名「乙女の柔肌」とも呼ばれているんだとか。1時間くらいノンビリ浸かれるヌルめの湯で 湯上り後からもじんわりと温かさがキープされる 実に素晴らしい湯だと思う。
飲泉も可能で さらにこの建物の風格・風情・情緒・・・まさに最強の部類の温泉だと思うぞ。

「最愛に比べたら最強なんて・・・」と思われる婦女子の方も居られようが そんな方々にぜひ堪能していただきたい一品だ、と書いておこうかのぅ(´▽`)

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