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2017年8月18日

(再録・日本一周記064)2003/09/07・うつくしま、ふくしまに来た方・・・

(第64日目)宮城県白石市~福島県国見町~松川町~安達町
~二本松市~北塩原村~喜多方市


国道4号のパーキングエリアにて 朝5時頃起床・・・HP旅行記の製作にやたら時間を食ってしまい(あれだけ写真があればなあ・・・) 9時半頃にようやく南下開始。

今日は朝から雨模様なんだが さて どうするか・・・もうすぐそこは福島県なんだが 地図をパラッと眺めた限りでは やはり福島の「チェックポイント」は ほぼ県の中央を走っている国道4号からみて 会津や磐梯山など山沿いのエリアに固まっているような気がするな。
ほんとうは「あぶくま洞」とか「松川浦」とかも寄ってみたい気持ちはあるんだが それを見るためにはあまりにも動きに無駄が出てしまいそうだし ここは涙をのんで日本海側は切り捨てるしかあるまい。

ま、それはいいんだが この雨の中、磐梯山の方に行って大丈夫なのかしら?でも他に行くところもないしなあ・・・福島や郡山や二本松なんかの都市部で時間を潰していてもしょうがないし 今日は雨だけど日曜日なんで人も多そうだしな。(←都会嫌い・・・)

とりあえず山の中だが最初に土湯温泉にある道の駅「つちゆ」まで行ってみて 福島に適当なマル秘スポットがないかどうか確認してみるのがキチだろうな。
安達太良山のすぐそばなんだが この天気では安達太良山など見えないだろうな・・・



コンビニで朝のコーヒーとヤマザキの饅頭などを買い込み ロードスター号は国道4号を南下。10分もしないうちに福島県に突入。

これから天気の回復次第では もしかして山に入るかもしれないんで国見のガソリンスタンドで給油。(JOMO 290.3K地点 28.6L/2913円)

やっぱ昨日の日記を書くのに 5時間くらいアイドリング運転をしながらノートパソに電源を供給していたのが相当響いているな・・・かなり燃費が落ちているぞ。
もう少し簡単に書かないと見るほうも書くほうも大変だし 時間が勿体無いな・・・善処しなくては。



国道4号から磐梯山方向の国道115号に進み ほどなくして「道の駅 つちゆ」に到着~。

・・・う~ん、「安達太良山は見えないだろうな」なんて思ってはいたが そんな悠長なことを言ってるレベルじゃないよなあ・・・。
視界が50Mも無いような気がするぞ。これで山に向かうのは時間の無駄としか思えないが・・・

とりあえず福島の観光スポットを調べるためにインフォメーションコーナーにてチラシなどを研究。ここで思わぬ事実に気が付く。

国道4号をちょっと進んだところに『道の駅 安達』というのがあるんだが わしはその存在には気づいていたんだが「別に大したものもないだろう」と無視していたのだ。
しかし この安達という町は 「安達が原の鬼婆」で有名な あの安達だったのかっ!!
「智恵子の里」というキャッチフレーズだったんで 高村光太郎の妻、智恵子の故郷と言うのはわかっていたんだが 全然興味が無かったんでチェックが甘かったようだな・・・

わしともあろうものが そのような「いかにも」なスポットを見逃すとは・・・まだまだ修行が足りないな。わしは智恵子の生涯については全く興味はないが 鬼婆の生涯については興味津々なのだっ!この状態で山に向かっても仕方がないし こりゃ良い散策地ができたわい。早速「道の駅 安達」に向かわなくては!!

・・・と、その前に 朝食兼昼食として「道の駅」でメニューで一番安かった「豚丼」などを頂くことに。
350円は安い!と喜んで注文したんだが 普通の茶碗に軽く盛られたご飯の上に 豚の生姜焼きがチョロッと乗っかっているだけの非常にシンプルなものだったな・・・

ま、味は想像どおりだったんだが この量の少なさには正直 驚いたぞ。これで350円は高い!
キャンペーン価格280円の吉野家(並)の方が数倍は美味いし安いし量もあるぞ。

善処を求むぞ!!

で、来た道を舞い戻って国道4号に戻り 郡山方向に進んで「道の駅 安達」に到着。

福島県には意外と道の駅は少ないんだが この安達の道の駅はその中でも最大規模を誇る施設らしい。確かに県の大動脈となる国道4号沿いに位置することもあって トラックの駐車にも耐えられるように広大な敷地を持つし 飲食コーナーは夜遅くまで営業しているみたいだ。あとコンビニやセルフガソリンスタンドまで施設内にあるのには驚いたな。

先ほども書いたように この道の駅のキャッチフレーズは「智恵子の里」。安達は高村光太郎の妻で「智恵子抄」のモデル、智恵子の生家がある場所なんで それを前面に押し出して町の活性化を進めているようだ。

ちなみにパソコンで「智恵子抄」を変換しようと思ったら 「知恵故障」などと 具体的かつリアルに危ない変換になってしまったんで少々慌てたぞ。そんなことは旅行記にはあまり関係ないがな。

ま、興味は無かったが折角なんで写真だけは撮ってきた これが「智恵子の生家」なんだそうな。
よし、安達が原の場所もわかったし、さっそく「安達が原ふるさと村」とかいう施設まで行ってみよう!!




