朝3時半、道の駅「なとわ・えさん」にて起床。コンビニで目覚めのホットコーヒーを飲んだ後、例によってパーキングでHPの作成。
気が付くと道路で今 車に轢かれたばかりのキツネがもがいてそのままお亡くなりになっていったな・・・うぅ 朝っぱらから嫌なものを見てしまった・・・
今までも道端にぺちゃんこになった犬や猫、カエルや鳥などの小動物を見かけたことがあるが 北海道に来てからキツネや鹿などの野生動物が道路をウロウロしている姿を頻繁に見るようになって、あーゆーのはなんとかならないのかとつくづく思ったな。
本州の場合はたいてい人の身勝手で野放しにされた野良の犬や猫なんだが 基本的に人間が勝手に開発して動物の生活圏を奪っているわけだし、彼らに「道路を渡るときは右見て左見て」と人間ルールを押し付けるわけにもいかないからな。
あんな滅多に人の通らないようなところに立派な道を作ったり 意味もなく年度末に何度も掘り返すような工事をするくらいだったら、例えば道路の下に動物用のトンネルを作るとか 新設の場合は道路を少し高く設計するとか ガードレールも網状にして小さい動物がくぐれないようにするとか それなりの工夫をすれば良いのにな。
特に僻地に作る道路の建設基準には 「安全で走りやすい」というのはもちろん、防災やバリアフリーと同レベルで動物保護を頭に入れた建設をするように義務付ける法律を作ってもいいと思うぞ。
・・・なんて硬派なことを思っていると 15分くらいして先ほどキツネを轢いたと思われるトラックが道路パトロールの黄色い車を引き連れて戻ってきて 亡くなったキツネを処分していたな。
まだ朝の6時前後だというのに 意外と大変な仕事なんだな、道路パトロールって・・・
さて 今日の予定は北海道最後の散策地、函館と 本州への帰還だ。
昨日は苦労ばかりして結局 函館の夜景は堪能できなかったわけだが 今日はそんな「試合に大差で負けた時のジャイアンツの監督」のような屈辱(←「腹立つのり」と言いたいらしい・・・)を晴らすために函館山にリベンジだ!
・・・・と、その前に やっぱり函館の他の有名どころも押さえておかないといけないだろうな。まずは女の園、女子修道院だ!
これがバター飴とバタークッキーでおなじみ、ぴっぽりとせいじん・・・あろませらぴ・・・あうぐすちぬす・・・すとらでぃばり・・・・・・
何かそんな名前の修道院だ! (←「トラピスチヌ修道院」だっ!)
隣の上磯町にある せらぴすと・・・とらぼるた・・・じゃなくて「トラビスト修道院」に比べると 女の園だから、というわけでもないんだろうが観光にもずいぶん熱心だ。結局のところ「トラビスト」と同じような施設なのに ここまで人気に差があるのはなんでだろうな?
確かに入り口で完全封鎖されていたトラビスト修道院に比べて 敷地の奥まで入ることができるし、建物も立派だ。
いや、トラビスト修道院は中まで見れなかったから どっちが立派なのかは比べることもできないが 思うにそれほど大差はないんじゃないかな?
どうでもいいが駐車場に車を入れるのに300円ほど徴収されてしまうところが わし的にはマイナスポイントだな。
ここに「おじゃ魔女どれみ」みたいなかわいい修道女がたくさん住んでいて 毎日キャピキャピと大騒ぎを・・・と、いうわけではなくて 写真を見る限り 若い女性はいなかったな・・・ま、それはいいんだけど。
しかしこういうところに身を寄せている女性というのは 京都の舞妓さんと同じで「なんでこういう世界に身を置くことになったんだろ?」と思わせるような 神秘のヴェールに包まれた部分があるよなあ・・・
「夫の暴力に耐えかねて逃げ出してきた」という駆け込み寺みたいなイメージを思い浮かべてしまうが たぶん違うんだろうな・・・
次にやってきたのは これまた観光コースの定番、「五稜郭公園」だ。榎本武揚が起こした箱館戦争の舞台になった 星型で有名な城だな。
この形がどういった理由で従来の城に比べて軍事的に有利なのかわかんないが 大砲や鉄砲に対する防御と攻撃がノーマルタイプの城に比べて優れているらしい。そういや西洋にはこんな形をした要塞がいくつかあるなあ。
ちなみに星の形をはっきり見るには五稜郭タワーに登る必要があるわけだが、展望台の入場料金は630円かかるらしいんでやめておいたぞ。
この城を作った人も 高いところからでないと見えないような設計をしないで いっそのこと縦に星型にして誰でも気軽に観ることができるとか そういうサービス精神というか意表をついた構造にして欲しかったな。
軍事的には全く無意味だが。
このあと 函館市内でガソリン給油。(JOMO 391.8K地点 30.0L/3087円)
まだ少しメーターには余裕があるんだが やっぱり青森の下北で給油するよりはここの方が単価が安そうだしな・・・
さて、いよいよ北海道の締めくくり、「函館山」だ。
10月までは夜間 車の乗り入れを制限しているんだが 日中は5時までなら自由に車で乗り入れることができるぞ。昨日はぜんぜん見ることが出来なかったから その分 堪能させてもらうかのぅ。
わしが登るからにはネット上にゴマンとあるありきたりな夜景風景などは無視して、もう少しマニアックな画像をこのHPをご覧の皆様に紹介しなければなるまいッ!(←負け惜しみ?)
