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2017年4月27日

(再録・日本一周記020)2003/07/12・雨のはりまや橋・・・


第20日目 窪川町~大正町~梼原町~東津野村~須崎町~土佐市~高知市)

朝6時に起床・・・昨夜はちょっと小雨がぱらついたみたいだが おかげで暑くも無く寒くも無い快適な睡眠が得られたようだ。

今日の予定はちょっと北上して四国カルスト、それから都市部に入ってはりまや橋を見てガッカリするという感じなんだが この旅行も最初に雨に見舞われていたものの沖縄に渡ってからは天候に恵まれてきた訳だが そろそろ梅雨前線が不安定になってきて今日あたりは天気予報も降水確率が高そうなことを言っていたな・・・

ましてや友人で天下無双の雨男、HANTが熊本あたりに一人でツーリングに出かける計画を立てているらしい・・・・そんな火に油を注ぐような・・・いや、梅雨前線に湿った空気を与えるようなことをされては親友であるわしまでもが雨に見舞われるのは必至であろう。(何故?)
これは早めに行動を起こさなければ・・・



と、そのまえに「道の駅・あぐり窪川」のレストランでモーニングをやっていたんで 朝定食などを・・・って、全然急いでないじゃん。

焼き魚、卵、酢の物がついて450円。 なんか初めて道の駅でまともなものをマトモな値段で食べたような気がするなあ~。



まずは昨日、宿泊場所にしようと思いながらも あまりの淋しさに断念した「道の駅・四万十大正」に向かう。



ここの道の駅は四万十川の流れるすぐそばにあるわけだが 施設そのものは特にめぼしいものがあるわけではないぞ。
ただ 延々とつづく山道にあるんで休憩所としては必要不可欠な存在なわけだな。

ここのウリはもしかしてこのトイレかな?「ミュージックトイレ」と名付けられたこの設備は 人が入るとセンサーが作動して さとう宗幸の熱唱する四万十川のテーマが流れるという趣向だ。

ちなみにこの写真は四万十川。このあたりの川は無数に枝分かれしているが みんな四万十川なんだな・・・

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およそ国道とは信じられない国道439号を延々と走りつづけ、「道の駅・ゆすはら」に到着~♪

ここは梼原町という山の中にあって レストランや温泉、ホテルまで併設されている なんとも立派な道の駅だ。

温泉か・・・・ わしも熱帯夜を何日も車で寝起きしているから そろそろ車内が酸っぱい臭いで気になりだしたんで 時間は少し早いが朝風呂としゃれ込もうかのぅ・・・

ちなみにここの温泉施設、「雲の上の温泉」は温泉棟の地下一階にあるらしい。

「なんで『雲の上の温泉』という名が付けられていて地下一階にあるんだ?」という軽いツッコミもあったんだが そんなことを言ってもスッパイ体臭は何も解決しないんで ここは黙って温泉を堪能することに。 まあもともと標高が高いから 地下にあろうとも雲の上なんだろう。

あ~、やっぱ温泉はええのぅ、ええのぅ・・・・(←じじい・・・)




今度は国道440号という これまた国道とは思えないような峠道を使って延々と山道を登りつづける。

窪川を出発するときはタンクに半分くらいあった燃料も 峠道の連続で見る見るうちに「E」マークの位置に近づいてくるんですけど・・・

ヒヤヒヤしながらも ようやく四国カルストに到着。

おお、たしかに秋吉台のようなカルスト台地になっているぞ。しかも牛が放牧してあって 風力発電の風車もクルクル回っているから雰囲気はバッチリだ!

ここ四国カルストは高知県と愛媛県の県境の山の尾根に存在するんで 前を向けば高知県、後ろを向けば愛媛県の表示看板が建てられているぞ。(じゃあ 立っているその位置はどっちに所属するんだろう?)

これほどの景勝地なら もう少し人気があっても良さそうなものだが、とにかくココに来るまでの道が険しすぎるのが難点なんだろうな・・・

あと 標高が高すぎて 山の上なんで天候が変わり安いのも難点だな。 わしが来たときも この直後 辺り一面を雲に覆われて視界が無くなってしまったからな・・・ 

そんなわけで大した写真を撮る前に撮影不可能になってしまったぞ。ここにくる時は確実に晴天のときを狙わないと 来るまでの苦労が水泡と化してしまうんで気をつけたほうが良いな・・・


ほぼガソリンメーターが0に近くなってきたんで 坂をクラッチ操作とニュートラル運転、ブレーキだけを駆使してちょっと下の東津野村まで降り、そこでガソリン給油。(シェル石油・38L) 

