コメントについて・・・

GoogleブラウザのChrome推奨。
旧ホームページよりの再録記事について・・・山口県の滝情報は「【蔵出し】滝コンテンツ」、他県の滝情報は「【蔵出し】滝アーカイブ全国編」または「滝巡り(エリア別)」から、 日本一周記は「【2003年日本一周記】まとめページ」を右サイドcategoryより選んでください。
コメント投稿は失敗しやすいので うまく投稿できない場合は「匿名」を選び コメント文に名前を記入していただければ幸せます(=゚ω゚)

2017年11月11日

(再録・日本一周記105)2003/10/18・シガない近江旅行記

(第105日目)奈良県香芝市~京都府和束町~滋賀県信楽町~甲賀町~土山町~野洲町~安土町~近江町


昨日の夜は友人Kの家に泊まって 夜遅く迄 どうでもいい話で盛り上がっていたため 朝7時過ぎまでグッスリと寝ていたな・・・。

今日も雲ひとつ無い良い天気だ。朝飯をしっかり頂き K夫妻に見送られながら 9時前に香芝市を出発。奥さんに気を使ってもらってオニギリまで持たせてもらったぞ。いやいや、ほんとに何処に行ってもお世話になりっぱなしよのぅ。



今日からは滋賀県に抜けるんだが、よく考えたら岐阜から滋賀に行って それから三重に移動した方が効率は良かったような気がするが なんであの時は岐阜から三重に抜けたんだっけ?まあ その時はその時で何か考えがあったのか それとも何にも考えてなかったか・・・おそらく後者だろうが 今となってはどうでもいいや。

とりあえず奈良市の真ん中を突っ切って 1時間後、とりあえず京都府に到着。京都は滋賀の次に予定しているんだが どうしても一旦は通過しなければならない位置にあるからな~。

10時過ぎに和束町道の駅「茶所和束」に到着。ここは山の中にある道の駅なんだが 名前のとおり 周りを茶畑に囲まれているぞ。のどかな風景よのぅ・・・

ここは特にチェックする場所でもなかったんだが 夕べはパソコンも少ししか触らずに 昨日分の旅行記が未完成だったんで ここで昼までパソコンと格闘。
最近はこの日記をつけるのにも下手をしたら数時間を費やしてしまうんで、旅行中の今はその日の分はその日に書き留めておかないとニッチもサッチもいかなくなってしまうのだ。

お昼には適当に作業を片付け、K夫人に作ってもらったオニギリを頬張りつつ再出発。このルートだと京都府にはホンの少ししか引っかからないんで すぐに滋賀県信楽町に突入~。


・・・しかし 信楽と言えばタヌキしか思い浮かばないんだが、ほんとに町じゅうに溢れているんだな、タヌキ・・・

陶器なんて年にそう何度も買うもんじゃないし タヌキの焼き物なんてのも一家に一個もあれば充分、いや むしろ邪魔になるんで 無くても全然差し支え無いものだと思うんだが、何件もある陶器専門店が型を使って焼き上げたタヌキをここまで大量に作って 良く生産過剰で倒産しないものだと感心するぞ。

中には「阪神優勝記念バージョン」などの時代に合わせて製作されたものもあるんだが、やっぱコレクターというか愛好家がいるんだろうな・・・

せっかくだから手ごろな価格のものがあったら お土産にでも買おうかな?と ちょっと覗いてみたんだが、顔つきのかわいいタヌキだったら小さいサイズなら1000円くらいか・・・しかしやっぱり昔ながらの憎たらしい顔をした王道のタヌキとなると けっこう良い値がつけられていたな。どちらかというとブサイクなタヌキほど高いような気がする・・・

わしが自分で買うとしたら やはり昔ながらのタヌキで1メートルくらいの大きさがあれば良いんだが そのくらいになると平気で数万円の値がついていたりするぞ。そこまでいかなくても30センチくらいの奴が数千円か・・・
人からもらえば嬉しいような困るような そんな感じだが 自分で買う気にはならないな。だいいちわしの車には そんな陶器を入れるスペースなど無いし。





数センチのミニサイズ狸に後ろ髪を引かれながら(←やっぱ欲しいんじゃないのか?) 次にやって来たのが甲賀町だ。
ここには「甲賀の里 忍術村」なる わしの琴線に少しピピッと来る施設があるらしいんで ちょっと覗いてみることに。

う~ん、この手作り感がビンビン伝わってくる雰囲気は一体・・・?