「さ、函館も堪能したし、そろそろ本州に戻る時間でも調べないと・・・」と思って フェリー乗り場に向かったら 運良く13時50分発のフェリーの受付が開始されたばかりだったぞ。ラッキ~!!
乗船手続きを済ませた後 30分ほど余裕があったんでフェリーの食堂で「とんかつ定食」などを頂く。
650円という価格は安いと思ったが 実際に見ると学校給食にでてくるようなトンカツが出てきたんで やっぱり価格相当の内容だったな・・・
いよいよ北海道を去る日が来てしまったが いやはや濃かったな、北海道・・・
ここに来る前には多くの人に「北海道は良いよ~」という話しは聞いていたが まさかこれほどまでに充実する旅を経験できるとは思ってなかったな。2週間という日程はむしろ短すぎたかもしれん。
年をとって体に無理が効かなくなる前に 是非もう一度は来たいぞ。(別に「北海道に来て無茶をしたい」というわけじゃないぞ・・・)
でも恐らく決められたコースを観光するだけのようなツアーには自分から参加することはないだろうな。ツアーではカムイワッカやヌプントムラウシなんかの温泉も味わえないだろうし・・
午後3時半、フェリーは青森県大間港に入港。うぃ~す!ようやく本州に戻ってきたぞ!
さっそくあおぞら組のヤッコさんの家を訪ねて挨拶と 旦那さんも加わってお互いに記念写真などを・・・
ちなみに わしの足が異様に短く写って見えるのは 昨日キツネを車で引っ掛けてしまった為の霊障、もしくはエッシャーの絵画のごとく遠近感による目の錯覚だと思われるが あまり気にしないで頂きたいな。
いよいよこれからは岩手方面に向かって太平洋側を進む南下がスタートするわけだが、ここで「むつ市にコインランドリーが隣接した温泉健康センターらしきものがある」という情報をGET。
下着類にはまだ余裕があるんだが トレーナーは一枚しか持ってなかったし(北国をナメとるのぅ・・・) 北海道ではずっとそれに頼っていたから ここらで洗濯したいな、と思っていたのだ。温泉にも入れるんなら尚ケッコウ!
で、早速むつ市に向かい 「ファミリーランド 湯~とぴあ」なる温泉施設に。
どうでもいいけど バイパス沿いのいい場所にあるんだが あまりに目立たなさすぎて探すのに相当苦労したぞ。地元の人に聞いても何人か首をかしげていたし・・・
ココを教えてくれた大間のおっちゃんは そんな場所の情報を良く知っていたな・・・
コインランドリーはここから3~400Mはなれた道路沿いに やっぱり目立たずに存在していた。
わしはコインランドリーを使うのは初めてだったんだが 最近の洗濯機や乾燥機は良く出来ているな~。これは今後も是非活用したいが やっぱ洗濯物を溜め込んでから利用したほうが経済的には有利だな。
わしは一番小さい10キロタイプの洗濯機を使いたかったんだが 全部使用中だったし 全自動だからワンサイクル30分くらい待たなければいけないんで空いていた16キロタイプのものを使用。300円ほど余計な出費をしてしまったぞ、くそ~・・・。
洗濯と入浴を済ませ、ディナーとしてサークルKの「阪神タイガース優勝祈願弁当」などを頂いたあと 夜を過ごすために横浜町の道の駅「よこはま」に 夜10時に到着。
明日からまた長いロードが始まるが 地図で岩手県をちらっと見ただけで あまりのややこしい地形にクラクラしてしまったな・・・
ふぅ・・・・。
今日の一枚・・・
展望台の一つ後ろの山から見た 昼の函館市街地。
そんな写真 滅多に見れないぞっ!
走行距離 | 173K |
出費金額 | コンビニにてお茶・弁当・その他・・・1621円 トラピチヌス修道院駐車場・・・300円 ガソリン給油(30.0L)・・・3087円 函館駐車場(五稜郭)・・・200円 (昼食として)とんかつ定食・・・650円 東日本フェリー(函館~大間)・・・9990円 ファミリー湯ーとぴあ・・・500円 風呂上りの野菜ジュース・・・100円 コインランドリー・・・1000円 |
計・17448円 |
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