 「”バッピーちゃん”って・・・・・。」

むぅ、「安達が原ふるさと村」に来たのは良いが このラブリーなイメージキャラは一体・・・? とても大量虐殺をして人肉を食らっていたと言う伝説を持つ鬼婆には見えないんだが・・・

ちなみにこの「ふるさと村」の施設は 昔の福島県の人たちの生活ぶりを紹介する施設で 特に鬼婆をテーマにして作られたというわけではないらしい。「ふるさと館」に入るには別途 入場料を徴収されてしまうのだが ま、興味のある人はどうぞ。

問題は「ふるさと館」に隣接している「観世寺」というお寺だ。ここに鬼婆伝説を今に伝える様々な史跡があるのだ!
では車は「ふるさと館」に置かせてもらって さっそく「観世寺」をチェックだ!!

これが鬼婆伝説を今に伝える 天台宗真弓山 観世寺
こんな小さなお寺なのに入場料として400円取られてしまうが ま、いたしかたあるまい。

「たかが鬼婆の墓を見るために400円も・・・」などと渋っていたが 入ってみると他にも怪しげな史跡が狭いスペースに目白押しで あと鬼婆資料館なんかもあったりして なかなか見ごたえがあったぞ。

 
左が鬼婆の住んでいたと言う「笠石」。この石の下で雨露をしのいで鬼婆は暮らしていたらしい。

右は鬼婆が人を殺したあとに包丁を洗ったと言う「出刃洗いの池」
このような怪しげな史跡が この狭い敷地の中に目白押しで存在しているぞ。なかなかオススメのポイントだな。

これは観世寺のすぐ近くにある「黒塚」。鬼婆の墓だな。
ここは別に見るのに金は要らないが やはりわしとしては400円を惜しまずに観世寺の中に入ることをオススメするな。

資料館は写真撮影不可ということなんでココでは紹介できないが 「鬼婆が人肉を茹でた鍋」とか「人を殺めた包丁」なんかも展示しているし 鬼婆伝説のあらましを わかりやすく絵巻風のイラストで紹介している。

わしなどは「安達が原に鬼婆がいた」という物語は聞いたことがあるけど どういうストーリーなのかは詳しく知らなかったからな。参考に・・・いや、勉強になったな。

と、いうか 鬼婆って実在の人物だったのか?
「安達が原の鬼婆」の伝説を知らない人のために簡単に説明すると・・・

「京都の とある公家の子守り役だったおばあさんが 病に倒れた若君を何とか助けたいと易者に見てもらったところ『胎児を食べさせれば直る』と言われてしまう。 
その易者の言葉を信じ込んだおばあさんは 何とか妊婦を殺そうと彷徨い 安達が原にたどり着いて機会をうかがっていたのだが、やっとの思いで殺した妊婦が 実は自分の生き別れの娘だと知って発狂してしまう。
それから気の狂ったおばあさんは鬼婆と化し、自らが人肉を食らうために大量殺戮を繰り広げてしまうのだが 最後には修行僧と観音様の強力チームによって打ち倒されてしまう・・・」

・・・と、まあ こんな感じかな?

わしの感想としては この地にゆかりのある「智恵子」と「鬼婆」という二人の女性が 時代と病気の度合いの違いでこれほどまでも世間の扱いが違うものなのか、と言うことかな?
まあ 詳しく理論展開すると色々と危ないんで ココでは書かないが・・・

しかし もしこれが現代の話だったら 鬼婆は「精神薄弱で責任能力がない」ということで無罪なんだろうな・・・





安達が原も予想以上に見ごたえがあったんで 何気に満足だな。
さて、これからの予定なんだが・・・

やっぱ行くところが無いし 山の方に向かうしか無さそうだな・・・あれからだいぶ時間もたったし もしかしたらキリも少しは収まっているかも知れん。
それに猪苗代湖や会津若松市なんかは あれほどのキリに覆われているとは思えないし 仮にキリで視界が悪くても 何もしないでボーッとするよりは明日のために移動だけでもしておいた方が良いだろうしな。

と、いうことで再び国道115号に乗って山の方に戻ることに決定。 

日曜の昼過ぎにはFMラジオから山下達郎の声が聞こえてくるが この放送を聞くと 「また一週間経ったんだな・・・」と思えるようになってきたな。わしの中ではラジオにおける「笑点」とか「サザエさん」みたいな感じかな?

