洞爺村~登別市~室蘭市
たぶんわかんないと思うから少々解説させてもらうと、今日のタイトルは「カルロストシキ&オメガドライブ」をもじっている訳だな・・・・。
最近 タイトルを考えるのが辛くて辛くて 気まずさ1000パーセント・・・(T-T)
朝3時、新冠町の道の駅「サラブレッドロード新冠」にて起床。最近ようやく当たり前に設置されるようになってきた自販機のホットコーヒーを飲みつつHPを作成して朝7時30分頃にニンニキニキニキと西に向かって出発。久しぶりに雲ひとつない快晴だ!
♪ウマナミなのね~~~♪
・・・マキバオーか、懐かしいな・・・ネズミの親分は今ごろどうしているんだろうかなあ・・・(←?)
新冠の道の駅の名前からも推測できる通り、この十勝地方は競走馬の産地として有名な地域で おだやかな気候を利用してあちこちに馬の牧場が広がっているぞ。先の台風でかなりの損害が出たらしく ウマも何匹か死んでしまった、とかラジオで言ってたっけ・・・。
そういえば新冠の隣に門別町という町があるんだが、わしは先の台風で死者が出たりした災害に見舞われたのは道北の紋別市と勘違いしていたな。おなじ「モンベツ」という名前の町が北海道に2つある、などということは昨日まで知らなかったからな・・
道路わきのパーキングエリアに車を止めて しばしウマなどを眺めていたらおまわりさんに話し掛けられたが・・・私は見た目は怪しいけど決して怪しいものではありませんっ。
今日の予定は支笏洞爺国立公園を中心とした一帯の散策なんだが その前に千歳市に立ち寄ることに。
先日 ヌプントムラウシ温泉で山小屋宿泊のときにお世話になった通称「ガイドさん」に 「もう鮭の遡上が始まっているよ。もし時間があれば千歳まで見に行ったらいいんじゃない?一番北海道らしい光景だからねぇ。」・・・と、アドバイスを受けていたのだ。
そーゆーものはやっぱり見ておきたいんで 途中 PHS電波の入る苫小牧市でHPをアップした後、素直に千歳市の「鮭のふるさと館」に。
「鮭のふるさと館」はその名の通り、北海道名物の鮭をメインにした淡水魚水族館で 千歳市を流れる千歳川の中を直に観察できるしくみになっている。海底水族館の河川版みたいなもんかな。たぶん川の中にガラス張りの水槽みたいな部屋を作って 川に戻ってくる鮭や普段住んでいる川魚が直接見れるんだろうな。
そういうのも千歳川が町の真ん中を流れているとは思えないほどの透明度を誇っているから可能なんだと思うが ほんとに北海道の川はどこも綺麗だよなあ。うらやましい。
・・・しかし この施設に入るのに入場料が800円か・・・鮭の泳ぐ姿を見るためだけにそれだけ払うのは少し抵抗があるな・・・
川の様子が見れる作りをしているのなら そばに川が流れているはずだし、もしかしたら上からでも鮭の姿が確認できるんではないのか?
とか思って公園を散策してみると 案の定 そばに川が流れていて 橋の上に川を眺めている人が何人もいるではないか。
う~んと・・・ おお、確かに泳いでおるわい!!それもウジャウジャと・・・少し多すぎるような気もするが・・・
川底の藻かと思ったら 黒い部分は全部が鮭ではないか。上から見るとアレが鮭かどうかはよくわかんないが コイよりでかいから鮭なんだろう。
これだけ泳いでいるのならクマがファンカーゴに乗ってやって来るのも判るわい。
しかし生命の不思議と言うか偉大さと言うか ある種の感動だな。みんな一所懸命生きているんだなあ・・・
千歳市で鮭を見て食って堪能した後は、支笏湖公園線を通って「支笏湖」に向かう。
次は洞爺湖なんだが ちょっとその前に国道36号に戻り白老町に。
この町は「しらおいポロトコタン」という 民族資料館というかテーマパークみたいな施設で有名なんだが わしは学生時代、ゼミ旅行でそこに行って アイヌの民族衣装を着て(妙なポーズをつけて)記念写真を撮ったような記憶があるんで 今回はパスすることに。
実はココには北海道で唯一見ていない「滝100選」の一つ、「インクラの滝」があるのだ。折角だからどんなもんか見ておきたいんで 少し寄り道をしていこう♪
「インクラの滝」は地図で見ても少しわかりにくいんだが 町の人に聞いてみたところ 国道36号からコンビニのある交差点を曲がり 山に向かって13キロ走ったところにあるらしい。
13キロって一言で言っても 最初の数百メートル以外は全部が未舗装道路・・・・おまけに途中から林道に変わっているし・・・
しかしこんな良い天気の土曜日に わざわざ滝を見にこんな町まで来る酔狂な人って結構いるもんだな。この道は滝に向かって真っ直ぐに伸びている一本道なんだが 滝以外にはごみの最終処分場とか工事現場とか そんなものしかないんで 普通の乗用車で来る人はみんな滝目当てなんだろう。
わしの車は相変わらず こういう未舗装道路には弱いんだが RV車やカローラ程度の車にもバンバンと抜かされてしまうな。
天気が良いもんだから わしも調子に乗って幌をあけたオープンカー状態にして走行していたんだが 車が抜き去った後は巻き上がる砂煙をモロにかぶってしまい あっという間に車内が砂まみれに・・・うぅ、体がザラザラして気持ち悪いのぅ・・・(←伏線)
先ほどわしを抜き去った車も やっぱりここにいたぞ。たかが滝を見るためにわざわざこんな山の中まで砂利道を埃まみれになってまで走ってくるとは、ふふふっ、物好き野郎共め・・・(ちなみに埃まみれになってたのは わし一人だけだったような気も・・・)
・・・・しかし、そこで我々が見たものとは 想像を絶する光景だったのだ!!
