朝6時起床・・・さすがに東北の高原に近い内陸の都市だけあって夜は冷え込んだな。この旅で初めて毛布が活用されたぞ。まさか本州で8月真ん中に毛布を使うとは思ってなかったな・・・
昨夜を過ごした「道の駅かづの」は 休憩ベンチのそばに これ見よがしにコンセントが見えていたんで、夕べは回りの目を気にしつつも 電源を拝借してHPの更新作業ができたな。
電気ドロボウみたいなマネをして申し訳ないと思うのだが やっぱこのHP更新のために 走りもしないのに電源を起こすためだけに夜中や明け方にアイドリング運転を2時間も3時間もしているのは精神衛生的によくないからなあ・・・
(ちなみに電気ドロボウ「みたいな」でもないし「マネ」でもないぞ。ミもフタも無い言い方をすれば純粋に単なる電気ドロボウだ。)
そんな些細なことはともかく ガソリンスタンドが開いた朝7時半に行動開始。
まずは道の駅の真ん前のガソリンスタンドで給油。(JOMO石油 37.0L/3613円・466K地点)
あ、そうそう、ぐーさんも言ってたように何故か秋田はガソリンが安いな。ここはリッター93円だったが秋田市内ではセルフじゃなくても89円とかいうスタンドも見かけたぞ。
秋田に入る直前に給油した遊佐町のスタンドが単価100円だったし 今日 あとで青森県に突入したときにはリッターあたり101円になっていたしな・・・。
秋田県内に出入りするだけで10円近く上下するのは どういう理由なんだろうな。ガソリン税って都道府県ごとに税率を決める地方税だったっけ?まあ 良く知らないからどうでもいいけど・・・
今日の第一の目的は 先日お世話になった ぐーさんの入れ知恵で興味を持ってしまった「鹿角市のストーンサークル」こと「大湯環状列石」と 「秋田のピラミッド」こと「クロマンタ」だ。
ストーンサークル・・・ピラミッド・・・・ ああ、「ムー」や「MMR」世代のわしにとっては ポロロンポロロンと鳴り響く琴線を抑えきれない言葉の数々だな。幸いと言うか計算どおりというか 現場はこの道の駅からも近いぞっ!
あ、そうそう、今回も画像がやたら多いんで いつものように解説は適当に、どんどん進めていくぞっ!(ま、結局はいつも通りなんだけど・・・)
♪チャララ~ララ チャララ~~~(←日テレ「木曜スペシャル」のテーマ)
てなわけで これがタモリが安産祈願に ある形を模倣して置いた石・・・ではなくて 日本のストーンサークルこと「大湯環状列石」。
もちろん「ミステリー」と言われている代物だけあって 何のためにこういう風に置かれているのかは不明なままらしいぞ。
そのストーンサークルのすぐ近くにある「日本のピラミッド伝説」こと「黒又山」、愛称が「クロマンタ」だ。(愛称?)
本家のそれとは違ってピラミッド型に積み上げられたものではなく あらかじめ存在していた三角形に近い山に手を加えて ここまでの二等辺三角形に仕上げたものらしい。
詳しい解説はこれ。
さ、次っ!
