朝5時過ぎ、道の駅「たじま」にて起床・・・
福島に入ったときに地図を眺めて進むルートを考えていたら 尾瀬が栃木と新潟の県境にあるということを初めて確認したな・・・
もちろん尾瀬という地名は聞いたことがあるし どんなところかというのも大体は知っていたんだが この旅をするに当たって調べるまでは てっきり長野とかそのへんにあるものとばかり思っていたなあ。(←山関係はほとんど長野というイメージを持っているらしい)
で、流れ流れて結局 尾瀬の近くに来ちゃったんだが 山の中にある湿原ということなんで やっぱり天候が大きく影響してくる場所だと思うのだ。
もともと福島県に来たときには尾瀬の訪問はまるで考えてなかったんだが 山の場合は雨だったら全く身動きがとれないし やっぱり晴れと確信できるような状態なら早めに済ませておいても悪くはなかろう。
雨だったら群馬に行ったときにまた予定に組み込めばいいし。群馬は群馬で また濃そうなんで一つでも先に済ませることができたら後の行動もラクだしな。
尾瀬に入るには群馬県ルートと福島県ルートがあるようだが 福島県の方がベースとなる道の駅が近くにあるし それに滝百選の「三条の滝」も福島県に属するみたいだし 都合が良さそうだしな。
昨日の分の旅行記を書いていたら 7時頃にはキリも晴れてきて青空が出てきたな。と、いうわけで今日は尾瀬の散策で決定だなっ!ふふぅ~!
田島の道の駅もいいかげん山の中だったんだが 道の駅を出ると既に携帯は電波の届かない地域になっていたな・・・
それからさらに林道などを使って50キロほど山間部に進み 尾瀬へのアクセスポイントがある県境の桧枝岐村に到着・・・見事に山の中だが なんかいい雰囲気の温泉街なんだな、このあたりは。
さらに山の中に突き進むんだが この村の中心部と思われる場所でコンビニを見つけたんで 別に腹が空いているわけではなかったんだが 念のためにオニギリなどを頬張っておくことに。
途中、「モーカケの滝」なる滝があったんで それをヘラヘラと眺め、それから更に山を進んで「御池」という駐車場に到着。
と、いうわけでこの「御池駐車場」からはバスに乗り換えてゲートを通過しなければならないわけだが やはりシーズンオフの平日ということで あんまり人影も見られず・・・
いや、駐車場にはそれなりに車が止まっているんで入山している人はいるんだろうけど わしも今日は早めに来たつもりだが 来る人はもっと早くから来るんだろうな。それにココからは登山ルートもあるみたいだし バスを使わないで歩いて尾瀬に向かう人もいるんだろう。
「尾瀬の入山者への心得」とかいう看板を見ると 「山で気候も低く また湿地帯で雨も多いから 準備は万端にしておけ」とか書かれておるな・・・尾瀬は登山と違って湿原を歩くだけだから そこまでのことは全く想定してなかったな・・・相変わらず山をナメとるのう、わし・・・
いくら準備は万端にしろ、と言われても手持ちのアイテムが限られているんだが それでも北海道の大雪山での経験を生かして 防寒と霧雨対策としてビニール製のジャケットとペットボトルのお茶をナップサックに仕込んでおいたな。
やっぱりわしみたいなオチャラケなビジターでも ナップサックなどを背負うと「尾瀬に行くんだな」と匂わせるものがあるよなあ~。手ぶらだと また周りから白い目で見られるところだったわい。
これが今回 わしの尾瀬行きのために特別にチャーターされた定期巡回バス。
いや、単に3~40分おきに出ている地元のバス会社の尾瀬行き便なんだが 完全に貸切状態だったぞ。さすが平日・・・
ちなみにこの「御池駐車場」の自販機では500MLのペットボトルは200円だ。そうと知っていれば ふもとの商店で買っておけばよかったな。
でも その50円をしぶって手ぶらで入山すると また大雪山のときのように喉の渇きに悩みそうなんで 諦めて1つ買っておくことに。
あとで「50円くらい高くても2本くらい買っておけば良かった」と後悔することになるとは このときは想像もしてなかったけどな・・・
ちなみにこの「御池駐車場」の自販機では500MLのペットボトルは200円だ。そうと知っていれば ふもとの商店で買っておけばよかったな。
でも その50円をしぶって手ぶらで入山すると また大雪山のときのように喉の渇きに悩みそうなんで 諦めて1つ買っておくことに。
あとで「50円くらい高くても2本くらい買っておけば良かった」と後悔することになるとは このときは想像もしてなかったけどな・・・
数キロの専用道を通って9時半頃 沼山峠休憩所に到着。ここからは徒歩の散策となるのだ。
標高1784Mの峠を越えるとそこには大江湿原が広がっているぞ!
