朝4時過ぎ、島根県木次町の国道314号、湯村パーキングエリアにて起床・・・
例によってHPの製作を日の出まで行い、一息ついた後の朝8時過ぎに出発。今日はまた広島県に戻る予定なんだが その前に島根県の「滝百選」の滝を拝まなくてはならないので 詳しい位置を調べるために国道54号沿いの掛合町にある道の駅「掛合の里」に立ち寄る。
わしの地図では「八重滝」というのが滝百選となっていて、その存在はすでに確認済みだったんだが 道の駅の情報では「竜頭ヶ滝」というのも滝百選に選ばれているみたいだな・・・
で、よくよく調べてみると「竜頭八重滝」という名前で ペアでひとまとめにされて滝百選に制定されているらしい・・・確かに2つとも同じ掛合町にある滝なんだが、位置も相当離れているし 同じ水系の滝というわけでもないのに そんなのアリなのかな?
まあ、そういわれては片手落ちにするわけにもいかないんで 両方見るしかあるまいな。「竹下登の生家」というスポットもちょっと気にはなるんだが いまひとつ位置が良くわかんないんで、とりあえず近くにある「竜頭ヶ滝」からチェックだ!!
ほほぅ~、これはなかなか格好の良い滝だな・・・
「竜頭ヶ滝」にはメインの雄滝と その流れが下でもう一段の滝を作っている雌滝の二段構えになっているんだが 雌滝のほうは角度的に下の一部しか見えないんで ここでは割愛させてもらおう。
この滝の売りは 姿もそこそこカッコいいんだが 何といっても下の岩が浮いた空間になっていて そこに入れば滝の内側が見える、ということだろうな。
これが滝の内側から見た絵。
こういう感じの滝が全国にいくつかあることは知っていたが 実際に裏側に入って見るのは これが初めてじゃなかろうか?
この滝は岩を伝って水が流れているために そんなに水しぶきも上がらず、滝壷に近付いたり 浮いた岩の隙間に入るのもラクラクできてしまう。
むぅ、これはかなりの高得点が期待されるわけだ。(何の?)
次は「八重滝」。
こちらは竜頭ヶ滝から車で10数分、ほとんど隣町の境まで行ったところにあるらしい。
ちなみに「八重滝」という滝があるわけではなく、遊歩道を川の流れに沿って歩くと 渓谷にいくつかの滝が見られる、というものだったな。
こういう場合、滝の規模よりも数合わせのほうを優先する傾向があるんだが ココの滝はどれも「ああ、滝だな」と納得できる程度の規模ではあるな。どちらかというと滝より森林浴のできる遊歩道沿いの渓谷がメインなのかな?
これがいくつかある滝の一番上流にある 八重滝のメイン、「八塩滝」。
遊歩道を25分くらい歩いたところにあるんだが一番見ごたえがあって、こいつ一つだけでも十分に「百選」の価値があるレベルだ。
と、いうより 延々と渓谷を歩いておいて このレベルの滝が無かったらどうしようかと思ったぞ・・・・。
この二つの滝はワンセットで「滝百選」と言えども それぞれがそれなりに見ごたえのある まあ割と納得できるものだったな。
どちらもそれなりに遊歩道を歩かされるんで 朝からいい運動をさせてもらったぞ・・・。
この後は適当に腹も空いたしお昼も近かったんで、道の駅「頓原」に行って 昼飯などを物色。
レストランのメニューが どれもこれも結構いい値段だったんで、地元の農家の直売コーナーで 主婦の作ったお弁当(350円)と惣菜なんかを買って済ませることに。道の駅で売っている弁当は 地元のオバチャンの手作りで コンビニなんかの弁当より安いし 煮しめとかの家庭料理がたくさん入っているから良いよなあ~♪
惣菜は大根の煮物がパックにいっぱい詰め込まれた奴で200円。なかなか美味しゅうございました。
食後のデザートとして購入した この辺りの素朴なまんじゅう、「由来まんじゅう」とやら。(←甘党・・・)
要するに普通の酒まんなんだが 手作りで形や大きさが不揃いのまんじゅうが8つ一袋で350円。
これを一日かけて オヤツとして食ってやろうと思ったんだが、全て一口サイズでポイポイと口に入ってしまうんで ものの15分くらいで全て腹に収まってしまったぞ。こういう「目の前にあると食っちゃう」という性格が痩せない原因なんだよなあ・・・
どうでもいいけど 中にひとつだけ やたら酒の匂いのプンプンする「当たり」のまんじゅうが入っていたが あれは故意にそうしているのかな?
