(第15日目)熊本県錦町~免田町~宮崎県西米良村~西郷村~五ヶ瀬町~高千穂町~延岡市~日之影町 |
昨夜はなんとか道の駅にたどり着き就寝することができたんだが 熊本県は熱帯夜ということで大変寝苦しい夜だったな・・・しかも深夜はどしゃ降りの雨があったんで窓を開けることもできなかったし。
それでなくても我がロードスター号は不自然な体勢での就寝を余儀なくされるので嫌な寝汗を掻いてしまったではないか。
てなわけで 朝の5時過ぎには早々に目を覚まし、旅行記の更新分を車の中でちゃっちゃと済まし、早々に今日のロードを行うことにする。本日の目的地は北上して宮崎県の観光の山場、高千穂峡なんだが その前に温泉でも見つけて気分をサッパリとさせたいのう。
錦町のとなりの免田町というとこに立ち寄り コンビニで寝起きのお茶などを購入した後、開店前の時計宝石店を発見。実は昨日から腕時計の電池が切れていたんでココで電池交換。
朝っぱらからこんな怪しげな風体の男が押しかけてきたにもかかわらず 若い店員の兄ちゃんの態度がすごく良かったのと お姉ちゃんはコーヒーのサービスをしてくれたし たかが1000円ていどの電池交換をしたくらいで店を出るときには店員がみなさん店の前に出て整列して見送りをしてくれたぞ。
さすが宝石などの貴金属を扱っているせいかサービスがいいというか 単にわしが物珍しかったせいか、それはわからんが ちょっと感激。
それから宮崎県に再度突入。最近は地域活性化というか村おこしというか わりとどこでも立ち寄りの温泉というものはあるわけだが 今日は月曜日ということもあって営業しているところもなかなか見つからず・・・
そんなこんなで延々と山道を走っていると「西米良村」というところで ようやく営業している温泉を発見っ!さっそく体にまとわりついた嫌な汁・・・いや、汗を流すことに。
これが「西米良温泉・カリコボーズの湯」という村営の温泉施設。
ちなみにカリコボーズというのは この地方に伝えられる妖怪というか 山の神様、精霊の類で 西米良村のシンボルマークというかマスコット的な存在みたいだな。
あいかわらず予備知識無しでやって来たんだが ここの温泉はアルカリ独特のヌメッとした感じで 浸かった途端に肌がツルツルになる実に本格的な泉質で驚いたな。
施設も出来て4年くらいらしいが綺麗で快適だし 露天風呂もデカくて気持ちよく おまけにタオルは貸し出してないが300円という価格には感心してしまったぞ。
わしも本格的な温泉というのはそんなに入っていないんだが ここの温泉はわしのこれまでに経験した立ち寄り温泉の中でも 3本の指に入るんではないかな?
場所が場所だけに今後はなかなか来る機会もないだろうが 近くに来ることがあったらココはオススメだな。
ちなみにこれが西米良村。ご覧の通り何も無いが 山の中だけあって綺麗な清流が流れているぞ。温泉のとなりにはキャンプ場もあったりして こういうところのキャンプも穴場で良いかもしれないな。
こんな何もない村の温泉施設で働けたら それはそれで人生幸せかもしれんなあ・・・
観光客も滅多に来ないだろうし 村の常連のおじいさんお婆さんとほのぼのとした会話をして過ごせたらええのぅ。
人生に起伏はないかも知れんが たまにオジイサンなんかが血圧上げて倒れたりするハプニングなんかがあったりして・・・・・
(´ー`) ふふふっ。(←ちょっとメルヘンに浸っているらしい)
さて、サッパリしたところで いよいよ本日のメインイベント、「高千穂峡」に向かうぞっ!地図でルートを確認すると 県道や国道を使えばそれほど距離はなく複雑なルートでもなさそうだしな!