ブナ林を抜け、なんとか御池駐車場手前の上田代の湿原に到着~~~。ここまでくれば後は平坦な道が続くし 駐車場まで そんなに距離もないぞ。
そんなこんなで夕方5時に 朝 バスに乗った御池の駐車場に到着~。
いやはや 地図上の距離を単純に足しただけでも22キロ以上、都合7時間以上も湿原と山道を歩きっぱなしだ。どこが「オープンカーで日本一周の旅」なんだろうな?
しかし今回 わしが回ったのは尾瀬の中でも福島県のエリアだけなんだが これでもっと広い群馬県エリアを回っていたり燧ケ岳の登山なんかにウツツを抜かしていたら とても今日中には戻って来れなかったろうな・・・
う~ん、さすがに疲れたな、尾瀬・・・もう足の筋肉がズキズキするし 膝が笑っているぞ。今日はもう一番近い道の駅「たじま」に戻って 先に進むことは考えない方が良かろう。
と、道の駅に戻る前に、こういう疲れたときには やはり温泉でその日のうちに疲れを取るのが肝要だと 私は常日頃から思っているわけだ。
ふふふ、実は尾瀬に来る前に 途中の舘岩村というところにある木賊温泉とやらに共同浴場があることをチェックしておいたのだ。では早速 行ってみる事にするかのぅ。
この木賊温泉、尾瀬に来る登山愛好家には かなり有名な存在らしい、と言う情報はネットでつかんでいたのだ。
ご覧の通り、川の傍に作られた小屋で 川の流れを見ながらノンビリとお湯に浸かることの出来る露天風呂だ。 内部は申し訳程度に浴槽が2つに分けられている。覗こうと思えば簡単に覗くことの出来るスタイルだな。
もちろん村の共同浴場なんで 誰でも入ることができる。 料金は特に決まっておらず タダで入ろうと思えば入れるんだが 一応「管理のための募金のお願い」という注意書きがしてあって 一回の入浴に200円以上の協力金を募っているぞ。
まあ 露天と言えども 誰かが管理してくれているから 我々も温泉を気軽に堪能できるわけだし そんなことをケチっているようでは真の風流人、温泉愛好家とはいえまい。このような風情のある温泉が今後運営できなくなる可能性があるというのなら わしも微力ながら維持管理に協力させてもらおう。
そのかわり200円分はきっちり堪能させて頂くとするかのぅ。ふふぅ~。
「ほえほえ~~~♪」
名目無料!推定露天!実質混浴!
ま、「完全」とまでは行かないが むしろこういうスタイルの方が情緒とか風情には溢れているんではないかなあ?下手にややこしい場所にあるよりは気軽に入れてノンビリできるし。
あと特筆すべきは ここの温泉の泉質はわし好みのヌルッとした かなりグレードの高いなものだということだ。川の眺めは着替えの衣料棚で少しふさがれてしまうのが難点だが せせらぎも聞けるし雰囲気はバッチリだぞ。オススメ度がかなり高いんで 尾瀬の福島県ルートを使う人には 是非試してもらったほうがいいと思うな。
温泉を堪能していたら すっかり日も暮れて7時過ぎに再び道の駅「たじま」に到着。同じ道の駅に2度泊まることは滅多に無いはずなんだが 今日は止むを得まいな。
温泉効果もあって8時過ぎには深い眠りについて 今日の行動は終了。これで思い残すことなく 明日からいよいよ関東圏に突入だなっ!
今日の一枚・・・
百名山・燧ケ岳と尾瀬沼
走行距離 | 139K |
出費金額 | オニギリ2ヶ・ミネラルウォーター・・・404円 お茶・ジュース・・・400円 御池駐車場・・・1000円 会津交通バス(御池~沼山峠)・・・530円 チラシ(募金)・・・100円 木賊温泉(募金)・・・200円 コンビニ弁当・お茶・その他・・・984円 |
計・3618円 |
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