3月21日春分の日・・・
この日は夜に飲み会の設定だったんで 日帰りで適当な近場の山を登ることにしたんだが、今回のターゲットは山口市と周南市の境付近に聳える飯ヶ岳。
周辺を国有林で囲まれたエリアで 西の大原湖からのエリアは山口県の「森林セラピー」の拠点としても知られている。今回は春を待つブナの森と滑松、そしてかねてから存在は知っていたが未だ確認してない飯ヶ岳の小滝群を拝むためにチョイスしたわけじゃ。
飯ヶ岳は10年前に国道315号からの直登コースから登った経験があるんだが、隣の雀谷山へ向かう縦走路で体力が尽きかけて途方にくれてしまったっけなあ・・・(´ー`)
当時 無職だったわしは 金を使わずヒマツブシできるレジャーとして山登りを楽しむ「クライミング・フリーマン」を名乗っていたが、この山の縦走路で足腰のダメージで動けなくなって半べそをかいていたときに突然 携帯電話が鳴って
「あ、BARA君ですか?採用することになりましたんで来週から出社してください」
・・・という 今の会社の総務部長からの連絡で社会人復帰を果たした、という淡い思い出もあるわけだ。まさか会社も雇おうと決めた人間が 日中にそんな山の中で路頭に迷っていたとは思わなかっただろうけどな・・・
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徳地・大原湖の滑渓入り口から車を走らせて数キロ、さらに未舗装の林道を数キロ走ってカナブン号の悲鳴が聞こえかけたところで 「森の巨人たち百選」の「三本杉」に到着~♪
この三本杉の先に飯ヶ岳の登山道入り口があるんだが、まあ目印としては判りやすいかな?
未舗装の林道は軽でも来れない事はないが、思った以上に距離があるんで車に気を使う人は注意したほうがいいかもな・・・
んでもって こちらが登山道入り口。 20台は余裕で駐車できるほどのスペースがあるが 他には誰も登山者は居ないようだな・・・(-_-;)
こちらが入り口。正面の沢を突き進めば「沢登コース」なんだが ここからはコースが読めないな・・・
てなわけで今回は登りを滑松コース、下りを沢登りコースという時計回りコースに挑戦じゃ!!
ちなみにガイド本などには滑松コースの途中の分岐から沢登りコースを進み、頂上からは滑松コースに戻る反時計回りを推奨しているようじゃ。その訳は下山時に沢登りコースを歩いて ようやく理解できたんだけどな・・・
では早速、レッツトライッ!!
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まだ新緑も山野草も見当たらない季節だが、国有林として環境保全で適度に手も入れられていて それでいて乱開発もされてないんで 素人目にも良い山だというのは判るぞ。
このあたりの松は「滑松」と呼ばれ、年輪が均等になっているとかまっすぐ伸びているとか特色があって かつては東大寺再建のために謎の木材ブローカー・重源が暗躍したり、近年では錦帯橋の木材とか宮内庁の御用達とか なんだかんだで価値のあるものらしい。
所々に幼木を植えたり現存のものを保護したり、という努力のあとが伺えるが、このルートは国有林管理者がもっと森と親しんでもらおうと切り開いた、というのが始まりらしいぞ。
沢コースへの分岐点。今回はここをまっすぐ直登。
やはり冬の間は登山客も少ないのか 笹が育って藪状になって 迷うまでではないものの半ヤブ漕ぎ状態で進んでいくと・・・。
ピークを一つ乗り越えて そのまま尾根伝いに90度カーブ、最後の登りをヒーコラ言いながら登っていくと・・・
豊かな山塊の割に狭いが こちらが飯ヶ岳山頂(937.3M)。
十種ヶ峰から弟見山、莇ケ岳その他諸々の山々が見渡せる なかなかの絶景じゃ♪
セブンイレブンのおにぎりセールで購入した山賊むすびと海賊むすび、さらにセブンカフェのコーヒーを保温ボトルに仕込んできたんで 誰も居ない山頂でしばしマッタリとして・・・
次回、下山編につづくッ!!くはっ!!
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