さて、本題の阿武町宇生賀の「千滝」の散策レポなんだが・・・
3年前にこのブログを開設した直後にも千滝の訪問レポをアップしたんだが 今回の行動もほぼ同じルートのトレースなんで 特に新たな報告もないんだが、まあ、たまには身近なエリアの滝も拝んでおかないとな。(と、いいつつ一度拝んでそのまま放置している滝もけっこう多いけど)
いつもの飯谷集落の宇生賀川入り口。なんかここ以外にルートがあるような気もするんだが 結局わからないんでいつもここから入っているなあ。
取り付きは簡単なんだが ナメてかかるとえらい目にあうことは判っていたんで 今回は慎重に進もう。(ま、結局エライ目に遭うんだけどな・・・)
入り口から100Mくらいは特に何も問題ないんだが、
だんだん道が怪しくなるが 進める限り進んで
こーゆー景色が見えてきたら道が消滅するんで
川を渡って左手の杉林へ。
コケの生えている岩の上を渡るのも危険が伴うんで できれば長靴を装着してジャバジャバ川の中を歩いたほうが安全だと思うぞ。もちろん本当に危険なのはここからなんだけどな・・・
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そのまま杉林を進みながら川を遡上していくと 落差2~3M程度の小滝が現れる。
2つ目の小滝が見えてきたら上の方に目指す女滝がチラチラと見え出すんだが この周辺は川の周りが切り立っていてそのまま進むのは難しい。
で、山の斜面を登っていくんだが、この斜面というのがクセモノで 雑木が茂った急斜面なんだが 足元は真砂のような砂利状態でズルズル滑る。
真砂のようなものは岩が風化して粒状になったものなんだが、岩が非常にもろく 掴んだり足を引っ掛けたりしたところからポロポロと崩れていくぞ。
わしが足を置いた60センチくらいの岩もあっけなく崩壊して崖をガラガラと落ちていったが たまたま全体重を掛けずに樹の幹にしがみついていたから落下は免れたが 岩が落ちていった下に人がいたりしたらどうなっていたか、、、
あと、この辺の樹木も全く人の手の管理が入ってないから 掴んだ枝が枯れていたとか幹ごと抜けたとかいうのも結構あったりするから油断が出来ない。
前にも書いたが もし許可がもらえるのなら わしがルートのテーピングをしたり補助用のロープを張り巡らせたりするのもヤブサカではないんだが・・・
てなわけで こちらが今回もヒーヒー言いながら辿り着いた阿武町の秘瀑、千滝の「女滝」じゃ!!
ちなみに わしの所有する山口県の滝について記された清水秀登先生著「防長四十八滝」によれば、古書「防長風土注進案」に この滝は日本三名瀑「那智の滝」に似ているが少し及ばないから上の「な」を省略して「ち滝」と呼ばれるようになったとか、「乳滝」とも呼ばれていた、とか書かれているらしい。
確かに迫力はあるが那智の滝のスケールにはとうてい及ばないし形も似ているとは言いがたいから わしは「乳滝」説を押したいところであるが・・・
100歩譲って雄滝は直瀑だから那智の滝と形は似ているか・・・スケールを考えたら那智の滝から「那」の字を引いたくらいの価値はあるかも・・・大きいほうが「女滝」と呼ばれるのは形が乳に似ているから、と 言えば なんかそんな気もしてきたな。
いずれにしても山口県の滝の中では個性的な一品であることは間違いなかろうなあ・・・
と、いうことで 意味もないドラマチックトーンで今回のレポも終了じゃ!!
ふふぅ~~・・・
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