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さて、そろそろ広島の県境も近いんだが、ここで近くに「三瓶山」という山があるのに気付いてしまったぞ。この三瓶山というのも少し趣のある形をしているらしいんで 島根県の仕上げとして見に行きたいんだが、どうしたものか・・・
これからの道のりは尾道~広島の瀬戸内海側ルートを走る予定なんで できることなら今日中に尾道のあたりまで進んでおきたいんだが、三瓶山を見るなら今のうちに行っておかないと あとで戻って来れるような位置ではないし、かといってこれから見に行くと 今日は広島県に入るのが精一杯だろうし 悩みどころではあるわな。
どうしようか悩んでいるところに 友人いしから携帯に電話が。そろそろ山口も近いんで 何時頃戻れるかという確認の電話だったんだが、その時初めて 今週末は世間一般では3連休になっていることを知ってしまう。
そうか・・・長いこと浮世離れした生活に浸っているから 世間様の動向など気にもしてなかったな・・・。
そろそろ150連休も近いわしにとって 世間様の3連休程度では羨ましくも何とも無いんだが、この紅葉が一番良い時期の3連休に宮島や三段峡なんかの定番観光地の散策をすると 「今、この時」とばかりにレジャーにやってくる人で溢れ返って 相当の混雑に巻き込まれることが簡単に予測されるな・・・
そうなっては観光どころか疲れてしまうだけなんで できるだけ人ごみを避けたい性格のわしなどは ある程度は仕方ないとしても、宮島なんかは連休中の散策は避けた方が無難だろうな。
と、なると三瓶山などに行っているヒマはないんで 今日はできるだけ先に進み 尾道くらいは散策を済ませておかないとなるまい。やむを得ないが三瓶山はまたの機会にするとして 今回は諦めよう。くふぅ・・・・
そうと決めたらサッサと瀬戸内側に戻らないといけないんだが その前に作木村にある広島県唯一の滝百選、「常清滝」なるものを見ることに。今回の旅では滝をチェック項目の一つとして選んできたわけだが、これが「日本の滝百選」としては最後のチェックポイントになるかな?
これが「常清滝」。太陽光のおかげでイマイチわかりにくいと思うが これは少し離れた展望台から全体を写したところだ。
和歌山の那智の滝に匹敵する126Mの落差を誇っているんだが 水量は少なく 凸凹になっている岩をつたって滑るように流れているんで 真下の滝壷あたりまでもラクラク行けるし 広島県の唯一の滝百選ということもあって トレッキングをしながら滝の下でお弁当を広げている老夫婦や家族連れの姿などもチラホラ。
たしかにマイナスイオンを浴びながらノンビリ過ごすには 良い所だと思うが、水量が比較的少ないから 冷え込んだ冬には凍結した滝も見れるんだそうな。そういうのも機会があれば見てみたいんだが どうも寒いのは苦手だからなあ・・・
この滝を撮影しているときにカメラの電池が切れてしまった・・・。
わしは保存用としてデジカメとは別に普通のカメラも持ち歩いているわけだが 電池がなくなるまで この短期間の間に写真を撮るなんて使い方をしたことが今まで無かったな。今まで撮り集めたフィルムの現像代がいくら掛かるか、というのも考えたら怖いものがあるな・・・
途中、ホームセンターに立ち寄ってリチウム電池を購入しつつ、この後は瀬戸内海に向けて一気に突っ走ること約2時間・・・ついに尾道市に到着じゃ。
尾道市か・・・どうしても思い出すのは大林監督の「さみしんぼう」とかの世界だよなあ。映画で見た雰囲気を一度実際に確かめたかったのだが すっかり夕方で時間もあまりないなあ。チャッチャと散策しなければ。
しかし尾道にやってきたのは良いんだが、「じゃ、何処を見ればいいんだ?」という場所を思いつかないのも事実・・・「坂のある町」とか「瀬戸内海に面した漁港」というのはイメージとして思い浮かぶんだが 特定の「ここ」という場所は全く知識が無いぞ。
と、いうか そういう定番のポイントがあるのかな?坂に続いている階段や民家の並びを見ていてもしょうがないしな・・・
そういう意味では すっ飛ばしてしまったが 隣の福山市のほうが城がある分だけ判りやすいかなあ。
とりあえず四国に続く「しまなみ街道」の画像でも撮ろうと 海側にある尾道駅までやってきたら 運良く、というか偶然にも坂の上にそれらしきお寺があるのを発見。コイン駐車場に車を預け、さっそく散策開始だ!