ココのガソリンスタンドは隣の雑貨屋が経営していて 声をかけるとオバチャンがジーコジーコと手動でメーターを回して給油してくれるタイプのものだったが なんか雰囲気があって良かったな。

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そのあと「四万十川源流の町」という東津野村の「道の駅・布施が坂」にてトイレ休憩。

「四万十川に来たら やっぱ鮎だろ!」ということで 鮎の塩焼きを食べようとするが 一匹600円ということなので ここはグッとガマンして かわりに「あめご」の塩焼きで済ませる。400円。

味は・・・おそらく200円分は鮎より落ちるんだろうな・・・。まあまあ美味かったけど炭焼きの窯から その場で手渡された割には冷めていたな・・・

やっぱ鶏の山賊焼きのほうがボリュームがあって良かったかな・・・?



ここまでは何とか天気も持っていたんだが だんだん雲行きも怪しくなってきたんで急いで高知市に向かう。

と、その前に「道の駅・かわうその里すさき」に立ち寄り 「土佐に来たら やっぱりカツオでしょう♪」ということで「土佐丼」とやらを頂く。800円。


まあ 早い話が「カツオのタタキどんぶり」だ。

上に載っている芝生のようなものは「何もココまで・・・」というくらい綿のようにフワフワになるまで細かく刻まれたネギ。

しかし道の駅に立ち寄っては 何かしら食っているなあ、わし・・・



高知市に向かう途中、土佐市で「土佐の横浪」とかいう景勝地があって ついでだから、と車で流してみたんだが どこがシャッターチャンスかわからないまま通り過ぎてしまう。

そうこうしているうちに ついに雨が降り出して あまりの激しさに視界が0の状態に・・・ワイパーも最大加速で動いているが全然役に立たないぞ。 「バケツをひっくり返したような」というのはこういうことを言うんだろうな~

この天気ではどうしようもないんで あとは明日回そうかな?と 思いつつも 明日は日曜だし なるべく混雑するような場所は早めに済ませておきたいからな。何としても今日中に「はりまや橋」をみてガッカリしなければ・・・・!

土曜の夕方という 絶好の時間帯に 人っ子ひとりいない桂浜・・・そりゃ 大雨で雷もドカドカ鳴っていればなあ・・・

と、いうより こんなとこで一人 傘とカメラを持って佇んでいるわしこそが危ないような・・・

しかしこの桂浜、 砂浜と岩と松林が上手い事存在していて確かに箱庭のような美しさだ。これって人工的な公園じゃないのか?


これは有名な坂本竜馬の像

いくら先見の明があった人だと言っても よもやこんな雨の降る中 わしのような無職のオッサンにシャッターを何枚も切られるとは思っても見なかったろうな・・・



さて、雨の6時過ぎということで すっかり暗くなったんだが 高知市街に行ってはりまや橋をみることに。

ここはあらかじめ街中にあるという事は知っていたんで 多少夕方になっても大丈夫だろう、と思っていたんだが・・・

やっぱ高知県最大の都市よのぅ。こんなに車が多いとは思ってなかったぞ。おまけに土曜夜市みたいなお祭りやっているし、タクシーやヤクザの乗っているような高級車は運転マナーが強引だし。

で、これが「はりまや橋」

シャッターを切ると そのフラッシュに道行く人も「こんなもの写真に撮って・・・」と 少々呆れ顔なのがわかるぞ。

まさに噂に違わぬガッカリさに満足じゃ!

しかしなんでこれが高知を代表する名所になったんだろうな・・・・

橋のたもとに「平成十年 二月完成」という文字が誇らしげに書かれているのが気になったが・・・

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そのあとプラプラと人の誰も居ない高知城まで歩いて見て そそくさと高知市を退散。

ホントは高知ではもうひとつ見たい場所もあったんだが それは明日見れれば見ることにして・・・

今日の宿は高知市から程近い 夜須町の道の駅に決定じゃ。明日は龍河洞、室戸岬を探索予定なんだが 晴れてくれればええのぉ・・・・

疲れていたんで夜9時には就寝。


今日の一枚・・・
ライトアップされた高知城。

走行距離269K
出費金額寝起きのコーヒー・・・100円
(朝食として)和定食・・・472円
「雲の上の温泉」・・・500円
風呂上りの牛乳・・・100円
ガソリン給油(38L)・・・3914円
あめご塩焼き・・・400円
(昼食兼夕食として)土佐丼・・・840円
桂浜駐車場・・・500円
高知市100円パーキング・・・300円
お茶・その他・・・870円
計・7996円

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