さて、先の日曜日・・・
やっぱり特に予定もなかったが 天気も思いのほか良かったし 家で引きこもっていても得るものがないんで どこか適当にトレッキングでも・・・
と、いうわけでやって来たのは島根県益田市の日晩山(ひぐらしやま)。
正直あまりメジャーな存在とは言えないような気もするが 昔は益田から匹見を経由して広島の廿日市に抜けるためのルートの一部として「日晩峠」が使われていて 何気に歴史のある山なんだそうな。
わしの所有する「分県登山ガイド・島根県(2006年初版)」にも記載されているが、実は最近になって山を周回して「蛇滝」なるスポットを巡るルートが整備されたらしい。この蛇滝に関しては分県ガイドにも載ってなかった(最新のガイド本には載っているのかどうか未確認)んで ちょっと新鮮だったぞ。
例によってトレッキングの記録はYAMAPのほうにアップしているが、今回は益田市にこんなスポットがあることを初めて知った「蛇滝」をご紹介しておこう。
**********************
こちらが蛇滝自然観察路入り口にあった案内図。
記述によれば
「その昔滝つぼに大蛇が住んでいて両岸の山は大木が生い繁り昼間でも薄暗く村人から恐れられていたが、宝暦3年の夏大洪水に見舞われ滝つぼが流され濁流と共に大蛇は海に流された。村人たちはこの大蛇を憐れみ此の処へ観音堂を建て霊を慰めた。そして大蛇は観音様の権化として下流の田畑を潤す神として崇められ現地には農耕の菩薩として馬頭観音が祀られており 古来信仰の対象になっており、下流の村人たちが年一回の大祭、泥落としを兼ね報恩会として盛大に行った。往時は神楽、芸能、盆踊り等の奉納や接待もあり、近郷の老若男女が参詣し大変賑わった。また断崖は向かい合って聳え立ち、左岸の壁には大蛇が登って付けたという跡が残っている」
・・・という伝説が残っているんだそうな。
「蛇滝散策路入り口」から300Mほど歩くと 沢沿いの遊歩道が2つに分かれて左に進めばいよいよ「蛇滝」となる。
「厳島水子」と「菊姫水子」と書かれた 割と新しめの供養塔が・・・
大きすぎて逆に文字が彫られていることに気付かなかった「蛇滝」の岩。(帰り道に初めて気づいた・・・)
立派なゴルジュが突然目の前に現れてきたが この岩を切り割ったような造形が「龍が住む」伝説になった由縁だろうな。
これはゴルジュの先から入り口に向かって撮影した絵だが たぶん左側に流れ落ちている細い水流が「蛇滝」なんだろうな。
ちなみに沢沿いの遊歩道を日晩山頂上方面に向かって進めばいくつかの小滝に遭遇するんだが この沢の小滝にも「二の滝」「三の滝」という呼び名が付けられているようじゃ。
途中の地図に「四の滝」の記述を確認したんで最低4つは滝があるようだが 実際の現場には解説が付けられてないんで どれが何番の滝になるのかは不明・・・
あと、左側の壁に大蛇の付けた跡が残っている、とのことだが この写真だと右側にあたるどの場所のことを言っているのかも不明・・・
ゴルジュの先からは上に登るように足場が組まれていて 見上げれば小さな祠が・・・あれが「蛇滝観音堂」じゃ!!
確かに観音様が祀られておる(´▽`)
いやいや、益田市は萩市の隣町で結構な頻度でやって来てはいるんだが ほとんどが山間部だということもあって 奥に入り込めばまだまだ知らないスポットもあるものよのぅ・・・
ふぅ・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