くじゅうでの登山の後、雨でぐちゃぐちゃになった体を癒しに向かったのは 名湯・長湯温泉の「郷の湯旅館」とやら。
ホントは赤川温泉の濃厚な硫黄泉に何年かぶりに体を沈めたかったんだが、 どうも震災後は休館にしている日が多いらしいんで まともに営業してないんじゃないか?・・・というのは郷の湯旅館のご主人の談じゃ。
なんか長湯温泉も来るたびに立ち寄り湯施設が増えているような気がするんだが、そういえば旅館系の湯に入るのはココが初めてか。
郷の湯旅館は30年ほど前にボーリング調査で掘り当てた源泉を使った湯治宿で 長湯の温泉街から少し離れた位置にある。
恥ずかしながら わしは「九州八十八湯にエントリーしている」ということで初めて知ったんだが、長湯温泉そのものともいえる濃厚な成分で マニアには有名な温泉なんだそうな。
駐車場に車を置いて、さっそく受付を・・・
と、突然目に飛び込んできたのが この温泉の排水が作り出した芸術的ともいえる析出物ドーム。
インパクトも凄いゲロゲロ感が素晴らしいぞ!!ヽ(´▽`)ノ
こちらが受付をする本館。
ご覧の通り、かなり敷居の高そうな湯治宿だが、HPを見ると一日2組限定、小人不可という それなりに硬派な経営のようじゃ。
ご主人から「今日は露天です~♪」と言われて案内された露天風呂の湯小屋がこちら。
ネットの情報ではゲロゲロの内湯の画像しか見たことがなかったんで 興味津々じゃ♪
源泉を汲み出すポンプからは 温泉以外に異様なオーラが湧きだして居る・・・(-_-;)
では 薄めず・沸かさず・加水せずの源泉そのままの本物の長湯温泉・・・と、ご主人も自慢の温泉をさっそく堪能じゃ!!
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ずーーん!!
こ、これは・・・
濃い成分なんで石風呂全体が炭酸カルシウムの析出物でコーティングされている。
手前が源泉を送り出すパイプで 51℃の源泉が広い湯船にそのまま送り込まれ、適温で味わうことができる。
まわりの木々を上手く生かした造りだが、こういう構造上、時期的に提供期間が限られてしまうようじゃ。
この日は天気も悪かったし、震災の影響もあるのか客はわし一人・・・そんなにお客さんが来ないから 特に手入れも要らない露天風呂のみが使える状態だったのかもしれないな。
湯船に入るときには析出物のコーティングの上を踏みつけて入るしかないが、なんか鍾乳洞のような芸術作品を踏んづけていいのかどうか 多少 躊躇があったのも事実・・・
ふぅ・・・(´ー`)
こちらは休憩室。寛げそうだとは思うがオヒトリサマだと逆に敷居が高いかな・・・?
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長湯温泉・郷の湯温泉
大分県竹田市直入町大字長湯3538-2
マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉 PH8.5 51.0℃
効能 :神経痛・リウマチ性疾患・創傷・火傷・皮膚掻痒症・角化症・蕁麻疹
営業時間 :10:00~18:00(最終受付17:00)不定休
料金 :500円
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炭酸泉とはいえ、高温のため肌にまとわりつくような気泡はないが、成分はかなりのもので肌にキシキシ感、その後スベスベ感の出てくる良いお湯だと思う。
ざらざらとした出来立ての鍾乳石のようなコーティングをされた湯船に足跡を残しながら入るのも少々気が引けたが たぶん一日もすれば新しい膜ができてしまうんだろうな。
旅館のコピーは「郷の湯旅館は、東京の銀座にはありません。
都会的な快適性を強く求めるお客さんには、正直おすすめできません。」・・・というものだが、温泉好きにとっては最高の贅沢には違いないわなあ(´ー`)
オススメじゃ!!くはっ!
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