この島から地下に掘り進み 三菱の経営により八幡製鉄所などに製鉄用の石炭を供給し続けた海底炭鉱の基地として発展したんだが エネルギー革命により熱源が石炭から石油に変化すると共に衰退、1974年の炭鉱閉山と共に無人島と化してしまった文字通りのゴーストタウンじゃ。
ここに関して言えば 上陸チケットの数も限られていて旅行会社に抑えられているからキャンセル待ち、ということを聞いていて 旅行出発の直前になって「なんとかゲットできた」という連絡があったわけだが、それでも天候が悪ければ上陸できずに海上から島周辺を回って見学、ということだったんだが・・・
軍艦島へ向かう船の中で 上陸に当たってのレクチャーを受けていたんだが、雨はともかく波があれば上陸できないから、その場合は諦めるように、ということだったな・・・
ま、上陸してみてわかったが ご存知のとおり軍艦島は いわゆる「廃墟」なんで 現代の技術でフェリーが停泊できる港など作られていないわけだ。世界遺産になったんで なおさら手を加えて港を作ることもできなくなったのかもしれないな。
雨も小雨に落ち着いて風もそんなになかったが さすがに沖に位置するんで波はそこそこあったかな。防波堤などなく海岸のコンクリートにそのまま船を横付けする形で停泊するんで 乗り降りの際はけっこうな揺れじゃ。
これで「波がある」、「風がある」という状態では確かに上陸は危険かもしれないが なんとかギリギリで上陸できる状態、ということで ラッキーにも軍艦島に足を踏み入れることに成功したぞ♪
いやぁ、ここは気になっていたが フラッとやってきて簡単に入れる場所じゃないんで ハウステンボスと並び今回の「ツアー旅行」の強みを発揮した形だったな(´ー`)
ちなみに 軍艦島では大量の観光客が 限られた狭いエリアの細い観光客用歩道を行き来しなければならないんで 雨の日でも傘の使用は禁じられている。
そういうことは最初に言ってくれればレインジャケットを持ち込むこともできたが 気を利かせたつもりで折りたたみ傘をバッグに仕込んできたんで 仕方なく船内販売のレインコートを購入することに。
ちなみに船内販売のレインコートは500円なんだが しっかりダイソーブランドだったのは 少々腑に落ちなかったな・・・
あ、あと 九州の観光地でならどこでも嫌と言うほど目にした中国・韓国系の観光客は 軍艦島に関しては全然見かけなかったな。韓国は世界遺産登録に反対していたから来たいと思う人も居ないのかもしれないが・・・
たぶん「上陸できるかどうかは運しだい」というところがあるんで 遠方から来る観光ツアーには組み込まれてないんじゃなかろうか?フェリーのレクチャーも上映された軍艦島解説DVDも日本語オンリーで海外からの観光客には全く媚びてなかったし・・・
個人的、あるいは小グループで上陸する観光客も居るんだろうが、集団にならなきゃ顔立ちが日本人と区別つかないんで 静かにしてれば目立たないしな・・・
そんなこんなで ではさっそく軍艦島の様子をご紹介しよう♪
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