さて、この霧島山麓エリアでは「霧島六所権現」という言葉がキーワードになるんだが 次にやってきたのは「霧島東神社」。
ちょっとややこしくてこんがらがるが東霧島神社は「つまきりしま」と読むが こちらは「きりしまひがし」と普通に読むぞ。
霧島六所権現はここに来るまで全く意識してなかったが 今回紹介する「霧島東神社」も「霧島岑神社」も初訪問で ここにこんな神社があるということも知らなかったぞ・・・
高千穂峰の傍に水をたたえる御池をかすめる国道223号から 途中、分岐を進み、延々と進むと御池を見下ろす位置に その霧島東神社が鎮座している。
わしの所有するツーリングまっぷるにも記載されてなかったから 知る人ぞ知る存在なのかもしれないな・・・
鹿児島の霧島神宮が「西霧島」と呼ばれているのに対して こちらが「東霧島」となる。
霧島六所権現の一つでもともとは霧島山を信仰対象とする山岳信仰の基地的な神社。創建は第10代崇神天皇の時代で紀元前97~前30のころ。
イザナミとイザナギを祀り 高千穂峰の頂上がこの神社の飛び地境内で 山頂に刺さっている天之逆鉾がこの神社の社宝、という位置づけなんだそうな。
そんなに格式が高かったとは知らなかったな・・・
今は車道が通っているから車があれば楽に来れるけど こんな場所にこれだけの神社を作ろうと思えば修験者のような山岳で苦労をすることもいとわない献身的な人材がいないと無理だよなあ・・・
確かに「パワースポット」と言わしめる厳かな雰囲気に包まれているぞ・・・
わしの所有する地図にも載ってない、と書いたが ここはよほど丁寧な観光地図でもないと県外者にはたどり着くことはできないんじゃないかな?
厳かでとても雰囲気のあるスポットだと思うぞ・・・。
島津家19代当主、薩摩藩2代藩主島津光久公寄進の「東霧島坐(霧島の東に坐す)」の扁額。
ここから裏に回って駐車場に戻る道筋に大師堂になるのかな?「法栄殿」なる建物があるんで そちらもついでにお参り。
性空上人像。
天台宗の僧で、西暦900年代に霧島山周辺に高千穂の峰を仰ぐ山岳信仰の修験者の拠点として霧島東神社を含む霧島六社権現の整備をされた人なんだと。
・・・こちらは特に琴線に触れる感じもせず(←失礼だぞ、わし・・・)
霧島東神社はこんな感じかな。
では続いて「霧島岑神社」に向かうぞッ!
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天照大御神の孫である瓊瓊杵命(ににぎのみこと)をはじめとする日向三代(ひむかさんだい)と、その妻たちの6柱の神々を祀る格の高い古社です。高千穂の峰の中腹に建てられていましたが、度重なる霧島山の噴火活動の影響で社殿が何度も焼失。その度に遷座や再建を繰り返してきました。
1874年に同じく霧島六社権現のひとつとされた夷守神社(ひなもりじんじゃ)と合祀。その際、夷守神社跡地(現在地)に遷座しました。夷守神社は「雛守」とも書き、女性や子どもを守るとされ、縁結びの神としても知られています。また、霧島岑神社と夷守神社の2社の御朱印をいただけることから、パワースポットとして人気。
拝殿の中にある霧島岑神社雲龍巻柱(きりしまみねじんじゃうんりゅうまきばしら)は、2020年に小林市有形文化財に指定。2体の龍が柱に巻き付いたような迫力ある姿で、見事な彫刻が施されています。
いかにも、な感じで わしは熊本の上色見熊野座神社を参拝したときと同じような感覚を覚えたぞ。
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