平日だから観客はわしを入れて4名しかいなかったが、他の3人はソロのオッサンで白髪交じり、あるいは後光の差している後頭部の方、、、たぶんギリギリ40代のわしが一番若いんではないか?という変わった組み合わせの客層だったな・・・(-_-;)
それだけ「キカイダー」というのが40年前の少年達にインパクトを与えた、ということだろう。
あと、最近のリメイクブームの中で お子様向けに変ないじられ方をされずに今まで温存されていた作品だということも言えるんじゃないかな?
感想を一言で言えば ストーリーはシンプルだが作りは大人向け(エロはなし)で スタッフの思いも伝わってくる作品だということか。
以下、たいしたネタバレは書いてないけど・・・これから映画を見ようと思っている人はスルーしてくだされ。
**************************
一番の見所はやっぱり戦闘シーンになると思うが、キカイダーが戦う敵は冒頭の重機のようなメカと高橋メアリージュン演じるアンドロイド・マリ、そしてハカイダーの3体のみ。
機械であることを前提にした殺陣は今風の光学処理された技は最後の電磁エンドくらいで あとはボロボロになりながらも黙々と、ひたすら肉弾戦なのもこだわりを感じたな。
まあ、戦闘シーンで定番の必殺技の応酬、といった派手さがないんで やや間延びした感じもしたかもな・・・子供には飽きるかもしれないな。
わし的には高橋メアリージュンと鶴見辰吾に尽きるんだが、本田博太郎と石橋蓮司というこの手の作品の常連はもちろん、キカイダー演じる新人の入江甚儀も光明寺博士の長島一茂も 伴大介も含めて全体的に良かったと思うぞ。
キカイダーは先週の鎧武にゲストで出ていて それを見る限り「どーなんだろ?」と思っていたが やっぱ脚本や演出がしっかりしているからそれなりに良かったし、ヒロインの佐津川愛美もやや地味な感じだが まあ良しとしよう。
もしかして続編の01編が出来たら「自分の目標」が果たせているのかどうかは疑問も隠せないが・・・
マサルの体に隠された光明寺ファイルとか 結局なんだったのかよく判らない部分もあったが ラストシーンを含めて続編を意識しているんだろうなあ。
あと 不満というわけでもないが、エンドロールで今風にアレンジしたテーマ曲とともに昔のTV版キカイダーのフィルムが使われていたが 「電人ザボーガー」のような観客や原作者を小馬鹿にしたような意図は感じられなかったものの ターゲットをそれなりの年齢層にしているのなら 昔のフィルムは要らなかったと思うし 最後まで渋い作りで通して欲しかったぞ。
主題歌は大変良かったけど やっぱ子門先生版が聞きたかったかな・・・
そういえば「キカイダー」は誰かがそう名づけたんじゃなくて、「僕は機械だ!」と本人が言っているだけなんだよなあ。ハカイダーも自分で「破壊だ!」と言っているだけで別に名前じゃないみたいだし。
その理屈で行くとビジンダーが出てきた暁には誰かが「美人だ」とでも言うんだろうか?
結局 これがキカイダーじゃなくてメタルダーでも良かったような気もするが・・・できればギャバンの劇場版もこのくらいの出来であれば良かったんだがなあ。
そんなこんなで評価としては やっぱりロボコップやアイアンマンクラスには及ばないものの、「GARO」あたりが好きな人には十分鑑賞に堪えられるものだと思うぞ。ドリフのギャグは要らなかったと思うけどな。
んで、こちらは入場者特典の「スイッチオン!豪華チェンジングしおり」とやら。
う~ん・・・昔の劇場版の立体めがねへのオマージュなのかな・・・?
BARAさん、こんばんWA!!
返信削除キカイダー>これはまた懐かしいモノをリメイクですね。
やっぱり、背中にギター背負って変な音に頭痛を感じて欲しいです。
ザボーガーの方は耳が缶切りみたいだなーと幼少の頃に思ってましたなー
私はやはり「ハカイダー」が大好きです。渋いし。
息子は「スパイダーマン」がブームの様です。フィギュアで遊んでるので今度こっそりと「変態仮面」と入れ替えてやろうと思ってます。
どもです。
返信削除今回のキカイダーもギターとギルの音波で頭を痛めてます。まあ笛じゃないんですが・・・
当時はギターを背負っているとかっこよく見えたものですが 今はなかなかそんな人はいないですよねぇ。ましてや奇人変人コーナーでゲットしたような白いギター・・・
鶴見辰吾版のハカイダーもなかなかカッチョ良かったですぞ(´ー`)