その後、長い長い「土湯トンネル」を抜けて 安達太良山を越えると なんとかキリも雨もおさまってきたな。やっぱ安達太良山で天候が違っていたようだな。良かった良かった。これで散策ができるぞ。



まずやってきたのが裏磐梯。以前 関東に住んでいた頃、スキーで何度か来たことはあるんだが 雪の無いときに来るのは初めてのような・・・。
「猫魔」とか「グランデコ」とか 聞き覚えのある名前のスキー場が目に付きだしたぞ。

ここではまず五色沼を散策。 

名前のとおり 微妙に色の違う沼が点在している高原の湿地帯だ。遊歩道の片道が約4キロあるんで 一周すると2時間近くかかってしまうが それは片道歩いてから気がついたぞ!車まで戻らなくてはいけないんで結局往復をせざるを得なかったんだが アップダウンは無いものの足がガクガクしておる・・・
 
ここでは別に語ることも無いんで 沼の一部を写真で紹介しよう。どの沼がなんと言う名前かは いちいちメモしてなかったから覚えてないぞっ!
確かに微妙に色が違うが 晴れていたらもっと良かったんだろうな・・・

 


五色沼散策遊歩道の行き着く先は裏磐梯最大の湖、桧原湖だ。

遊覧船やボートなどもたくさん出ていて 人も一杯・・・
と、思いきや 天気も悪く すでに夕方の5時を回っているんで日曜日とは言え わりと閑散と・・・

わし好みと言えなくもないか・・・

この桧原湖、かなりデカイし なかなかロケーションもよろしい。もし金銭的に余裕があれば有料道路を使うのもいいかもしれないな。

あと ぐるっと回って「道の駅 裏磐梯」あたりまで進んでも なかなかの眺めだ。

そういえば この五色沼や桧原湖のまわりの観光客相手の店は「周りの雰囲気を壊さない」という気配りからか 店構えがセピア色のシックなものに統一されているのが面白かったな。セブンイレブンやサンクスなんかのコンビニの看板も 赤や緑の色は使ってはいけないみたいで 全て深緑とか灰色に塗りつぶされていたぞ。

あと 気をつけなくてはならないのは この手の山奥に位置する行楽地なんで 夕方の5時を過ぎるとコンビニ以外はほとんど営業を終えてシャッターを下ろしてしまう。もちろん道の駅の食堂も早々に閉まってしまったぞ。

明日の行動を考えても「道の駅・裏磐梯」で過ごすのがベストなんだが またコンビニ弁当で済ますのも寂しいしな・・・

とか思って調べてみると ここから少し離れた喜多方市に温泉施設のある道の駅「喜多の郷」があることを発見。やった~、温泉だあ♪


途中で立ち寄った喜多方市内で 「せっかくだから」と喜多方ラーメンなどを食べてみる。(チャーシュー麺・700円/おにぎり一個100円) 
いちおう「喜多方老麺会」という喜多方ラーメン団体の加盟店みたいで 製麺からやっているようなんで「これが本場の喜多方ラーメン」と思って差し支えなかろう。

この店も閉店直前になんとか滑り込みセーフ!喜多方市も我が田舎同様 中途半端な規模の地方都市なんで夜が早いぞ。
平べったいチヂレ麺なんだが 喜多方ラーメンって今まであまり食べる機会が無かったから どこが特徴なのか良くわかんないな・・・ごくごくスタンダードなスタイルの 昔ながらのラーメンだと思ったぞ。

それより味噌を塗ったオニギリが◎だったな。

ラーメンも食って 道の駅で温泉も入って まずまずかな? 

ちなみにこの道の駅の温泉は「蔵の湯」とか言って 美人の湯なんだそうな。
木造の蔵をイメージした作りの立ち寄り湯で 雰囲気はなかなか。泉質は なんか普通だったな・・・わし好みのヌルッとした感じではなくて 少し塩素っぽいにおいがしたから かなり衛生に気を使っているんだろうな。ま、それはそれで仕方があるまい。
料金は500円なんだが 夕方からは300円に割引になるそうだ。ラッキー♪

今日は喜多方の道の駅「喜多の郷」で夜を過ごし 明日はいよいよ会津の町と猪苗代湖を散策の予定じゃ!!ふふぅ~!!



今日の一枚・・・
安達が原の鬼婆。 こーゆー人 いるよなあ・・・

走行距離208K
出費金額ガソリン給油(28.6L)・・・2913円
豚丼・・・350円
観世寺入山料・・・400円
喜多方ラーメン・・・700円
おにぎり・・・100円
コンビニにてお茶・菓子・その他・・・713円
喜多方温泉・蔵の湯(道の駅)・・・300円
入浴後の野菜ジュース・・・120円
計・5596円

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