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2022年6月14日

【再録】マラをたずねて三千里(2007年12月26日UP)

さて、昨日の事だが 岩国を中心に活動されている とあるサークルをinstagramで見かけて テーマが面白そうだったんでちょっとフォローしてみたんだが、わしがフォローした直後に そのグループの代表者の方からGメールが送られて来たんでビックリしてしまった、ということがあってのぅ。

なんでも わしのブログに掲載している岩国の「霧降の滝」の情報を知りたい、というメールの内容だったが・・・
わしはinstagramは本名でやっているから ブログとは直接リンクはしないんだが、あまりにもタイミングが良すぎたんで「これで縁ができたな(by:桃井タロウ)」と思ってしまったわけだ・・・(´▽`)

さて、岩国と言えば 下関と萩を拠点とするわしにとって 県内でもなかなか訪問頻度が少ないエリアなんだが 一番印象が深かったエリアと言えばどこだろう・・・と、考えた時に まず思いだしたのが「竹安の陰陽石」だったりする。

と、いうわけで 今回は過去の日記データを引っ張り出して 2007年にぷららのサーバーでブログを書いていた時代の記事を再録したいと思うぞ。
なにせもう15年も前の記事なんで 現状はどうなっているか全く不明だけどな・・・

と、いうわけで 以下が当時のブログをそのまま転載したものじゃ!!

***********************

TARO先生が知り合いから聞いた 「二鹿にチ○ポの祀ってあるスポットがある」 ・・・という未確認情報を調査するために 岩国市の二鹿(ふたしか)地区にやって来た わしとTARO先生。

   

ここで簡単に「二鹿」という集落の説明をしておこう。 

  二鹿は、熊ヶ山、コセンドウ山、蓮華山の山々に囲まれた、岩国市の最北西に位置する集落です。シャクナゲの群生やホタルの生息地としても有名で、豊かな自然を随所に見ることができます。 


 「二鹿物語」 
 平安時代、京都の比叡山に住む凶暴な二つの頭を持った鹿が、京都の町に現れては人々を苦しめていました。そこで、朱雀院と摂政の藤原忠平は、梅津中将清景にこの二頭鹿の征伐を命じましたが、それを知った鹿は西へ西へと逃げていきました。梅津中将は山陰山陽を経てついにこの姿をとらえ、二頭鹿の胸を射抜きました。二頭鹿は川の流れを血潮で赤く染めながらも、向かいの山にたどり着きましたがとうとう絶命しました。しかし梅津中将も、追撃の旅の果てに精根尽き、この地に没せられたといわれます。最後の舞台となったこの村をいつからか誰となく「二鹿」とよぶようになった、ということです。 (「岩国観光ガイド」より無断抜粋) 

TARO先生のゲットした情報によると、彼の知り合いが岩国に来たとき 淋しい集落を車で走っていると 道沿いの三叉路になったところに何気にそのオブジェが佇んでいらっしゃったんだそうな。
周辺には小さいオブジェが何本も祀られているらしいが 普通の県道レベルの道沿いにひっそりと・・・しかし判り易い場所にあるんで見落とすことはないだろう、という話だ。 

 そんな桃源郷・・・(´ー`) 

 モノがモノなんで詳しい話を問い詰めるわけにもいかず、地図で「たぶんこの辺りだろう」というところをマーキングしておいたらしいが、そのエリアがこの「二鹿地区」だったというわけだ。 
それが神社なのか小さい祠なのか、はたまた道祖神的なものなのか、自然石なのか木製なのか あるいは人工的なオブジェのようなものなのかも一切不明だが、「見たら判るだろう」という 根拠の無い確信を元に さっそく調査開始じゃ。 

 二鹿は山に囲まれた広いエリアなんだが メインの道は一本しかなく、集落としては山の間の狭いエリアに固まっている。 
わしの想像では そのチ○ポのオブジェは恐らく「サイノカミ」とか「道祖神」のような存在だろうと思ったんで 今回は岩国市周東町との境界となる「仏峠」を越える県道130号ルートをチョイス。 このルートなら一本道だから 見逃すこともあるまい・・・

