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2017年6月16日

(再録・日本一周記027)2003/08/01・但馬を駆け抜ける男

(第27日目)鳥取県気高町~鳥取市~国府町~兵庫県香住町~
城崎町~養父町~京都府福知山市~加悦町



朝 5時半に起床・・・今回 一晩を過ごしたこのパーキングは そばに海岸が見下ろせてそれなりに良かったんだが、やっぱ一般国道の単なる路肩パーキングには違いないんでトイレやら自販機やら洗面には不便したな・・・まあ地図を見る限り当面 道の駅はなさそうなんで仕方ないけど。

例によって3時間くらい車の中でカタカタとパソコンをいじってHPを更新した後、8時半に本日の第一目標の鳥取砂丘に向けて出発だ!!



♪つきの~さばくを~・・・
と、いうわけで「鳥取砂丘」に到着だ。鳥取といえばココと大山しか思いつかないくらい有名なところなんで説明不要かな?
展望台から観たら「なんか想像以上に小さいな・・・」と思っていたんだが 降りて実際に見てみると確かにでかい。

まあ 少し歩けば海がドドンと広がるんで あくまで「砂丘」であって 「砂漠」ではないことを思い知ったけどな。

ちなみに雰囲気を演出しているラクダは一回の乗馬・・・じゃなくて乗駱駝は1800円だそうな。けっこういい値段だな。
ま、ラクダなんてめったに乗れるもんじゃないし アラビアンな雰囲気を味わうなら日本ではココ以外には無理みたいだから それはそれでいいんじゃないか?

で、「鳥取」というと「21世紀なし」なんだが 少し早いものの「初物」が売店で売られていたぞ。
バラ売りで一個100円。おばちゃんが皮をその場で剥いてくれるんで早速ジュース代わりに購入。

まあ 美味いことは美味かったが 今年は梅雨も長くて日が差してないから ほんとに甘味が増すには少し早すぎたな・・・

・・・う~ん、鳥取なんて普段の生活にあまり縁が無いんで わしが位置関係を把握してなかったせいもあるが 鳥取砂丘がほとんど県境にあるなんて知らなかったな・・・。もう すぐそこは兵庫県ではないか。

いったん山の中に入ると凄く時間を取られそうだし 天候も良くなかったんで大山とかは避けてきたんだが このまま鳥取県を去ってしまうのも少々口惜しいのぅ。

で、地図をパラパラとめくっていると 車で山側に少々進んだところに「雨滝」なる「日本の滝100選」にも選ばれているポイントがあることを発見。これは見逃せないなっ。(どうせヒマだし)

兵庫県との県境、国府町の携帯の電波も入らない山中にある これが鳥取県でも1,2を争う滝、「雨滝」だ。 むふぅ・・・、100選の1つだけあって堂々たるものだな。

ココの滝は滝壷のそばまで行くことができるんだが 今日みたいな夏の晴れた日でもさすがにひんやりしているな。

雨滝以外にも ココの周りには他にもいくつか滝があるみたいだが めんどくさいんで散策は省略だ。

ちなみに「雨滝」の解説はこれ



「精神病」とか「若い娘さん」とか なかなか味のある解説で少し気に入ったぞ。



滝を見た後は鳥取県に別れを告げて 正午頃には兵庫県浜坂町に突入。

正直言って関西圏の日本海側っていうのも 今まであんまり馴染みがなかった地域だな。おそらく子供の頃、京都の親戚のうちに行くときに山陰本線の夜行電車で素通りしたくらいじゃないのか?

と、いうわけで全然「見どころ」も思いつかないんだが とりあえず海岸線をひたすら走ることに。

ホントは地図に載っている「但馬御火浦」とかいうのを見ようと思ったんだが 案内の道路標識も無いし どこからどう見ればよいのか判らず素通りしてしまう。
おそらく島根の「加賀潜戸」と一緒で 侵食された海岸線を船で鑑賞する観光地なんだろうな・・・

ココからの海岸線は確かに凄いものがあるんだが 一箇所一箇所がどうのこうのというより 全体で「どうだ!」というものなんで ちょっと紹介しにくいな。写真は何枚か撮るには撮ったんだが。
それにあちこちに綺麗な砂浜や岩場があるんだが 今の季節はどこも海水浴客目当てで駐車場が有料になっているんで「ちょっと車を止めて 海を見ながら一休み」というのも難しいようす・・・



←これは香住町余部の灯台のある岬から丹後半島方面を写したもの。どこまでも続くリアス式海岸・・・

反対側が「但馬御火浦」と言われる地域らしいんだが半島に隠れてしまいよく見えなかったぞ。

右の画像は鉄道マニアに有名な「余部陸橋」



日本でも屈指の陸橋らしいが こんなところで列車事故がおきたら 確かにひとたまりもないわなあ・・・

昨日までは天気も良くなかったんだが さすがに8月ともなるとすっかり暑いな。旅行をはじめてからTVをまったく観てないんだが もう全国的に梅雨は明けたのかしら?