・・・と、思ったのが間違いで 実はこの後は6時間以上にも及んで延々と「これは本当に主要幹線道路か?」と思わせるような山道を走らせることになるのだ。
「宮崎県」と言えば やっぱり日南海岸の明るいイメージがあるんだが ハッキリ言ってそれは宮崎のホンの一面に過ぎないぞ。
わしは悟ったな・・・「宮崎の真髄は山間部にあり」と。
とりあえずこのような清流沿いの国道&県道を延々と走ることに。
途中 いくつの山を越えたんだろうな・・・県道は仕方ないとしても宮崎県の300番台、400番台の国道は「国道だから」と甘く見ているとえらい目を見るぞ。
清流は綺麗なんで たまに「休憩」と称して覗いてみたり手を冷やしたり足をつけたりして遊んでいたが 聞いたことも無いような渓谷があちこちにあって 世俗を忘れてノンビリするには たまにはこう言うところに来てキャンプなどをするのもいいかもしれないな・・・(←フォロー?)
これは途中の西郷村というところにあった「大斗(おせり)の滝」。高さは2~30メートルあるんじゃないかな?
3段構造になっていて なかなか立派な滝だったな。
「残したい宮崎の風景」とかなんとかいう 地元で選んだ観光名所のリストにもちゃんとランクインされている 由緒正しいポイントだ。
今回の山間部ルートで立ち寄った唯一の観光地らしいところだが 探せばこういう見どころはいくらでもあるんじゃないかな?
進めど進めど 山、山、山・・・・・
車は何時間も山道を走りつづけ、諸塚山の峠を越えると ようやく高千穂町に到着~
「旅に~終わりは無い~・・・♪・・・・それは高千穂遥~♪」
・・・などと 判りにくいことを一人でブツブツ呟きながら まずは建てられたばかりと思われる「道の駅・高千穂町」で腹ごしらえを。(朝9時に山間部に突入して すでに3時を回っているんですけど・・)
コレが「道の駅・高千穂」。
この町は神話の国ということで 建物の前には天の岩戸を再現した異様なオブジェが置かれていたな。
神話の登場人物の名前までいちいち記憶にないんだが 天の岩戸ってこの地方の神話だったんだ・・・たしかウズメとかなんとか言ったような記憶があるが・・・(そういう記憶は「うる星やつら」などで学んだ・・)
右は「山菜うどん定食」。900円という けっこういいお値段でした。
神話の神様が国を作るときにココから見下ろしたという「国見が丘」からの風景。ちなみにこの辺の道は 来る時のスゲェ山道もみんなひっくるめて「神話街道」なんていうキャッチフレーズがつけられているぞ。
そう思うと 単なる山道も何かこう、ロマンめいたものが・・・(←苦しいフォロー・・・)
で、これが高千穂峡だ。
阿蘇の火山活動で作られたという物凄い渓谷は さすがに見ごたえがあるぞ。
100メートルの絶壁と水の流れが続くんだが こういう雰囲気の自然現象って山口県あたりでは見る事が出来ないからな~
さすが九州は火山の国だと改めて感じ入ったぞ。
ちょいと高千穂峡を散策した後 ほんとは遊歩道の入り口にあった「淡水魚水族館」という施設を覗いてみたかったんだが 閉店まであと10分ということで見れなかったな。
結構 時間を考えないで動いているんで この旅行では見逃しているものも多いな・・・うぅ・・・
このあと 友人いしが 出張で延岡まで来ているというんで トコトコと逢いに向かうことに。
なんで山口からこんなに離れた宮崎という土地で わざわざ七夕という日に遭うと言うのが イナカでいつものように顔を合わせているメンバーなんだろうか・・・・?
まあ夕飯を奢ってもらったからいいけど・・・・
さて、明日は晴れたら 前に断念した阿蘇の「やまなみハイウェイ」を走らせて いよいよ大分県に突入する予定だ。
九州最後の県だが 地図で見る限り これまたチェックポイントが多そうな予感・・・・
それにしてもチキン南蛮定食で699円とは 相変わらずジョイフルは安いな。困ったときは変なものに手を出すよりファミレスが無難かもな・・・(←なんだ、その感想は?)
走行距離 | 310K |
出費金額 | コンビニにてお茶・他・・・417円 時計の電池交換・・・1050円 西米良温泉・・・300円 風呂上りに野菜ジュース・・・130円 ガソリン給油(38.31L)・・・4100円 ペットボトルのお茶×2・・・300円 (昼食として)山菜うどん定食・・・900円 高千穂峡駐車場・・・500円 ジュース・他・・・390円 お茶・・・150円 |
計・8237円 |
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