次は小坂町という山の中にある「滝100選」の「七滝」だ。
しかしこの十和田湖周辺は周囲をでかい山々で囲まれているせいか 滝が多いな。青森県の「松見の滝」なんかもそうだけど「100選の滝」もいくつかあるし そうでない小さい滝なんかも入れると数十個所あるんじゃないのか?「小さい滝」とはいっても 山口県あたりなら立派に町村を代表する観光の目玉になりそうなくらいの規模だけどな。
やっぱ山口県は中国山地の端っこに位置するんで 森林の規模が小さいから滝も規模がそんなにでかくないんだろうな・・・
滝を見るのは好きなんだが いちいち全部見て回ったらとても時間が無いし 滝なんて普通は人里はなれた山の中にひっそりとあるものなんで 見れるものだけ見れたら見る、という風にしていくぞっ。
で、これが「七滝」。
県道のすぐそばにあって 見るだけなら車から降りる必要も無い、というナイスな立地条件だから観光客も多いぞ。
道路をはさんだ反対側にドライブインがあって 小腹もすいたんで朝食代わりに少し興味を持ってしまった「キャベツラーメン」なるものを頂くことに。
これが小坂町特産のキャベツをふんだんに使った「キャベツラーメン」。570円也
ラーメンにキャベツを入れるのは わしもインスタントラーメンを作るときにもよくやるし 特に珍しいことでもないんだが このラーメンは麺生地にキャベツを入れて練りこんでいるんで 別にトッピングしなくてもキャベツを食べることができるという一品だ。
ま、確かに麺の色は薄い黄緑なんだが それ自体にキャベツの味がするわけじゃないから やっぱりキャベツは写真のように別にトッピングした方が美味いと思うぞ。
それにしても小坂町の特産がキャベツとは知らなかったな。(いや、小坂町という町の存在自体を今 知ったんだけどな・・)
次は 本来なら今日の観光ルートならメインになってしかるべきの「十和田湖」だ。
さすがにお盆だな。東北を代表する観光地だけあって 今日も朝から人で混雑しているぞ。
これは滝を見た帰り道の初荷峠という場所から見た十和田湖。
この湖は真ん丸ではなくて 池の中に半島というかでっぱりが何個かあるんで それが見た目にアクセントになっていて見栄えが非常によろしい。
あと 周りが山なんで展望台があちこちにあって どこから見てもそれなりに楽しめる、というのがポイント高い理由なんだろうな~
ホントは「乙女の像」というのだけ写真に撮りたかったんだが これは遊歩道を進んだ先にあって 付近に車を入れるには やっぱ駐車料金が掛かってしまうらしい。銅像を一枚写真に撮るだけで一日料金(いくらかは知らない・・)を取られるのもシャクなんで却下。
少女の銅像の写真を撮るだけで一日料金を取られるなら 考えようによってはコンビニで「でらべっぴん」でも買ったほうがお得だし・・・(なんじゃそりゃ)
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湖畔を4分の1ほど進んだところで ついに青森県に突入。
ついにミステリー調査隊(わし一人だけど・・)は本日のメインイベント、新郷村にやってきた。ここには一部で有名な「キリストの墓」があるのだ!!
今は合併で「新郷村」と名前が変わってしまったが 昔はこのあたりは「戸来」(へらい)とかいう村名で、なんでも「ヘブライ」から来ているんではないか?という説もあるらしい。
で、これが「キリストの墓」。十字架に磔にされたキリストは 実は身代わりになった弟で、本当のキリストは日本に逃げ延びて100歳以上の天寿を全うしてここに葬られたらしい・・・
キリストが教え説いた「神」は 日本の天皇のことだった、とか 宗教者が聞いたら怒り狂いそうな、わしが聞いたらいかにも喜びそうな仮説もあるらしいな。
その他 このあたりでは「えじこ」とか「ナニャドヤラ」とか「家紋」とか「民族衣装」とか、妙にユダヤの風習を連想させるものも多いんだそうな。
これは「キリストの墓公園」の一角にあった建物で 最初は教会かな?と思ってしまった「キリスト伝承館」。
この地区では 生まれた子供の額に十字を描く風習があったりするんだが 不思議なことにクリスチャンは只の一人もいないらしい。(なんか それを自慢しているフシもあるような・・・)
ここではこの新郷村に伝わる「ナニャドヤラ」や「キリスト来日説」の説明ビデオ、あと「キリストの墓」発見当時の資料や 怪しげな資料の展示なんかが いたって真面目に展示してあったぞ。せっかくココまで来たんなら見ておいても損は無いぞっ。
←まあ これを見たときに 「ここは普通の教会ではないな」というのは おのずと判ったんだが・・・
「キリスト教信者がこの地区には一人もいない」というのが一発で納得できるシロモノだな・・。
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次はこの新郷村のもうひとつのミステリー、「大石神ピラミッド」だ!