日差しはきついが風が涼しいんで オープンで海岸線を走らせていると気持ちがいいな♪と、喜んでいたんだが 田舎の道ゆえ たまに前方に「なぜそこまで安全運転をする?」というようなトロトロ運転の車が現れるのだ。

クネクネ曲がった海岸線の道なんで追い抜くこともできず、しばらくトロトロ運転の後をついて車を走らせると猛烈な眠気と 走行による風が起こらないんで玉のような汗がだらだらと・・・

こりゃたまらんっ!と 途中に逃げ込んだパーキングでしばらく熟睡・・・・気が付くと体中が真っ赤でTシャツも汗でギトギトだ。

これは温泉に入るしかあるまい。わしの所有する地図に「温泉風情は日本一」と評されたという「城崎温泉」とやらが幸いにも近くにあるらしいしな。



早速「城崎町」に到着~♪

どうやら温泉街は駅の裏側にあるらしいが その前に この町には「玄武洞」とかいう謎のスポットがあるらしいんで そこの探索をすることにしよう。名前から想像するに なんとなく涼しそうな雰囲気だしな。

で、これが「玄武洞」・・・洞穴のように見えるが落石の危険があるんで中には入れないぞ。って、いうか「洞」というほど深くないし・・・

ここは要するに 昔の人がココから産出される玄武岩を掘り起こした、いわば採掘場の跡地なわけだ。まるっきり天然の景勝地ではないのがアレなんだが いやいや、壁面にある玄武岩の柱状摂理が素晴らしいな。

ここには「玄武洞」のほかに「青龍洞」「朱雀洞」「白虎洞」などがあるんだが 産出される岩が玄武岩じゃなかったら 各々に付けられた名前も変わってきたんだろうか?などという どうでもいい疑問も無きにしも非ず・・・

どうでもいいが全然涼しくなかったな・・・。まあ せっかくココまで来たんだから温泉に入る前に腹ごしらえでもしようかの。よく考えたら今回は旅をはじめてからロクなものを食べてない気がするし。

玄武洞の入り口には「玄武洞ミュージアム」という観光センターがあって お土産やらレストランなんかがあるのだが 「石」が売り物だけあって やっぱり売店はメノウやら水晶やらが置かれている「ストーンショップ」と化していたな。

やっぱ石はええのぅ、石はええのぅ・・・(←石好きらしい・・・)


で、今回頂いたのは 「但馬牛を使った」というのがウリの「すき焼き丼セット」
観光地価格で800円じゃ。・・・・でもまあ こんなものか。まあまあ美味かったしな。

ただ但馬牛とオージービーフの味の違いが わしにはわかんなかったが・・・

さて、いよいよ「城崎温泉」なんだが・・・

この「城崎温泉」、確かに温泉風情はたいしたものだ。町に情緒はあるし浴衣を着た若いギャルなんかもホロホロと闊歩しているからな。

しかしながら道が狭く、駐車場も見当たらなかったんで 温泉にはいるどころか車を止めて写真を撮ることもできなかったぞ。

河に沿ったメインストレートは狭いくせに対向車はバンバンやってくるし バスは通るわ 観光客はへらへら歩いているわ、後ろからタクシーなんかもせっついてくるんで 全然町並みを見てらんないし 「あらあら」という間に温泉街を通り過ぎてしまったではないか・・・。

結局3~4回ほど温泉街にくりかえし突入し、なんとか車を停車させて温泉を堪能しようと思ったんだが そのたびに車の流れに巻き込まれて市街地まで運ばれてしまったぞ。
基本的にここは宿泊客をメインに置いた温泉街で ふらっと外からやってきた人には あまり向かないみたいだな。

わしが2~3回メインストリートを車で流して確認した限りでは 駐車場のある立ち寄り温泉は一軒、(当然満車で入ることはできず 道が狭いんで「空くまで道路で待つ」というのも無理っぽいぞ)
 
あ、あと 「温泉寺」という観光&お参りスポットで駐車場はあるんだが 「2時間800円」というゴージャスなプライスに断念したな・・・温泉の入浴料がいくらか知らんが 駐車場ですでに800円も取られてしまっては いくら名泉で体が癒されても心に「もったいない病」が起こってしまうからな・・・。そういうところはちょっと「道後温泉」を見習ってほしいのぅ・・・

