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2014年9月16日
ユートピア・アタック!②
ガレ場を越えるとウッソウとした林のルートに。
ふと振り返ると 木々の間から弓ヶ浜の美しい海岸線がっ(´ー`)
このような樹の根っこを利用した階段が何箇所かあって・・・
ヒーコラと乗り越えていくと・・・
「下宝珠越」に到着~♪ここで宝珠山との分岐になるはずなんだが、ココからは快適な尾根道コースで歩いていてもなかなか楽しいコースとなる。
ところどころに現れる傾斜はロープなんかが張られていたり岩場だったりして さらに厳しくなるんだけどな・・・
ガイド本にも名物として掲載されていたツキヨタケの群生。食中毒の原因ナンバーワンなんだそうな・・・
尾根伝いに歩いて ようやく「中宝珠越」に到着。
ここからは崩壊していく大山の様子がよく判るコースとなる。足元も今にも崩れそうなガレ場の連続じゃ。
見所の一つ、北壁がどどんと現れてきたら いよいよラストスパートの「上宝珠越」。
正面には三鈷峰の荒々しい岩肌が見えるんだが、稜線上を眺めると・・・
デジカメの望遠20倍でなんとか「ユートピア避難小屋」を確認ッ!!
あそこまで歩くのか・・・まだまだ結構あるなあ・・・て、いうか よくあんなところに小屋なんか建てたな・・・(-_-;)
北壁がより一層近づいてきたが コースも足元の怪しいルートの連続じゃ!
ユートピアにまつわる格言に「人生は、長い、長い、道のりを歩かなければならない・・・」というのがあるが まさに今回の山行はそのとおりじゃ!
こ、これは・・・(-_-;)
ここから先は 北壁の沢谷に降りていくコース。
いわゆる「砂滑り」と呼ばれる北壁・屏風岩直下の名物コースで、沢谷に溜まった砂の上を一歩進めば 砂と一緒に数メートル降りて行けるというルートなんだが、砂滑りが楽しめるのは砂の下に残雪がある夏まで 長雨や台風の後は谷底の岩が直接むき出しの単なる危険地帯になるんで 素人が入れないようにロープが張られているぞ。
「人生とは、痛みに耐えるものなんだ・・・」
まあ、「通行禁止」というわけじゃなくて「通行危険」なんだが、砂が無い時期は固定ロープだとか それなりの装備と経験がないと捻挫や骨折などの事故が多発するらしいんで わしのような「プロの素人」を自認しているような人間は 当然パスなのでR。
しかし 時期が過ぎれば岩がむき出しになるが 次の年にはまた砂がたまって滑れるようになるんだから いかに大山の崩壊が想像を超えるスピードで進んでいるか、というのも判るわけだ。
砂滑り分岐を超えると いよいよユートピア小屋もハッキリ見えてきたぞ♪
「人生は長いようで短い。短いようで長い。そう、この1本のゴムのように…」(←何?)
最後の三鈷峰との分岐。
右に行けばユートピア小屋と象が鼻で
右の尖ったピークが三鈷峰。ココまで来たらもうちょっとじゃ!
この分岐から振子山方面に延びる一面がユートピアの「お花畑」と言われる華の楽園。
花がいっせいに咲き乱れる時期となる7~8月は登山客も多く、避難小屋もとても立ち寄ることの出来ない混雑振りが予想されるが、今の時期をチョイスしたのも「混雑時期を外して かつ 軽装でもなんとかなる時期」ということに他ならないぞっ!
で、こちらが今回の宿泊予定地の「避難小屋」。
次回はこのユートピア避難小屋の紹介から始めるとするかのぅ・・・
てなわけで続くッ! よろしくネッ!!
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