ああ、ほんとにもう この村は・・・たまらんのぅ!
先の「キリストの墓」のことを記していた古文書には「日本には7つのピラミッドがあって そのひとつがここ、新郷村にある」と書いてあったそうな。
で、調べてみると やっぱりここに「それ」と思われる物体があったのだ。それがこの「大石神ピラミッド」なんだとか。
では早速ご覧頂こう。これが「大石神ピラミッド」だっ!
・・・・どうみても普通の石なんだが なんでも太陽や正座の位置を正確に指している方向に向いているんだそうな。
ピラミッドのことを調べている学者(ある意味 マニアだと思うが・・)がこの地にやってきて この石を調査して、「これで4つ目のピラミッドの発見だ!」と気も狂わんばかりに喜んだらしい。(ちなみに うる覚えだが あとの3つは広島、宮城 そして秋田の黒又山のことらしい)
わしはこの石を見て「ピラミッド」と思えるほど 頭が柔らかくないなあ・・・
ちなみにこの「大石神ピラミッド」は近くの山にある「上大石神ピラミッド」とペアで1組らしい。
近くの山にもうひとつ 「ピラミッド」があるのか・・・これは是非とも見ておかねばなるまい。(たぶん 再びこの地に来ることもなさそうだからな・・・)
で、車で砂利道を600Mほど進んだ隣の山に行くことに。
・・・ここがピラミッドに行く登山道らしい・・・。案内板には「階段を上って200M先」とか書いているが・・・
この先200M 看板 この薮の山道を200Mも登るのか・・・
う~ん・・・ほんとに熊が出そうだな・・・
なんか 苦労して頂上に上っても 単にでかい石が置いてあるだけで「ピラミッド」というのもおこがましい光景が容易に想像できるんだが・・・
大当たり~ヽ(´ー`)ノ ♪
・・・さ、さっさと下りて次行こ、次!
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新郷村の道の駅「しんごう」で昼飯として購入したトマト(3ヶ 120円)を頬張りながら 再び十和田湖まで戻ってきたんだが 次は「日本随一の渓流」と謳われた「奥入瀬渓流」だな。地図でみると どうやらこの近くらしいし。
また山歩きかな?と思ったんだが 奥入瀬渓谷って 名前から想像してただけなんだが 深い山の中にひっそりとあるものだと思っていたら 十和田湖のすぐ近くの国道に沿って流れているんだな・・・知らなかったぞ。
これだけの深い森、苔むした岩、奇岩、滝の数々の存在する渓谷が国道のすぐそばを延々と流れている、ということは ある意味凄いことだと思うな。
遊歩道はしっかりしているものの ちゃんとした入り口とか駐車場が見当たらなくて みんな適当に路上駐車をして歩き回っているんで 今日みたいな盆休みなんかは国道は大変な混雑になっていたぞ。
わしも路上駐車してじっくり散策したかったんだが 適当な路肩はすでに車が何台も停車しているし 観光バスやトラック、おまけにたまたま救急車なんかもやってきて混雑に拍車がかかってしまったんで ずいぶんと先の方まで追いやられてしまったな・・・
レンタサイクルで回っている若者もいたが この渓谷は距離がかなりあるし 国道からも十分に渓谷の様子が観察できるから もしかしてそれが一番賢い見学の仕方かもしれないな。
ほんとはこの渓谷のさらに奥にある 滝100選「松見の滝」が見たかったんだが なんか雨も降ってきたし 地図を見ると今度は本当に山奥にありそうだったんで やっぱり却下。
あ~、結構 濃かったな、十和田湖周辺・・・さすが東北を代表する観光地だけのことはあるわい。(ほとんどが怪しいツアーで時間を費やしたような気も・・)