「忍者村」ゆえに 派手な作りは出来ないのかもしれないが この入り口だけ見て 中がどんな内容かもわからずに入場料1000円を払って入るのは ちょっとした勇気が要るというか、一種の賭けだな。

土曜日だと言うのに客もあんまり入っておらず このまま放っとくと 何ヶ月か先には忍者だけに経営者がドロンと居なくなってしまうような危うさがあるな。
まあ せっかくココまで来たことだし、ネタ作り 話題作りの意味もこめて 少し覗いてみようかな?

 
いやいやいや のどかだな~~

わしはてっきり「日光江戸村」みたいな感じの 忍者を題材にしたテーマパークかと思ったんだが どちらかと言えば資料館、博物館みたいな作りだ。恐ろしく地味で 垢抜けた感じは一切無いな。

もちろんメインターゲットはお子様なんで「体験忍者コーナー」とか妙なイベントもたまに催されているみたいだ。ちなみに左の写真は 庭で水蜘蛛を装着して池を歩いていた子供。中にはずぶぬれになって裸にさせられた男の子もいたが・・・右の写真は「甲賀忍術博物館」。昔の古い家をそのまま移築して 中に資料を展示しているようだ。

 
これは博物館の内部の様子。

子供には少し難しいかも知れないが ここは立派な博物館だな。民間の経営か町の経営かはしらないが そんじょそこらの博物館より見ごたえはあると思うぞ。

忍者のアイテムはもちろん、昔の道具や生活道具が展示してあるし 建物も本物っぽい昔の家なんで 見ていて面白いぞ。きわめてクソ真面目な作りで わしは凄く好感がもてたな。
特に40以上の子供心を持った男性は喜ぶんじゃないかなあ?

おおっ!これは萬川集海ではないか!!「聖徳太子の残した大秘宝パコ」は無かったが 代わりにこんなものが展示してあるとは驚いたな。(そんなネタ、普通の人にはわからんって・・・)
本物かどうかは不明だが なんか本物っぽいぞ。

簡単に説明すると 「萬川集海」というのは三大忍術秘書に数えられている忍術の極意書で 「沢山の川が集まって やがて大きな海になる」という意味(だったと思う)だな。ありとあらゆる忍術の心得を一つにまとめたものだ。

マンガや小説の世界だけの話と思ったら 実際にあったんだな・・・

博物館の隣には やっぱりどこぞの古い家屋をそのまま移築してきたと言う 本物の忍者屋敷があったぞ。

ここでは赤い装束を着た 若い「くのいち」のオネエチャンが淡々と説明しながら案内してくれるんだが わし的には飛騨の合掌造りの博物館と同等の歴史的価値のあるものだと感じたな。

ユネスコの「世界文化遺産」に推薦するのは無理だろうが ユニセフの「世界文化悲惨」でもあれば わしは推薦するんだが・・・

ちなみにこれは左のカラクリ壁から掛け軸の後ろの秘密通路に移動するというネタ。(ネタって・・・) くのいちのオネエチャンが出たり入ったりする様に 一緒に見ていた子供と一緒になって わしも大喜びじゃ!