13キロもまっすぐ一本道の砂利道を走らせておいて こんな注意書きをゴールに張るんじゃねぇっ!!(怒)
むぅ・・・怒りが込み上げてきたが でもこの遊歩道入り口からも2キロ先にある「インクラの滝」がかすかに見えることを発見したぞ。
・・・・・・ではご覧頂こう。これが「日本名瀑100選」の一つ、「インクラの滝」だぁっ!!
(T_T) ・・・・。
さて、いよいよ本日のメインイベント、洞爺湖だ。
登別市のクマ牧場は やっぱり大学時代に来た記憶があるんだが ま、知床で野生のクマを生で見たからもういいや。
登別といえば温泉なんだが・・・北海道ではさんざん無料露天風呂に入ったんで いまさら金を出して温泉に入るのも 少し馬鹿らしくもなってきたが インクラの滝でこれほど埃まみれになってしまっては やはり入らざるを得まい。ふふふっ(←温泉好き・・・)
日中明るいうちに温泉を堪能しては洞爺湖方面の探索に支障を生じるんで とりあえず日帰り温泉をやっている施設だけ確認しておいて 先に洞爺湖へ。
←これは登別温泉の裏のほうにある倶多楽湖(くったら湖)。
わし好みの 人があまりおらず適当なサイズで なおかつとても綺麗な湖だ。透明度では摩周湖と争う程なんだと。
ここも先の大雨で土砂崩れが起こって 湖畔の道路はこの公園付近で通行止めだったけど・・・
登別を後にしてオロフレ峠を越えると 島を浮かべた巨大な湖が見えてきたぞ。あれが洞爺湖だっ!
長万部を経由して函館に向かう前に ニセコ・留寿都・羊蹄山・中山峠を見る「内陸ルート」と 室蘭を通る「海岸ルート」の2つがあるんだが 羊蹄山は遠目に拝めたからもう良かろう。「中山峠の観光トイレ」や「羊蹄山のふきだし湧水」には少し未練もあるんだが・・・
やはり室蘭の「チキウ岬」とやらが大変興味があるし ここは室蘭経由の海岸ルートに決定。今日は室蘭の道の駅まで進んで そこで夜を明かすことにしよう。
その前に やっぱり登別の温泉だな・・・。
数分も経たないうちに3ヶのバターサンドを体内の袋に移動させ 再びオロフレ峠を越えて登別に。
どうでもいいけどミネラルウォーターで初めて名前を知ったオロフレ峠って こんなところにあったんだな・・・
登別周辺には さすが有珠山、恵庭岳などの活火山に囲まれているだけあっていくつかの温泉があるわけだが やはりメジャーなところでは「登別温泉」と「カルルス温泉」だろう。わしでも名前くらいは知っているからな。
登別温泉は情緒があって「日本の名湯」としても名高いんだが やっぱりここはネーミングのインパクトから「カルルス温泉」をチョイス。
ここは日帰り温泉もやっている、という看板が最初に目に入った「オロフレ荘」だ。ふふ、温泉♪温泉♪
・・・・あれ?「登別カルルス」って湯が白濁しているかと思ったら 意外と透明な色なんだな・・・
あれは登別温泉だけの特徴なのか?成分表を見ても ちゃんと「無色透明」と書かれているから この旅館の湯が間違いというわけでは無さそうだし。
それとも単にわしが「ツムラ日本の名湯シリーズ」で得たイメージだけで「登別カルルス温泉は白い」と信じ込んでいるだけなのか?
むむむ・・・「登別温泉」は大学のゼミ旅行で入った記憶があったから 今回は「カルルス」にした、というのも理由の一つなんだが 「そのとき登別の湯はどうだったか?」なんて昔の記憶は全くないぞ。 その時には温泉なんて全然興味なかったしな。
ま、湯そのものは 柔らかい感じのいいお湯だし、ここは浴槽が5つあって温度もぬるめから熱めまでバリエーションがあって それなりに堪能できたから良しとするか。(←うたた寝湯で意識を失いかけるくらいノンビリしていたらしい・・・)
コンビニで夜食の弁当を買い込んで 夜8時過ぎに室蘭市の道の駅「みたら室蘭」に到着。
ここは「白鳥大橋」という橋が建てられた際に 一緒に作られた記念館がそのまま道の駅になったものだ。この橋は夜景がきれいで 最近の室蘭の若い人たちにデートスポットとして人気があるらしい。
さすがに土曜日の夜ともなると 若者がうろうろとたむろしているな・・・アベックというよりヤンキーと思われるような輩が目立つが・・・
ま、アベックは道の駅なんかデートに来ないか。特に因縁をつけるとか暴れまわるような気配も無いんで大丈夫だろ。
もしアベックがイチャイチャしているような道の駅なら 「名前を『みだら室蘭』に改めろ!」とかいうハイセンスなコメントを用意していたんだが 公開しなくて済みそうだな・・・
ひとり そんなことを思いつつ ほくそえみながら夜9時過ぎに就寝。
明日は日曜だし、人の多そうなスポットは早めに回るようにしよう・・・・
今日の一枚・・・
オロフレ峠から見た洞爺湖。右の高い山は羊蹄山。
走行距離 | 425K |
出費金額 | 目覚めのコーヒー・・・120円 コンビニにてパン・弁当・お茶・その他・・・1023円 鮭いももち・・・250円 さもんまんじゅう・・・300円 ガソリン給油(35.3L)・・・3780円 昭和新山駐車場・・・410円 六花亭バターサンド(3ヶ)・・・315円 カルルス温泉(オロフレ荘)・・・500円 風呂上りの牛乳・・・110円 |
計・6808円 |
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