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2015年2月8日

中津・汐湯


おぉ、ブログを移転してリニューアルしたのが去年の4月なんだが、気が付けばこのエントリーでちょうど300目の記事になるんだな・・・

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さて、土曜日は会社の創立記念日ということで業務は午前中で終わり、昼からは式典という名の飲み会だったんで アルコールが入って萩の実家には帰ることが出来なかったな。

てなわけで 今日は朝から大分の中津市に出向いて ソロでホロホロとうろついてきたんだが、最初のターゲットは前々から気になっていた銭湯、「汐湯」じゃ!!



カーナビの指示通り進んで 中津城の水門跡すぐ裏に噂の「汐湯」を発見っ!(´ー`)

汐湯は温泉ではなく、その名のとおり海水を沸かしたお湯を提供している銭湯じゃ。

わしは前にも書いたが 海水温泉はそんじょそこらの「温泉」を名乗る湯より ずっと成分は濃いし効能もあると思っているが やはり無尽蔵にある海水ゆえに有り難味が少ないのか はたまた海水のミネラルが邪魔して管理が難しいのか そんなに普及してないのが実情じゃ。

三方を海に囲まれている山口県でも この手の海水風呂はわしの知る限り、周防大島の潮風呂くらいじゃないかな?かつて山陽小野田の六州望見楼で汐湯の看板は見たことがあるが現在は閉店しているし 2度くらい海水風呂に入ったことのある 同じく山陽小野田市の「帆万里」も今は立ち寄り湯はやってないみたいだしな・・・

で、なんでこの中津汐湯に興味を持ったかといえば、、、
ここが全国各地の銭湯をめぐり、学問的に調査・研究する「銭湯学」の提唱者であり、第一人者である町田 忍氏の著書・「銭湯遺産」なる書物の中の「全国選りすぐりの銭湯10選」に選定されている、という情報を知ったからに他ならない。

ちなみにこの銭湯10選にエントリーされている他の施設は

東京都台東区「廿世紀浴場」、足立区「大黒湯」、大田区「明神湯」、北海道函館市「大正湯」、京都市「藤の森湯」、「船岡温泉」、大阪市「源ヶ橋温泉」、熊本市「くすり湯」、沖縄市「中乃湯」、そしてこの中津市「汐湯」の10箇所。

個人の選定したものだし、温泉の銭湯なら味のある施設はごまんとあると思うから その選定基準がよく判らないが、まあ良かろう。 わし的には熊本の「くすり湯」とやらが激しく気になるが それはまたの機会に取っておくとして・・・



この「汐湯」は「中津海水湯」として明治29年創業という歴史を誇っている。
割烹部門の建物は大正時代に建てられたものらしいが、なかなか風格漂う一品。 その前に誇らしげに設立の記念石碑なんかが建立されているぞ。



では早速、入ってみますか・・・(´ー`)

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ちゃんと番台があって 木製の靴箱、木製のロッカー、昔ながらの年季が入ったマッサージ器や体重計、ドライヤー、看板など、スタンダードな「昔ながらの銭湯」という雰囲気が充満しておる。



残念ながら他にも数名のお客さんが居たんで 写真はこれ以上撮れなかったが、 浴室には隅っこに4人くらいが入れる小さな浴槽・・・こちらが海水が沸かされた汐湯で、胴の長いわしが胡坐をかいて浸かるとちょうど良い位の深さ。

中央に「熱い湯」と「ぬるい湯」の2つに区切られた やはり数名程度が入れる大きさの湯船がある。こちらは普通の白湯になっている。「熱い湯」の温度が入れないほどではないが やっぱり熱い湯で長湯はできないから こちらは上がり湯として使うのが良かろうな。

あとはカランが数個で 銭湯なんで当然 シャンプーなどの備え付けはなし。

汐湯の温度は42度くらいらしいが、普通の水に比べて熱してもマロヤカで入りやすい特徴があるということで 確かに熱くもなくヌルくもない絶妙の温度を保っている。

以前、広島の仙酔島だったか やはり海水風呂に入ったときに読んだ説明書きに 「プランクトンを除去しているからヌメリが無い」みたいなことが書かれていた記憶があるが、ここはそのような浄化施設があるとは思えないが特にヌメヌメした感じはしなかったな。沸かしてプランクトンが死滅すればヌメリがなくなるのかな?

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中津 汐湯

大分県中津市三ノ丁1278-1
泉質 :海水
効能 :肌荒れ、あせも、アトピー、神経痛、風邪の予防など
営業時間 :10:00~22:00 (4のつく日は定休日)
料金 :350円

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まあ、珍しいといえば確かに珍しいし、地元の人にも愛されている味のある施設なんで 中津城なんかの観光のついでにでも立ち寄ってみてはいかがかな?ふっふ~♪


2 件のコメント:

  1. ここで源ヶ橋温泉の名前にお目にかかるとは、
    大阪で 源ヶ橋と相並ぶ銭湯で美章園温泉(残念ながら2008年廃業) この両湯には何度もお世話になりました。 実家が近かったので ゆっくりしたいなぁと思ったら家風呂より銭湯へよく行きました。
    両湯とも 立派な建物で源ヶ橋には自由の女神がありましたし、
    美章園温泉の二階にはダンスホールがあって 子供の頃はホールの綺麗なお姐さんに見とれていました(親にはダンスホールは大人の所だから近づいたらあかんでと云われてました)
    懐かしく思い出しました(´∀`*)

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  2. おぉ、私は今回のエントリーを書くまでその名を知りませんでしたが 入った事があるんですね。
    今はレジャースパやスーパー銭湯の台頭で昔ながらの銭湯は存在自体が遺産っぽいですが、タイル絵やライオンの湯口、ケロヨン桶など 雰囲気やアイテムを見るだけでもホッとする感じがします。

    実は私のアパートの近くにも銭湯があるんですが 未だに入った事が無かったりします。(そのくせ大分の銭湯までわざわざ入りに行くとは・・・)

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