いやいや、正直 入場料は500円程度が妥当な気もするが まあまあ楽しめたかな?
昨日 宿泊させてもらったKも かつてココに来たことがあるみたいで 「俺はまあまあ楽しめたが 嫁さんや子供には不評だった」・・・と言っていたが それもなんとなくわかる気がするな。ここは昭和3,40年代の日本の文化を知っていて なおかつ「ハットリ君」とか「赤影」「カムイ伝」なんかに夢中になった世代の男性が一番楽しめるような気がするぞ。

多分 経営は苦しいと思うんだが こういう施設は無くならないで欲しいよなあ・・・



甲賀の里を見て 次は琵琶湖方面に向かうつもりだが、その前に 昨日久しぶりに野菜をたらふく食ったんで腸内運動が活発になり 「忍法糞隠れ」を試したくなったんで 近くの道の駅、土山町「あいの土山」へ。

数分間の修行の末に もしかすると摂取した以上の量を体外に出してしまったんで なんかまた腹が空いてしまったな・・・
この土山町もお茶が名産らしく、お茶を使った様々なオリジナル商品が置かれていたんだが その中からセレクトして購入したのが この「茶ういろ」「栗入り茶まんじゅう」のセットだ。(200円)

どちらも美味だったが 特にまんじゅうの餡が妙に上品で美味かったな。へへへ・・・。(←甘いもの好き・・・)



国道1号線を使って琵琶湖方面を目指し、途中で8号線に乗り換えて ふたたび北上再開。
やはり1号とか8号なんかの主要幹線道路はガソリンが少し安めなんで これから大阪、京都の大都市圏を離れ どんどんイナカ方面に進むことを考慮して 野洲町のガソリンスタンドで満タン給油。(シェル石油セルフ 263.0K地点 28.62L / 2794円)

滋賀県の主なルートは やはり琵琶湖沿岸をグルッと回るくらいしか思いつかないんだが このあたりは(もっとハッキリ言えば滋賀県では)琵琶湖が最大にして唯一の観光地のような気がするな・・・。

「何か見どころはないか?」と地図を眺めていたら この先に安土町があることに気づく。安土といえば信長の作った安土城なんだが 確かあれって 建てられてから数年で壊れたはずなんだが 一応 城の跡だけは残っているらしい。
では今日の散策のラストを飾るスポットとして 安土城跡に行ってみよう!




なんか「安土城」って 信長が死んだあと 織田家の力も無くなって復興されることもなく そのまま荒地になっているようなイメージを持っていたんだが、意外と石垣なんかはしっかり残っているもんなんだな。
ほとんど当時のままの構造で 近年に積みなおされたわけでもないらしいぞ。

しかし立派な石段だな・・・これが延々と山頂の本丸まで続くんだから大した物だ。完成当時もあまりの常識外れの構造に諸大名が驚いたという話だが たしかにこの石段からだけでも その凄さが伝わってくるようだ。



石段に使われた石材は山から切り出したものだけではなく 墓や石仏に使われていたものも掻き集められたんだとか。

人が歩く石段に石仏が容赦なく使われているところにも 信長の常識にとらわれない考え方を見ることができるな。



これが山頂にあった天守閣の跡。標高100Mちょいで 琵琶湖を見下ろせる良い場所だ。
このあたりには下の部分より大きな石が使われていたりするらしい。

右は城のとなりにあった總見寺跡の三重塔。これほどのものがあるのなら もう少し観光地としてメジャーな扱いでも良いような気がするけど。

むぅ、今も安土山の周りでは発掘作業が進められているんだが これから更にいろんな謎が解明されていくんだろうな。

しかし思いのほか見ごたえがあったな、安土城跡・・・わしは何げに満足してしまったぞ。

てなわけで すっかり日も隠れてしまったんで 今日はここで切り上げて 琵琶湖の残りは明日に回すとしようかのぅ。



このあと今日の寝床と定めた近江町道の駅「近江母の郷」まで進み 夜7時頃到着。
しばらくは天気が続く様なんで 旅をするには助かるんだが その反動で夜が冷え込むんだろうな・・・やれやれだ。



今日の一枚・・・
安土城・天守閣跡から見た琵琶湖。
夕方で露光が足りず 良くわかんないけど・・・

走行距離210K
出費金額甲賀の里・忍術村・・・1000円
茶ういろ・まんじゅうセット・・・200円
ガソリン給油(28.62L)・・・2794円
お茶・コンビニ弁当・その他・・・1118円
計・5112円

0 件のコメント:

コメントを投稿