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2019年7月16日

出雲駅前温泉・らんぷの湯 / 出雲湯村温泉公衆浴場「漆仁の湯」

さて、今回の出雲行きは萩を出発したのが正午頃だったんで 当然 車中泊前提だったんだが、初日の目的スポット、「出雲文化伝承館」を終えた後は やはりどこかの温泉でも・・・


と、いうわけでやってきたのは 出雲駅前に湧く温泉施設、「出雲駅前温泉・らんぷの湯」
もちろん以前にも入ったことがある施設なんだが なんでも2018年2月に火災により営業見合わせしていたが去年の11月に改装工事が完了してリニューアルオープンした、ということで TARO先生の熱望により再訪の運びになったわけじゃ。


当然 施設内の様子など撮影できるわけもないが これは店の前にある足湯の様子。
ご覧のように見るからに鉄分の豊富なカルシウム-ナトリウム塩化物泉で 地下1800Mからくみ上げたお湯は20を越える効能が在るんだそうな。

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出雲駅前温泉・らんぷの湯

島根県出雲市駅南町1-3-3
泉質 :カルシウム-ナトリウム塩化物泉 PH6.9 26.9℃
効能 :筋肉もしくは関節の慢性的な痛みまたはこわばり・疲労回復・健康増進
営業時間 :10:00~22:00 第一水曜定休
料金 :700円(土日祝:750円)

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設備としてはメインの内湯と竹林を眺めながら入る露天風呂。露天風呂は一人用のヒノキの浴槽が3つ。
これはけっこう落ち着けるし雰囲気も良いんだが、来客が多ければ競争率が高くなるんで逆に落ち着けなくなるような気もするな・・・

あとはサウナと水風呂なんだが こちらも決して広くないもので 特に水風呂は一人用の甕風呂なんで こちらもお客さんが多かったらどうするのか?という懸念は残ると思う。
わしは今まで3度ほどここを利用したが 特にごった返して困った、ということはなかったんだが 土日の時間帯によっては あぶれて居場所がなくなるような気がしてならないぞ。湯に関してはかなり上質で 雰囲気作りも上手いし なかなかオススメできるものだとは思うんだけどな。

あと、わしが前回ココを利用したのは何年前だったか忘れたが 今回のリニューアルで何が変わったのか、と言えば・・・正直 料金が少し高くなったんじゃないかと思うくらいで 内容的には変化が判らなかったな・・・


湯上り後は隣の回転寿司で夕飯を済まし、本日の予定も終了。
この後は翌日の行動を念頭に 適当な場所で車中泊をしなくてはならないんだが・・・

まだ日が長いんで この時間から何もしないのはあまりにどうなのか? と、いうことで 出雲から移動しつつ もうひとつくらい温泉に入っておこう、ということに・・・

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翌日の目的地は広島の三次なんだが、今宵の車中泊は木次の道の駅、「さくらの里きすき」に決定ッ!
で、その近くの温泉と言えば・・・

温泉大国・島根には素晴らしい泉質・歴史・文化を誇る温泉がいくつもあるが、わしが島根の・・・いや、中国地方でベスト3を選ぶとしたら他の2つはいろいろ悩むと思うが 確実に1つはこの温泉のために枠を押さえておくだろうと思っている名湯。それが「出雲湯村温泉公衆浴場・漆仁の湯」じゃ!!



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出雲湯村温泉共同浴場・漆仁の湯

島根県雲南市木次町湯村1336
泉質 :アルカリ性単純温泉 PH8.0 44.1℃
効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病 後回復期、疲労回復、健康増進
営業時間 :10:00~21:30(受付終了21:00)
料金 :400円

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こちらは屋外の無料足湯。

出雲湯村温泉の歴史は古く、出雲風土記にはすでに名前が出ていることから奈良時代にはこの地で湯治場として利用されていたんだそうな。

すぐ傍の斐伊川の川底から温泉が湧出しており、河原には石を並べて浴槽を作った野湯があり、これが実にマニア心をくすぐる一品なんだが、この日は雨の夜ということで当然ながら川湯のほうは断念。

まあ、川湯を入ろうと思えば 人目を気にしておのずと公衆浴場の営業時間は外すようになるから 川湯と公衆浴場の両方を一度に楽しむことは今までもなかったんだけどな・・・



しかし野湯の川湯を外して共同浴場のみの入浴だったとしても その素晴らしさは全く色あせることはないと思う。今回は久しぶりの入浴だったが やはりその含蓄の深いお湯には唸ってしまったぞ。



平成13年にリニューアルされたという公衆浴場の内部はこんな感じ。

3か所から供給される源泉は一旦 木箱の桶の中に溜められ、そのうち2か所の桶からオーバーフローしたものが湯舟に注ぎ込む仕組み。洗い湯や上がり湯、体を洗うための湯もこの桶の湯を利用するんだが、リニューアルの際に昔ながらのこの方式をそのまま残すようにするところが やっぱり温泉に対する理解というか愛情というか、文化と歴史を大切にしているなあ、と思うわけだ。

島根県の温泉文化が山口県あたりの温泉場では到底太刀打ちできないところは そういうところだと わしは常々思ってて、それは最近ボーリングで掘り当てたような温泉や リニューアルで客に媚びるような近代設備をどんどん取り入れるような施設では この味は出せないと思う。

山口県で わしが数少ない「全国レベル」の温泉郷だと思っている長門湯本も リニューアルすると今までの恩湯の歴史をどれだけ尊重できるか、非常に気になるところではあるなあ。わしが俵山温泉を泉質ではなくソフトの面で評価してないのは そーゆーところなんだが、まあそれは置いといて・・・

完全かけ流しの非循環・非加熱・非殺菌で源泉がそのまま使われているから鮮度も抜群。
なにより自然湧出した源泉がそのまま適温で使われている、というのは 奇跡といっても過言ではなかろう・・・



こちらは露天風呂。雨の斐伊川から聞こえるカジカガエルの鳴き声を聞きながらゆっくりと湯に浸かる、まさに至福の時間じゃ( ´ ▽ ` )

島根県の温泉と言えば 先に紹介した「らんぷの湯」のような 鉄分の多い、ナトリウム-カルシウム系 または炭酸水素塩泉系の濁り湯が多く、温泉津や三瓶山、あるいは津和野周辺にその系統のインパクトのある素晴らしい湯が点在している。

ここのお湯はアルカリ性の単純温泉で 無色透明無味無臭。それでもココの温泉に最初に入った時の衝撃は今でも記憶に残っているぞ。

川の流れを眺められる屋外の休憩場

と、いうわけで ココに関しては相変わらず爆押しの一品なんだが、いつか金と時間に余裕があれば これまた「出雲の隠れ家」という評判の旅館、「湯乃上館」でゆっくりと過ごしてみたいものよのぅ・・・

壁にはそこかしこにヤモリがいっぱいひっついてるぞ(´▽`)
ふぅ・・・

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