新年の開運祈願といえば わし的には「神社」ということになるんだが、中にはお寺さんを詣でる、という方もおられよう。
で、久留米のパワースポットといえばコチラも有名どころとなる成田山・久留米分院。
ご存知の通り「身代わり不動尊」で有名な千葉・成田山新勝寺の分院で 昭和33年に久留米市長をはじめとする信徒の協賛で この地に開山されたものなんだとか。
遠くからでも目立つ高さ62Mの救世慈母大観音が有名なんだが、正直 わし的には先の水天宮や高良大社に比べて訪問意欲は低かったりする。でもまあ、せっかくここまで来たんだし 大観音様が目に入ってしまったんで 無視して通り過ぎるのもアレだしな・・・
やっぱ有名どころというのは間違いないんで 最初の三連休ともなると結構な賑わいだったぞ。
門前には梅ヶ枝餅の屋台なんかもあったが 理屈で言えばそれはちょっと違うんじゃないかと思うんだが。まあ 観光地という位置づけになれば宗教宗派は関係ないのかな?フラッと拝みに来たわしなどが意見できる立場じゃないのは重々承知の助なんだが。
階段や手すりは大理石で作られている。
これもわしの勝手なイメージだが、神社は派手でも構わないがお寺は地味というか侘び寂が前面に押し出されるべきなんじゃないかと思うわけだ。海外のお寺は派手な成金主義的なものが多いが 日本のお寺は ご本尊はキンキラでも建物などのハード面は和風の極みのようなものが好まれるんじゃないのかなあ?
救世慈母大観音様の横に聳えるのは平和大仏塔極楽殿。
2500年の時を越えて仏教の聖地インドより成田山久留米分院に降臨された 高さ38Mの日本唯一のものなんだとか。
この救世慈母大観音と平和大仏塔極楽殿をもっと近づいて真下から見たり内部に入ろうと思えば 入り口で別途入場料500円を支払う必要がある。
しかし いくら有り難い観音様や仏塔の中に入れるからと言って あまりに巨大で敷地の外からでも拝めるものを わざわざ金を払ってまで内部に入らなくても良いような気もするが・・・中で何か面白い展示でもしているというなら考えなくもないんだが。
あっ・・・(゚ロ゚〃)
てなわけで こちらが真下から拝んだ慈母大観音様。
高さ62M。白毫には直径30センチの純金の板に3カラットのダイヤが18個仕込まれていて、さらに胸の装身具・瓔珞(ようらく)には直径10センチの水晶と その周囲に56個のヒスイが散りばめられているんだそうな。
その宝石の一つでもあれば どれだけの飢餓に瀕している子供が救えるか・・・とか、無粋なことを考えてしまう庶民の悲しさはさておき、内部には大日如来、釈迦如来、薬師如来様、さらに水子供養・先祖供養のための千体仏、地下には親孝行壁画なる紙芝居のような趣向まであるぞ。
内部は螺旋階段になっていて 肩の付近まで登れるそうだが、結構疲れるぞ(-_-;)
今回 わしが金を払ってまで内部に侵入したのは 地下エリアにて開催されている「地獄館」に興味を抱いてしまったからなんだが、これは黒縄地獄・等活地獄・焦熱地獄・叫喚地獄・大叫喚地獄・衆合地獄と悪事をした人の苦しむ姿や阿鼻叫喚を見聞きできる、というもの。
撮影禁止なんで写真はないんだが、各地獄エリアには様々な責め苦を受ける亡者と 彼らを責め立てる鬼の人形が置かれ、鋸をひいたり湯釜でもがいたり 針の山を登ったりするカラクリと 「うぅ~・・」とか「あぁ~~・・」という微かな呻き声が流されるギミックが仕込まれている。
「悪事によるこのような苦しみを受けないようにしましょう。」というメッセージだが、わしなんかは腰を抜かして脱力していたが 小さい子供なんかが見るとトラウマになるんだろうなあ・・・
もう一方のインド村・平和大仏塔極楽殿は高さ38M。インドのブッダガヤ仏塔と同型で世界で2基目、日本唯一のものなんだとか。
周囲に配置された300体の説法仏像はインドのブッダガヤ近郊の石を現地で加工したもので、夜間には光ファイバーで電飾が施されるんだそうな。
・・・(´ー`)フフフ
とりあえず 見るからに金運にご利益のありそうな布袋様と大黒様に手を合わせて 今回のパワースポット散策も終了じゃ。
いやいや、最初はわざわざ入館するのもどうかと思ったが 思った以上に見ごたえはあったかな?
最近はハローキティのお守りまで売られているんだなあ・・・日本のギャルだけでなく外国人観光客なんかのニーズもあるんだろうが、、、
日本の仏教はいろんな意味で寛大よのぅ・・・
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