と、思って居たんだが 予想外というか、それらしいものは全く見つけられず広域農道との合流点まで来てしまったぞ・・・ 

  「まあ、二鹿だけに 情報も不確かだがなっ。 くわっはっはっ・・・」 ・・・などとTARO先生もつまらないフォローをしているが、せっかく萩から岩国くんだりまでやって来たのに 見つからなかったから 即あきらめる、というわけにもいくまい。 

こういう場合、地元の人に聞き込み調査をするのが一番手っ取り早いんだが、モノがモノだけに なんと言って尋ねればいいのかわかんないぞ。しかし やはりこのまま退却するのも馬鹿らしいし・・・ 

とりあえず集落の案内図があるという「二鹿野外活動センター」に行ってみると たまたま地元の住民らしいオッサン二人組がいたんで 意を決して尋ねてみることに。 

 わし : 「あの~、ちょっとお伺いしたいんですが・・・この辺にですね・・・道祖神かサイノカミか判んないんですが・・・男性の性器のですね・・・形をした・・・そういうものがあるという話を聞いて来たんですが 知りませんか?」 

 オッサンA : 「(゚Д゚)ハァ?」 

 わし : 「え~っとですね、男性の・・・その・・・ナニの形をした・・・石か木製か、そんなものが祀ってあるらしいんですが・・・」 

 オッサンA : 「あぁ、陰陽の石みたいなものかね?」 

 わし : 「そうですそうです!そういうものが二鹿にあると聞いたんで 探しているんですが・・・・」 

 オッサンA : 「わしゃ このへんのことはあんまり詳しくないけど そんなものがあるという話は聞いたこと無いなあ・・・(となりのオッサンに向って) あんた この辺じゃ古いから そんな話を知らんかね?」 

 オッサンB : 「(゚Д゚)ハァ? 何のことかね? わしは子供の頃からココに住んどるけど そねーな訳のわからん話は聞いたことないのぅ・・・」 

 むぅ~、ガセネタだったか・・・と、思ったその時 

 オッサンA : 「ほら、男と女の陰陽の石とか言うじゃろう。(股間を指差しながら)男のナニの形をした石とか・・・」 

 オッサンB : 「いいや、わしはそんな話は聞いたことが・・・・あっ!!∑(゚ロ゚〃)

(・∀・)!! オッサンBが何か思い出した!! 

 オッサンB : 「いやぁ、あんた、難しいことを言うから判んなかったけど、あれだろ。ちんこの神様のことだろっ!判った判った!ちんこ!ちんこ!!ははははは・・・」 

 ・゚・(ノД`)・゚・  ありました、お母様・・・ 

 オッサンB : 「あるよっ!!わしは子供の頃から知ってるけど この辺じゃみんな“ちんこの神さま”とか“ちんこ神”とか言ってるよ。 ちんこ!ちんこ!はははははっ!」 

 「子供の頃から知ってる」という割には 「ちんこ」というキーワードが妙にオッサンBのツボにはまっているようだな・・・先ほどから「ちんこ」を連呼して笑いが止まらないぞ・・・。 
しかし 確かにこの地にそのペニースポットが存在することが確認されたわけだ。 世間ではクリスマスイブだというのに 野郎二人でこの地にやって来たのは 決してムダではなかったわけだな。 

オッサンBの話によると、二鹿の野外センターから少し南に戻り 相ノ谷の集落の三叉路から左手に曲がって少し進むと「南河内」という集落があって そこの辻にそのオブジェはあるらしい。 

  「行けばすぐ判るけど もし判んないときは誰かに聞けば良いよっ」 ・・・というアドバイスを賜ったが、「いちおう 正式な名前は何と言うんですか?」 という問いには 

  「名前は知らんけど・・・ちんこの神様と言えば判るよっ!ちんこ ちんこっ!はははははっ!!」 と、いう答えしか返ってこなかったな (-"-;) まあいいけど・・・ 

 その後 相ノ谷の集落まで戻り、集落の道沿いや山の中を 「ちんこ神」を求めて彷徨ったんだが、「簡単に見つかる」という言葉とはウラハラに全くそれらしいものは見当たらず・・・ 
仕方ないんで またもや集落の住民に聞き込み調査を行うことにしたんだが、人の気配がなくて困っているときに ようやく野良作業をしているオバサンを発見。 

