休みはもう一日あるんだが、次の日も散策に充てるとすれば やはり熊本方面かどこかに流れるのが妥当のような気もするが 3連休なんで戻りの高速道路も混雑するだろうし のんびりと回る時間もあるまい。
いろいろ考えたが やっぱ寒いし久留米近辺で2日も時間をつぶすのもアレなんで 残り一日は休息日にしてとっとと山口に戻ることにしたぞ。
で、最後に締めくくりとして どこか温泉にでも・・・ということでやって来たのは 筑後市の「船小屋温泉」。
こちらも「九州八十八湯めぐり」にエントリーしている施設で、前々から訪問する機会を伺っていたのじゃ。
(´ー`)フフフ・・・
正直、「筑後市」と聞いても山口県民のわしには全然ピンと来なかったんだが、以前お参りした「恋木神社」が筑後市だったんだな。
どうも筑後市は「恋の町」というのを売りにしているみたいだが、こちらも「恋ぼたる」という名称の 川沿いの広大な公園内にある道の駅風の施設。
その中にある立ち寄り専門の入浴施設がこちらの温泉館。
入浴料金500円でマニアックな温泉が誰でも気軽に楽しめる 敷居の低い施設じゃ。
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船小屋温泉 恋ぼたる温泉館
福岡県筑後市大字尾島298-2
泉質 :マグネシウム・ナトリウム炭酸水素塩泉 (すずめ湯)PH5.4 19.9℃
効能 :神経痛・筋肉痛・関節炎など
営業時間 :10:00~21:00 火曜休
入浴料金 :500円
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こちらも連休中のこーゆー施設ゆえ、客が多すぎて内部の撮影など不可能なんで 例によってHPより無断拝借じゃ。
ごらんのとおり、マグネシウム・ナトリウム炭酸水素塩泉の鉄分の多い一品。
近くで言えば遠賀川温泉とか 大分の長湯温泉とか霧島の極楽温泉とか あとは島根県などに多く見られる鉄泉で 土類の析出物が湯船周辺に鍾乳洞のごとくびっしりと張り付いているんで おのずとその濃さは判るだろう。
施設としては内湯と露天風呂、そして洗い場という感じだが、露天は何箇所化に湯船が作られ それぞれビミョーに温度設定が違う。
適温に加されているのは内風呂で 露天は37度前後というぬるい設定。
今の時期では入ったら体が温まるまでなかなか出れないし、お客さんも「こりゃヌルいなぁ・・・」と愚痴を漏らしているのが聞こえてくるぞ。
ただ、この手の泉質はあまり高温に加熱すると炭酸成分が飛んでしまうし ヌルめのお湯に時間をかけてじっくり浸かり 体の芯から温めるのが正しい入浴法なんで この提供の仕方は決して間違っているわけではない。「そういうものだ」と知らないで「ちょっと風呂でも浴びようか」という感覚で来ると今の時期はキツイかもな。
お湯は素晴らしいし施設も小ぎれいで、こんな通好みの温泉にしては敷居が低く万人向け、というのは貴重な存在だとは思うが 反面 敷居が低い施設ゆえに新規の入場者がどんどんやってくるんで 回転率はあまり良くない、という印象か。
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さて、この船小屋温泉なんだが、「温泉郷」を名乗っていて 恋ぼたるのほかにもホテルや旅館があって そちらでも温泉を提供している。川を挟んだ対面でも「新船小屋温泉」と名乗って いくつか温泉汲みのできる場所があるようじゃ。
本来は「がたがた橋」なる木製の橋が架かっていたらしい。
これは大雨の増水時には橋が浮き上がって外れ 水位が収まればまた掛けなおす、ということで水害に対処できる構造になっていたらしいが、何年か前の水害で橋脚の部分にダメージを受けて 現在はこの状態なんだそうな。
実用性はアレだが観光用としては面白いんで 再建の計画もあるらしいが・・・
で、「恋ぼたる」エリアから国道を挟んだ反対側に いくつかホテルが並んでいるんだが、そこに足湯や鉱泉場なんかもあるらしいんで ちょっと偵察に。
公園の噴水も温泉水が使われていて ここは雀地獄と呼ばれているようじゃ。
炭酸成分で雀が窒息している様を見て そう名付けられたらしいが、ここに「すずめ湯」なるジモティ向け共同湯があるらしいんだが・・・
公園の一角にあるプレハブ小屋が「すずめ湯」の受付らしい。
残念ながら「当分の間 休業します」の張り紙があって 入浴は不可能みたいじゃ(´□`)
いつから休業しているのか はたまた営業を再開する予定があるのかどうか不明だが、これは味があって いかにもわし好みの施設なんで ぜひとも入りたいものだがのぅ(・ω・)
温泉場としての歴史はそれなりに長いみたいだな。
こちらには鉱泉がいただける汲み場があって、コップが置かれているんで飲用も可能。
「日本一の含鉄炭酸泉」を名乗る船小屋温泉がいかなるものか 素人さんやこの手の鉄泉の飲用に慣れてない人には飲みにくい一品だとは思うが やはり温泉好きならこの鉱泉は飲んでみたほうがよかろう。
慣れると案外と平気でゴクゴク行けると思うぞ♪
いやいや、やはり大地の恵みというか こういう温泉が湧いている土地というのは 羨ましいものよのぅ・・・
ふぅ・・・。
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