大戸越から北大船山へ向かうルートは 最初は緩やかな登りの樹林コースで、後半は急斜面を進むススキと灌木のルート。
目的のオオヤマレンゲは最初の樹林コースメインに数か所点在しているが 最初の個体は大戸越から10分くらい登ったところの沢で発見。
例年、オオヤマレンゲはミヤマキリシマの咲いた後にシーズンを迎えるらしいが、くじゅうに来るのはどうしてもミヤマキリシマシーズンになってしまうんで 実はオオヤマレンゲなるものを鑑賞するのは今回が初めてだったりするぞ。
ほぅ・・・さすがの貫禄だな(´ー`)
多くの人は一番最初の個体を見て そのままUターンして降りて行ったが、わしは大船山まで足を延ばす予定だったんで そのまま登り続けることに。
中腹にある個体はまだ蕾が多く、見ごろはこれから、という感じだな。
樹林帯を抜けて景色が開けると ここからは灌木の急斜面コースじゃ(´□`)
振り返ると先ほど堪能した平治岳の勇姿ががが!
北大船山山頂が近くなると ミヤマキリシマの花もどんどん増えてくるぞ♪
米窪なる火山口跡の外周も 下界からは見ることができないがピンクに染まっている。
そういえば去年は今水から風穴を経由して この米窪外周を歩いてきたんだっけな・・・
北大船山(1706M)山頂につくと どんどん雲が増えてきて下界の様子も見えにくくなってきたな・・・
最終目的は大船山の山頂なんだが、大船山そのものはミヤマキリシマの数も少ないし、苦労して山頂に登ってもガスって景色が見えないなら意味がないし、、、登ろうか このまま下山するか悩んだんだが、ずっとガスに囲まれているわけでもなく 時々はガスも晴れるみたいなんで 「せっかくココまで来たんだから」と 頂上を目指すことに。
てなわけで 段腹の男が段原にやってきて ここから大船山を目指すぞッ!
段原ダンダンダン♪くはっ!!
そういえば大船山の避難小屋は 先の地震の影響で立ち入り禁止措置が取られていたな・・・
ま、今まで一度も近寄ったことがない施設だったけどな。
振り返ると北大船山と三俣山。
岩場が増えてくると山頂も近いぞ♪
山頂からは歩いてきた雨が池方面から坊がツル、平治岳、北大船山が一望できるぞ。なんか似たような画像ばかりで申し訳ないが・・・
庭園の様に美しい御池。
ミヤマキリシマの群生も確認できるが 油断しているとガスがかかってあっという間に見えなくなるぞ。
記念写真を撮ったところで 名残惜しいがそろそろ下山するかのぅ・・・
先にも書いたが 大船山の坊がツル~段原ルートは登りで1時間半、下りでも1時間は延々と急こう配が続き 平坦な箇所のほとんどない過酷なコース。何回か登っているから辛いことは知っているが 登りで苦しいルートが下りでは楽になることもなく、長時間下りばかりで心臓よりも膝のダメージが大きいぞ。
と、とりあえず 足腰がヘロヘロになりながらも なんとか坊がツルに帰還・・・いやぁ、さすがに疲れた・・・(´□`)
出発からここまで YAMAPアプリの記録によると10時間11分、距離にして12.15キロ、高低差751M・・・
キャンプ前提でないと メタボなわしの体力を考えると日帰りでは絶対に不可能な数字だな・・・
とりあえず、汗でグチャグチャ、筋肉痛でズキズキになった老体を癒すために 法華院温泉山荘で汗を流して、と。
そのあとはテントに戻って1時間ほど仮眠したあと、メスティンで炊飯&レトルトカレーのディナー。
久しぶりに固形燃料で米を炊いたんで出来栄えが気になってはいたが それなりに食える程度には炊けるもんだな・・・(´ー`)
コツは仮眠している小一時間の間に米を水に浸しておくことだが、基本的には米と水の分量を間違わなければ 米一合程度であれば固形燃料1個でなんとかなるものだぞ。
持ち込んだワインをちまちまと飲みながら スマホのチェックなどをしてウダウダ過ごし、夜の9時頃には意識を失い そのまま就寝・・・
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淡い期待もあったが、予想通りというか悪い予感は当たるというか、目覚めるとしとしと雨の朝・・・
昼からは大雨の予報も出ていたんで 乾燥撤収など不可能だろうから 少しでも雨が弱いうちにサッサと退散じゃ!!ひぃっ!!
「来年もまた戻ってくるぞっ!」
・・と、誓いを立てて 坊がツルを後にする51歳の初夏であった・・・
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