 ・・・オバサンとは言え 女性には聞きにくい事なんだが、まあ背に腹は変えられない、ということで 勇気を持って尋ねてみたぞ。 

 わし : 「あの~、すみません ちょっとお尋ねしたいんですが・・・・」 

 おばさん : 「はい?なんでしょう?(^-^)」 

 わし : 「この辺にですね・・・その・・・男性の性器の形をした神様が・・・」 

 おばさん : 「( ゚д゚)・・・。」 

 わし : 「え~っとですね・・・なんでも“ちんこ神”とか言われているらしいんですが・・・」             
  
おばさん : 「 ( ゜ Д゜)  ・・・。」 

あきらかに不審者を見るような怪訝な顔をされてしまったが、なんとか誤解を解いて話を聞くと どうやら「南河内」という集落は 二鹿から山を越えた地域一帯のことで 国道2号からも近いエリアなんだとか。 

ここでようやく地図を見て確認したんだが、近くといえば近くだが、二鹿とは山で隔離されている隣の集落になるようだ。 
最初に得た未確認情報に捕らわれすぎて「二鹿」に固執してしまったことで 時間を大きく無駄にしてしまったようだな。まあ それしか情報が無かったから仕方ないけど。 

気を取り直して峠超えに向おうとした時、「おぅ!兄ちゃんたち、判ったかね!?」 と、偶然にも先ほどのオッサンBと再会。

どうやら自宅がこの相ノ谷にあるらしいな。 今度は地図を見せて位置を確認したところ、その「ちんこ神」は 国道二号に近い錦川鉄道の「行波」という駅の近く、「竹安」という集落にあるらしい。 

オッサンB : 「この山を越えて 道沿いに進めば消防車の倉庫があるから。その先の行波駅に向う曲がり角の手前の三叉路に・・・・兄ちゃん、ちんこ!ちんこ!はははははっ!!」 

 ・・・懇切丁寧に道を教えてくれるのは有り難いんだが、わしの肩を叩きながら 満面の笑みで「ちんこ」を連呼するのは止めて欲しいのぅ・・・(-"-;) 

 

で、前フリがやたら長くなったが、ようやく竹安の集落に到着。 
その「ちんこ神」様は確かに三叉路に控えめに しかし独特のオーラを放ちながら鎮座されておられたぞっ!! 
今更ながらだが 場所さえ判っていたら 国道二号から来たほうがはるかに判りやすかったな・・・。 

 

傍にあった周辺地図によると 「陰陽石」と書かれているし、祠に祀られている石にも「陰陽子寶」という文字が刻まれているから 正式名称はおそらく「竹安の陰陽石」で良いんじゃないかと思うぞ。

どうも「ちんこ神」なんて蔑んだネーミングで呼んでいるのは 二鹿で出会ったオッサンBだけのような疑惑も拭えないしな・・・ 

付近の住民のゴミステーションにも利用されているような わかりやすい辻にあるし すぐ傍にお地蔵様も祀られているから やっぱり道祖神的な意味もあるんだろうな。 

では お待たせしました! 皆様にも御覧頂こう!!
これがウワサの「岩国・竹安地区の“ちんこ神”こと、陰陽石じゃぁっ!! 

 

(゚ーÅ) ジーン・・・ 

 いやいや、予想に反して正統派の自然石の陰陽石だな。これほどまでリアリズムを追求した夫婦石も県内では珍しい、というか 初めての収穫じゃなかろうか? 特に女石の造形の秀逸さに わしは胸の奥から溢れ出す感動が抑えられないぞっ!! 

  (o^-')b グッジョブ!! 

 

ちなみに 副葬品(?)のオブジェの数々はこんな感じ。 
クリスマスイブだけに まさに「メニー・クリ’sマラ」ってところかな?(なんのこっちゃ) 

周囲に解説板のようなものも見当たらなかったし ネットで調べても特に有力な情報は無かったから 由来とかは不明だが、おそらくはこの形が表しているものが全てなんだろうな・・・(´ー`) 

いやいや、2007年を締めくくるに相応しい、良いものを拝ませてもらったぞ。 
皆さんも岩国周辺に立ち寄ることがあれば 是非拝んでおかれることをオススメして 今回のレポートは終了じゃ! 

御清聴、ありがとうございましたっ!!くふぅ~!! -----

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