さて、これからの予定なんだが 実は青森ではネットで知り合った人たちに会うために 当初の予定では12日、明日には本州最北端の大間にたどり着く予定だったのだ。
お盆に毎年行われる 大間の「マリンフェスティバル」という祭りがあるのだが どうやら大間のマグロが無料で振舞われるみたいなんで これを目当てにしているのだ。
青森県は他の県と違って 形が凸凹しているんで「ぐるっと一周」というのも少し無理があるし、明日に間に合わせようと思ったら ここから一直線に向かわないと難しいんだが・・・
で、昨日 ある情報筋からの連絡によると 今年の大間の「マグロフェスティバル」はどうやら14日に行われることが判明。
おお、それなら明日一日 余裕ができるし 津軽半島の竜飛岬を見学しても13日までに大間に着けば「マグロ食い放題祭り」には間に合いそうだな。
と、いうか そんな目的のメインとなる祭りの日程を 昨日まで知らずに旅をしていた自分が凄いな・・・。
しかし 青森から大間に向かう下北半島は 道路状態も怪しいし かなり交通の難所みたいだから やっぱり時間的に余裕を見ておいた方がよかろう。
ホントは日本海側の「日本キャニオン」とか「不老不死温泉」なんかも見たかったんだが やっぱりそこまでの余裕は無いか。
本音を言えば青森県の東半分は 北海道を回った後でも どうせ通過するんで後回しもできるんだが 西半分はフラッと戻るのは辛そうなんで できる限り今のうちに回っておきたいのだ。
・・と、ここでまた「とある情報筋」からメールが。
「青森から大間まで 車で3時間くらいですよ~」
・・・あ、そうなの?
それなら明日の13日に 朝早くに十二湖の周辺を回って昼から竜飛岬に向かっても その日のうちに青森市あたりまで進んでおけば14日の「マグロ食い逃げ祭」には間に合うんではないのか?
だんだん祭りの名称が変わっていくのが多少気になるが・・・
奥入瀬から八甲田山のそばを車は走り、黒石市、弘前市を通過。雨も強くなってきたんで「世界遺産」の白神山地付近の縦断はあきらめ 岩木山を横手に見ながら海岸線を突き進み 夜の8時過ぎに何故か再び秋田県に突入。
今日は明日の朝から「日本キャニオン」の散策ができるように 八森町の道の駅「はちもり」にて一夜を過ごすことに。
やっぱ盆休みということもあって キャンプに向かう家族連れ、若者が多いな~ 車の中で夜を明かす怪しいメンバーで駐車場もあふれ返っているぞ。
でもキャンピングカーで道の駅で宿泊する奴や 駐車場でバーベキューをはじめる奴の気が知れんな・・・そういう設備をもってるのなら道の駅じゃなくてキャンプ場ですればいいのに・・・しかもなんでこんな雨の日に・・・
あ、これは余談だが 写真は空腹のあまり途中に立寄った「道の駅 いなかだて」で購入した食料の数々。
青森名産のりんご2つが100円、巨大なチーズちくわが5本入りで150円、あんこの詰まったデニッシュが8つくらい入った袋が300円・・・
安いのはいいんだが できれば小分けして売って欲しいのぅ・・・(特にパン・・・)
これでオヤツと夕食は心配ナッシングだなっ。(腹がもたれそう・・・)
今日の一枚・・・
「じごく沼」と ちょこっとだけ頭が見える八甲田山
走行距離 | 350K |
出費金額 | ガソリン給油(37.01L)・・・3613円 (朝食として)キャベツラーメン・・・570円 キリスト伝承館・・・200円 (昼食として)トマト3ヶ・・・120円 (オヤツ&夕食として)パン・りんご・チーズちくわ・・・577円 お茶・その他・・・750円 |
計・5830円 |
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