しかし ほんとに坂だらけなんだな、尾道って・・・
平野の部分が狭いから坂の上に家を建てざるを得ないのかな?とも思っていたんだが 坂には古いお寺がいっぱいあって 全てがそうでもないんだろうが 天台宗系の山岳仏教の一種というか どうも好きこのんで こーゆー地形の場所に寺を建設したような感じだな。
で、その寺に続く参道の階段に沿って家が建てられている。やはり山城というか山寺というか 町がそういう造りなんで歴史というか情緒はたっぷりだ。良かったぞ、単に土地が狭いから住宅が坂まで進出した、という街ではなくて。
しかし こういう町に住んでいる人は 車なんかを持とうと思ったら保管場所を確保するのも大変だろうな・・・やたら階段があるんで自転車でも苦労するだろうし。住めば健脚になりそうだが 心臓の悪いわしには住めない地域だな・・・
野良か飼われているのかはわかんないが ネコはたくさんいるぞ。車に轢かれる心配もないし 道がややこしいからノンビリとあちこちをウロウロしているネコにとっては住みやすい町なんだろうな。
尾道の坂の上には いくつかの古そうな寺が点在していて どれが一番見ごたえがあるのか、というのは 事前調査もなく来たんで 判らなかったが、ちょうど駐車場の真上にあって それとなく目立っていた「千光寺」というところを散策してみることに。
その他に「古寺めぐり」とか「文学の小路」とか 坂の上にもいろんなルートがあって くまなく見ようと思えば結構見ごたえがありそうだ。時間も潰せそうだが 足もつぶれるかもしれんな・・・
あと 地図によれば「浄土寺」というのも見どころのようだが これはどんなところかは不明。 それと尾道駅の真上にあった城らしき建造物も気になったんだが とても時間が足りなかったぞ。
ところでこの千光寺というのは「三重岩」をはじめ いろいろな奇岩が祭られていて 普通のお寺よりも全然怪しくて見どころ満載だったな。
やはり山岳仏教というか そういう密教的な匂いのプンプンするところで わし好みだったな。
左下の写真はでっかい岩が二つ並んでいる「夫婦岩」。この下でカップルがお祈りすると結ばれるそうだぞ。ああ、そうですか・・・
でかすぎるし坂の上で距離も取れないから全体の姿を一枚の写真に収めることは出来なかったが そのかわり修正も無しじゃ。どういう形の岩だったかは想像にお任せしよう。(何が「わし好み」なんだか・・・)
いやいや 少ししか見れなかったが なかなか雰囲気はあってオススメな場所かもしれんな、尾道・・・夕方で観光客も少なかったから余計に雰囲気を味わえたかもしれん。あんな狭い坂道で 大量の観光客にまみれていたら単に疲れるだけだもんな。
尾道の坂の上には いくつかの古そうな寺が点在していて どれが一番見ごたえがあるのか、というのは 事前調査もなく来たんで 判らなかったが、ちょうど駐車場の真上にあって それとなく目立っていた「千光寺」というところを散策してみることに。
その他に「古寺めぐり」とか「文学の小路」とか 坂の上にもいろんなルートがあって くまなく見ようと思えば結構見ごたえがありそうだ。時間も潰せそうだが 足もつぶれるかもしれんな・・・
あと 地図によれば「浄土寺」というのも見どころのようだが これはどんなところかは不明。 それと尾道駅の真上にあった城らしき建造物も気になったんだが とても時間が足りなかったぞ。
ところでこの千光寺というのは「三重岩」をはじめ いろいろな奇岩が祭られていて 普通のお寺よりも全然怪しくて見どころ満載だったな。
やはり山岳仏教というか そういう密教的な匂いのプンプンするところで わし好みだったな。
左下の写真はでっかい岩が二つ並んでいる「夫婦岩」。この下でカップルがお祈りすると結ばれるそうだぞ。ああ、そうですか・・・
でかすぎるし坂の上で距離も取れないから全体の姿を一枚の写真に収めることは出来なかったが そのかわり修正も無しじゃ。どういう形の岩だったかは想像にお任せしよう。(何が「わし好み」なんだか・・・)
いやいや 少ししか見れなかったが なかなか雰囲気はあってオススメな場所かもしれんな、尾道・・・夕方で観光客も少なかったから余計に雰囲気を味わえたかもしれん。あんな狭い坂道で 大量の観光客にまみれていたら単に疲れるだけだもんな。
アベックがデートにやって来て 夫婦岩を拝んだ後に抱き合って階段を転げ落ちてみる、というのもオススメのコースかもしれんな。わしは一人で階段を転げ落ちても痛いだけなんで止めておいたが・・・
明日はいよいよ広島市に向かう予定なんだが、ここから広島に向かうルートで道の駅は無いんで 今日は国道2号のバイパス沿いにあったパーキングエリアで一夜を過ごすことにしたぞ。
つくづく思うが こういうパーキングエリアって トイレはあるし 簡単な食事もできるし、綺麗だし明るいしで、道の駅以上に使いやすかったりするから車上生活者にとっては貴重な場所だよなあ。そんなわけで今日の夕食はバイパスの食堂でスタミナ野菜炒め定食(800円)じゃ!
さて、3連休を前に どこまで進めるかは明日に掛かっているな。なんか連休の人ごみに揉まれて わけのわかんないうちに日本一周のゴールを迎えそうな予感もするが・・・
当初の予定では宮島見学を最後のポイントにするつもりだったが そうはいかないみたいだな。
さてさて、どうしたものか・・・
今日の一枚・・・
尾道市の坂の上には やたら猫が多い・・・
走行距離 | 246K |
出費金額 | (道の駅にて)弁当&惣菜・・・550円 由来まんじゅう・・・350円 コンビニにてお茶・その他・・・642円 リチウム電池・・・526円 尾道市コイン駐車場・・・300円 スタミナ野菜炒め定食・・・800円 |
計・3168円 |
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