各旅館に書かれた「外湯チケットあります」という張り紙や 町を歩くおねえちゃん、むさくるしい野郎ども、じーさんばーさんが浴衣をまとっている割合が高いことを考えても やっぱり「泊まって過ごす温泉地」なんだろうな・・・事前に「どこなら楽に入れるか」を調べておけばよかったな・・・



しかし このままでは体がベトベトして気持ち悪いし 昨日も風呂に入ってないんで なんとか今日は温泉を堪能したいのだ。

で、パラパラと地図で近場の温泉地を探した結果・・・結局 少し山のほうまで足を伸ばして養父町というところにある「道の駅・但馬楽座」というところに併設されている「やぶ温泉」なるものに入ることに決定。

ここの道の駅は まんまホテルなんだが 地下一階の「やぶ温泉」は わし好みのちょっとぬるぬるしたアルカリ性のものだったな。
地下1000メートルからくみ上げているらしいが なかなか本格的で良いお湯だったと思うぞ。600円という料金は少々高いような気もするが とりあえず余は満足じゃ。(←何者?)



温泉を堪能して時間は午後6時を回ったあたり・・・相変わらず何をするにも中途半端な時間になったなあ。
ここの道の駅で夜を過ごすと決めるには少し早いし 明日はどうせ京都の日本海側をまわる予定だから もう少し進んでおこうかの。

と、いうわけで午後7時頃、京都府夜久野町に突入。

わしの地図には載ってなかったんだが 夜久野町には最近できたばかりと思われる道の駅があることを発見。

「道の駅・農匠の郷やくの」にも ちゃんと温泉があったみたいだな・・・しかも本格的ラドン温泉だというし 周りが山に囲まれているんで露天風呂なんかもあって雰囲気はこっちのほうが上かもしれんな・・・。いまさら気が付いても遅いんだが。

レストランは高そうだったんで そそくさと「道の駅やくの」を立ち去り そのあと「やっぱ夜は何か食っておかないとまずいかな?」と思いなおし 結局 福知山市の山中でドライブインみたいな定食屋に入る。

・・・・と、これが大失敗だったな。

どうみても大衆食堂のくせに メニューが少ない&価格が高い! しょうがないんで一番手ごろと思われるラーメン&ギョーザを注文。(全然健康に気を使ってないなあ・・・)
・・・いやいや、わしは味オンチで まずいものを美味いと言ったり 高級食材よりもチープな素材を好む人なんで まずいものを食ってもあまり「まずい」とは思わないし、逆に美味いものを食っても人より感動が薄かったりするのだ。

はっきり言って この店のラーメンは わしが生涯食べたラーメンのなかでも3本の指に入る不味さだったな・・・どう見ても即席スープで作った味だ。と、いうよりドンブリの底から溶けきれてない固形の即席スープが出てきたときには どうしようかと思ったぞ。
麺もどこかで見たような麺だったし、ギョーザもどこかで見たようなものだったな。
と、いうよりギョーザのたれをビニールの小袋に入ったまま渡すのは止めてほしかったな・・・

まあ店の名前はココでは書かないが こんなことなら隣のコンビニでおにぎりでも買ったほうが安くて美味かったな。

やっぱ知らない店に入ると当たり外れが激しいんで これからは「食いたいもの」が無い限り 食事はコンビニやホカ弁、吉野家なんかを使ったほうが経済的にも精神的にも健康的にも良いかもしれんな・・・



まずいラーメンに打ちひしがれながら、フラフラと天橋立の手前、加悦町までたどり着き 今日は「道の駅・シルクのまち・かや」で夜を過ごすことに決定じゃ。

そりゃそうとPHSが全然つながらないのはしょうがないとして 電波のアンテナサインが立っている携帯をパソコンに繋いだら「CD-ROMをセットしてください」とか表示されてしまうぞ・・・おかしいな?出発前にちゃんと緊急用に携帯からウェブにつなげるかどうか確認していたのに 何時の間にかデバイスが無くなってしまったみたいだ・・・

いざというときに使えないなあ・・・ふふぅ~~~。




今日の一枚
兵庫県香住町で見つけた「かえる島」。もしかして今日 最大の収穫かも。

走行距離274K
出費金額21世紀なし・・・100円
すき焼き丼・・・800円
やぶ温泉・・・600円
風呂上りの牛乳と野菜ジュース・・・200円
ラーメンと餃子・・・900円
お茶・その他・・・672円
計・3272円

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