さて、次なるターゲットは浜田市波佐地区に流れている「小猿の滝」なんだが、その前に・・・
弥栄町の観光地図を見ると「夫婦滝」なる滝の記述があるんだが、こちらはネットで調べても有力な情報がなく 色々調べた結果 どうも道のない山道をかなり進んだところにあるらしいんだが こんな地図に案内が載るくらいだから案外と簡単に行ける場所なのかもしれないな。
ま、いずれにしても散策するには今の時期はルートが草に埋もれているかもしれないし やはり蛇や虫が気になるんで またおいおいトライするとして・・・今回のターゲットは「松ケ谷渓谷」なる 今まで聞いたこともないマイナーなスポット、ここに流れているという「長淵の滝」とやらじゃ!
「この辺かな~」とあたりを付けたスポットに案内板発見!確かに渓谷があるようだが・・・
この「松ケ谷渓谷」、白山吹の看板方面に進んでいくのが正解らしいが 遊歩道は100Mも進まないうちに消滅して あとは沢沿いを何とかして進むようになっている。おそらく一度は名所にしようと整備されたんだろうが その後は放置されて自然に戻ったんだろうな。
ちなみに「白山吹」の開花時期は4~5月らしいぞ。
矢印の反対側、一般道方向を進めば「ふるさと体験村」なる施設に向かうようだが 途中にある見どころは「どうどう淵」なるスポットくらいかな。
う~ん、、、
で、「松ケ谷渓谷」なんだが 遊歩道らしきものはなくなっているが 渓谷の見どころである滝や淵のようなスポットは 新しくつくられた農道から直接アプローチできるように整備されている。いや、「整備されていた」といったほうが正解か・・・
確かに「長淵の滝」は存在していたが、
木々に覆われて全く確認できず・・・
「おつる滝」なる滝もあるようだが、
こちらも何が何だかわからず・・・
ただ、看板から100Mくらい進んだ先に これら2つの滝にアプローチするための降り口が付けられている。
ただ、このルートも自然に還りつつあって 今の季節だと進むのも躊躇してしまうくらい雑草に埋まっているな・・・
頑張って階段を下りてみたが 沢まで下りた先は完全に自然に還っていて とてもじゃないが道路沿いの看板がある地点の直下まで 約100Mを遡上する勇気はなかったぞ。
これはマムシや毒虫や毒草のなくなる冬の時期に 鎌や鋸を持ってきて長靴で進まないと無理じゃないかな?「長淵の滝」の落差も判らないから素人が簡単に遡上できる川なのかどうかも不明だが・・・
もう少し上流には「茶臼淵」「大蛇淵」なるスポットがあって こちらは道路から見下ろせるようになっているが
ま、正直よくわかんない、というのが感想じゃ。
折角整備したなら町ももう少し予算をつけるとかして維持していくようにすればいいのにな・・・まあ それで観光客が来るかどうかは別の話になるんだろうけど。
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さて、この日の最大の目的地が最後に紹介する「小猿の滝」じゃ。
金城町の波佐地区、今は休業中の「波佐温泉ほたる湯館」から少し広島方面に進んだところから県道115号・波佐芸北線に入り 周布川に沿って数キロ・・・途中 「対向車が来たらアウト」という感じだが この道は本来広島県の芸北に抜けるようになっているが現在は通り抜けできないようなんで 対向車が来る可能性は割と低いと思う。
ただ 集落があるかどうかは知らないが住民とか釣り師の往来があるんで もし対向車が来たら「運が悪かった」とあきらめよう。
数キロほど走ると道路わきに「小猿の滝」の看板と石仏の祀られた祠がある。この看板さえ見落とさなければ大丈夫なんだが、
矢印の方向を400M進めば「小猿の滝」に到達するんだが 川を挟んだ対岸の沢沿いに登山道らしき赤リボンが付けられているのが判る。つまり まず川を乗り越えて対岸に進まなければ話にならないんだが この一番最初の「川越え」がこの滝に至る最大の難所となっている。
実は2週間前にわしはこの小猿の滝の調査にここにきているんだが、その時は梅雨入り直後で川の水量が増えていて長靴程度の装備では乗り越えられなかったのじゃ。
ちょっと前までは川に降りる梯子がかけられていたらしいが 今は消滅しているんで 適当なところで道路から川に降りて浅いところを狙っていくのが吉。大きな石の上をぴょんぴょん飛んでいくのも滑りやすい石で危ないし そのあとの山道400Mを進むのもマムシのことを考えると長靴がベストだろうな。
300Mほど進むと1~2Mほどの落差が2つ3つ続いた段瀑が現れるが これが小猿の滝直下の滝となる。
ココでもう一度川を対岸に渡り 幅広の落差2M程度の斜滝を右に眺めて進めば目の前にウワサの「小猿の滝」が現れるぞ!!
こちらが「小猿の滝」。
落差20Mの正統派の一品。
先の「小熊の滝」の小熊は地名だったが この「小猿の滝」はどういう由来で付けられた名前なんだろうか?単純に野生猿の多いエリアなのかもしれないが・・・
もしかしたら赤い色をしている大岩を猿の尻、滝の流れを尻尾とみているのかも・・・なんて想像したが 正解は不明じゃ。
滝そのものもなかなかだが 赤い岩と柱状節理と思われる右側の壁の織り成す空間が 独特の雰囲気があって面白いと思う。
観光地化するにはちょいと無理があるかもしれないが 登山道はともかく 最初の周布川を越えるルートくらいは何かしら工夫しないと勿体ないと思うんだがなあ・・・
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